生きづらさを感じる人が創る
のびアート
タグ:「詩・文」
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朝日の中に浮かぶ声夜の光に溶けていくあなたが残した空間は穴となって暗く光るいつかは別の人が穴を埋めて
Dandelion
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風 僕は風になるんだ 君の頬へと伝う風優しく撫でる風力強く背を押す風 風 僕は風になるんだ 風になれ
僕は風になる
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愛の形など 決まっていないのだと 学生時代の自分は そう言い聞かせては 背伸びして泣くのをやめた あ
「風が無尽蔵に吹く」
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吹き抜ける祭りの香り運ぶ風少し涼しい日落ち夏の夜
夏の夜風(短歌)
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枠の中の自由
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思いっきり地面に叩きつけると白い球が大きく飛び上がってぽんっぽんっと何度か跳ねた そのまま前へ転がっ
とんで はねて ころがって
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僕は、ふと目覚めるとある森の木の下にいた。 その森は、薄く霧がかかり澄んだ空気をしていた
グリーンジャスパーの森
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キラキラした自然の緑私にはまぶしすぎる落ち着いた癒やしの緑私には優しすぎる一直線に伸びた若々しい緑私
私に似合わない色
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コップは、空だからこそ意味がある 空だからこそ、何かを溜めることができる そう誰かが言っていた じゃ
空のコップ
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自分が空っぽだと思う貴方に届くかな
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それはコップなんだって満杯のコップなんだって 透明かなにごっていてもいいのかな なにをそそいだのなに
「 コップ 」
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話してわかる青りんご 目を見てわかる赤りんご あなたのその目は青りんご 僕のはなしは赤りんご きっと
「赤りんご青りんご」
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解けなくなった靴紐と青くなった左足に 約束だからね、絶対ね、噛み砕いた痛み止め 血の巡るうちに進もう
静かの春
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パン工房で働いてた。通勤バスの中で、立ち並ぶ家をいつも当たり前のように眺めていた。今では、引っ越しし
失って気づくもの
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満月 欠けたところが何もない完璧なもの 完璧を求めて走ってきたけど いつだって愛されるのは不完全 ど
不完全
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私の花びら 人魚の瞳(め) 木のスプーン 白うさぎのしっぽ 飛行機の窓の欠片 黒マスクのくじらの欠伸
ありふれた今
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知る雪つかみ望む その羽根 月日の背中 やさしい石 さやかな背伸び 狐は望むその三日月 ゆるし (し
回文(三日月)
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いつでも会える人は、いつか会えなくなる。 いつでも見れる景色は、いつか見れなくなる。 いつでも出来る
大切なもの
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わたしは、トタンでできたバラック小屋の集落で暮らしている。この町では、50歳になる女性は、髪を脱色す
羽衣草
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雨はいつも私の身体に降っている 自室のベッドに横たわりながら、 天井なんて存在しないみたいに雨粒は世
雨
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ほら…きのうまでの降り続いた雨があがり 大好きな君とも、もっともっと好きになれる ほら…虹が街まで架
空の欠片
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1年前の梅雨のころ、あなたが生まれた 朝も晩もあなたは泣きつづけ わたしはおしめを変え、乳を飲ませ、
宇宙の雨音
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君は妥協ばかりする 諦めて、逃げて、誤魔化して 本心を騙すのがうまくなった いつかきっと、君が嫌った
葛藤
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家に帰ってきたら 泥だらけの弟が泣いている 君はそばに近寄って うんうんと話を聞いてあげる いつしか
泣き虫の唄
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明けない夜はないと 分かっている それでも終わらない 今日 目を閉じて 見送る 何だって 僕も君も救
【仮葬】
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将来の夢ってなくてもいいんじゃない?必ずなれるワケでもないのに。
無意味な憧れ
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悪は善に嫌がらせ 人間として してはいけない事をし続けるだろう しかし 悪は善によって滅びる
善と悪そして神
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生きる気力 明日を生きる気力 1週間後 1ヶ月後 半年後 1年後 1秒後も分からないのが鬱病
鬱
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アイドルのようになりたい? 私は、なれなくていいんだよ。 だって私はコーラス(仮名)。他人と違って当
『それでいいんじゃない?』
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泣きたくても泣けない。 逃げたくても逃げる場所が無い。 みんな楽しそうなのに、 どうして私だけこんな
『泣き虫』