生きづらさを感じる人が創る
のびアート
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くもり空
感想1
電信柱と電線が画面の端っこを少しだけ切り取っているから、それで、空がそこにあることがわかる。雲は低く光を閉じ込めてしまったように見えて、すこしこわい気も、寂しい気もした。雲の上にあるなにかを隠しているのかもしれない。空はとても高くて遠いけれど、快晴の時にはどれだけ遠いかよくわからない。だけど、ときどき少しだけ地上まで落ちてくるような気がして、それはこんなくもり空のときかもしれないと思った。
感想2
雲の動きを感じられて、迫力があるなぁって思いました。なんだかまるで別の世界みたいです。でもほんとに空ってもうほぼ別世界だったりするのかなぁとも考えちゃいました。写真の下の方の雲に乗って、光に手を伸ばしてる誰かの映像が浮かんだ気がします。
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昏昏
感想1
眠っているのだろうか、祈っているのだろうかと思って、なぜ祈るときには目を閉じるのだろう、目を開きながらも祈ることはあるのだろうか……と思考が飛躍していってしまった。ゆるゆると思考と視線を画面に戻すと、白色のまじる画面のなかに、影の色は深くて蜃気楼の中を浮かび上がるような、やわらかいもののなかへ沈み込むような、静かで澄んだ音みたいな感じの絵だと思った。
感想2
なんだかとても静かな気持ちで眺めていました。静寂の中か、あるいは喧騒の中か・・周囲と自分の境界性が薄くなっていって、混ざっていくような感覚を思い出していました。胸元で組まれた手と落とした目線は、どんな思いが表れた姿なのかなと想像しました。
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バラ園
感想1
同じばらの木の花の中にも、いろいろな色があって、じっと見ていると鮮やかさの中にも深さがある感じがして不思議だった。光を浴びている花と影になっているところでも色が違うんだなぁと気づく。人生にはパンだけではなくばらも必要だっていう言葉を見たことがあるけれど、こんなふうに、きれいなものをゆっくり見る時間はたしかに必要なのかもしれない。
感想2
鮮やかな色合いに、なんだか目が覚めるような感覚でした。きれいな花をじっと見ていると、心のザワザワが静かになるような気がしています。静かに凛と咲く姿に自分を重ねて、私もまた社会の中で、ひっそりと命をひらいている存在であったことを思い出しています。
感想1
うす曇りの浅い青色の空をかこむような虹だなぁと思った。イメージする「虹」よりも、淡いグラデーションや、はっきりとしない境界線やまるい形で、そうだったこういう虹があるな……と思い出した。
感想2
幻想的で儚さも感じた。雲と空の色味が虹の色彩をより際立ててるようにも感じたし、逆に虹が雲のグレーを魅力的にしてる気もして、この一枚から得る彩りの心地よさがあったなぁ~。