生きづらさを感じる人が創る
のびアート
のびアートとは?詳しくは
こちら投稿はアプリからできます。
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『もううんざりだよ』
今日も明日も情緒不安定な顔、だけどもそれはみんなには見せないよ。
何事もない様に「おはよう」と言って黒い服に着替えて外に出て電車に乗ろう
いつも通りの笑顔を貼りつけて明るい人を演じよう。それがあたしのお仕事
定期券ぶら下げてお日様の下をお気に入りの日傘をさして歩いていく
(本当は家にいたいのに、それすらもこの世は無視してる…………)
フードとマスクで顔を隠して必要以上に見られないようにしといて守っておかなきゃ
リアルと鏡(ネット)じゃ大違い、怖がり屋で人が苦手なそんな人間でしかない
(どうして、誰も気づいてくれないの…………あたしはとても苦しいんだよ!!)
ねぇ、ねぇ、ねぇ、何で聞こえないの?返事をしてよ!!
『凄く生きづらいんだ…………。』
泣いちゃだめだ。まだ頑張れるから!!!
(何も感じなくなるんだ、自分が何者か解らない!!!)
『あたしはいつまでこんな辛い状況下にいればいいの…………』
辛いよ、悲しいよ、眠れないよ、怖いよ、壊れてゆく。
『今夜も甘いお菓子を食べよう…………。』
(もう食べたくないよ…………。)
どうか起こさないで戻りたくない。
(許してくれるのであればずっと寝ていたいんだ。)
『もう、表面だけの作り笑いでしかない表情なんて疲れちゃうだけなんだ。』
煩すぎるこの世界。悲鳴が闇の中に消えてゆく。
全ては無意味だから諦めるしかないんだって理解したつもり。
(薬が飲みたいよ…………。ここにいたくないんだ。)
それでも生きている。誰も望んでなんかいないのに!!!
(どうしたら、あたしは楽になれるの?全部に絶望しちゃった。)
何も分かってないくせに、あたしに関わろうとしないでよ。
嘘を付いて近づこうとしている事はお見通しなんだよ。
関わったとたんにきっと後悔をするから。
痛いよ、叫びたいよ、寂しいよ、怖いよ。誰か私を助けて。
『矛盾し過ぎてどうでもいい…………。』
無力なだけの日常に言葉を失くした。
あたしなんていなくなってもみんなどうでもいいと思ってるのは知ってたから
だからもういなくなってもいいよね?
病薬月下狂笑の終
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朝って、嫌だよね。
始まりって感じが。
終わっていくだけなのに。所詮、昨日のことが全て引き継がれているだけの今日。関係もリセットされないし、気持ちも昨日から引きずったままだ。
リセットされればいいのに。そう思った。
無能な私。感情が抑えられない私。
それを後悔する私。自殺したいができない私。
全部リセットされれば、人間もっと生きやすかったのに。もう終わった人間はこのままなの?
朝日のように輝いているあの人たちを、遠くで見ていることしかできないの?日が昇る。こんなところだけは平等に、私にも朝が来る。
朝が来なければ
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人前では笑おう。
心配かけないように。
言われなくても動こう。
迷惑かけないように。
いつでも頑張ろう。
置いていかれないように。辛いことは隠そう。
悲しませないように。
都合の悪いことは誤魔化そう。
認めてもらえるように。
何も感じなくても笑おう。
普通だと、思われるように。あれ、何か、おかしいですか?
やってみよう!
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誰のせい時代環境あんたのせい
全て抱えて痛む今日の日持ち物が罰のようにさ痛むんだ
何の罰だよ産まれた罰か理不尽が当たり前だから恨んでる
この世の無情も流れゆく虚無「短歌」
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暗闇を歩く。光を見つけ向かう。私はようやく救われた。これでもう暗闇を歩く苦痛から解放された。
光が強くまた何も見えなくなった。光が眼球を刺激する。振り返れば暗闇はまだそこにいる。光に囚われる苦痛から逃げたい。暗闇に戻る訳にもいかず、熱く冷たい光を抱きしめる。全身が痛い。
どれだけ毒でも私を照らしてくれたあなたをいつまでも愛しているよ。選択
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小さな頃から
怖くても泣かなかった
その代わり無表情で体も硬直していた
小さな妹を抱きしめて
布団にもぐり朝が来るまで
息をするのも
苦しかった
僕は泣かなかったんじゃない
泣けなかったんだ世の中何でもありだな
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満天の星空の下に、銀河や星雲の光に照り映えたラピスラズリの如き瑠璃色の瞳。落ち着いた印象を与えた切れ長の目。新雪のように潔白でキメの細かい肌。濡れ羽色の暁月の眉。ぱっちりとした二重まぶたに烏の羽枝のような長い睫毛。綺麗に高くすっくととした鼻筋。血に染みた雪のような薄紅の頬。最初の一滴の鮮血のように赤く形の良い唇。端正秀麗の細顔。細い顎。色っぽく白皙の項。 宇宙中の暗星雲のような儚い濡羽色のウェーブのかかった長髪。
骨格のいいなだらかな肩。しなやかにすらっとした四肢に白魚のような細長い指。豊満な乳房。健やかに締め付けた腰の周り。盛り上がる円やかな尻。私はこんなの女性になって、悩みや劣等感を忘れて、私の理想な休める屋敷で本を読んで文章を書いておやつの時間を過ごして休みたいのです。
しかし、こんな事が不可能だった……
私はもう生きたくないの。もうこの望まない性別と醜い姿でこんな暗い失敗だらけの人生を伸ばしたくない。なりたい自分