生きづらさを感じる人が創る
のびアート
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ギリシャの白い階段に
座って私は海を見る
石灰の町行く人は
私のことなど知らぬままそうだけど、さみしくないよ
みんなを包む陽だまりに
波はゆっくり優しく揺れていて
私にひとりじゃないよって
そう言っている気がするな次第に空は暗くなり
終わらぬような夜が来て
私とみんなを繋ぐもの
それらは全部無くなったあの階段にまだいると
背中が少し震えたの
波はゆっくり重たく揺れていて
君はほんとはひとりだよ
そう言っている気がしたよ寄っては引いてく波のよう
私の気持ちはぐらぐらら
それってとても無駄なこと
人間はいつか死ぬからさ
全てのことに意味は無く
それってとても無駄なことそうだけど、やっぱさみしい。
波に止まれと叫ぶのは
無理なことだと知っていて
瞳から涙が落ちて
冷たい海に流れてく波
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悩んでも
悩み抜いても腹は減る人はなんと残酷か
死にたいと散々悩んだ挙げ句に
さあ、何食おうかな?
と考えている
不思議だな無題
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死んでくれ
そう望まれて生きる世に
ああ我もかと
一人つぶやく無題
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この二十数年は余暇の様なものであり
亡母の最期のまじないの賜物であり
否定も肯定もできない破綻した思想の産物であると
咀嚼して理解もしているが逃れられないものである夜に弱冠の忘れ物を探しに見られそうにもない夢を見て
目醒めに至らなさと諦念に向き合い勤めに出る
白日に手すきを産んでは衷心の由無し事と戯れる佇立の度に思惟に耽る生き方は変えられそうにもなく
裏返せば足場と安定性を確かめ続けているのだろう思うにささやかなしあわせすら掴めず擦り抜け取り零し
さて、まじないとは詛術どちらであったのだろうか
おくりもの