経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

HSPと発達障害グレーゾーンで辛い

私には夫と子供が1人いますが、最近自分の心が安定せず、迷惑をかけています。
高校1年生の頃に慣れない環境のせいか、「死にたい」と思うようになり、はじめて心療内科に行きました。その後落ち着きましたが、大学1年の時、再びおかしくなりました。リストカットしてしまい、心療内科の先生には「そんなことしても死ねないのよ」と冷たく言われました。
その後は就職しましたが、やはり慣れない環境、学生時代とは違うプレッシャー、人間関係に耐えられず、毎日死にたいと思いながら、ただあの時は自殺したら両親に悪いという気持ちからただひたすら耐えました。運良く職場で主人に出会い、メンタルも安定し、無事に子供も授かりました。
ただ、子育てという未知の環境で、またメンタルは安定せず、別の心療内科に通ったところ、発達障害グレーゾーンかもしれないこと、またHSPなのではないか、という結論に至りました。
それが分かったことは良かったのですが、ただ歩くだけでも人目が気になり緊張するし、ママ友関係は複雑で、家以外で安心できるところがありません。外で緊張し、ストレスが溜まり、子供に怒ったりする自分が嫌すぎて、最近死にたいと何度も思ってしまいます。
大事な家族を傷つけない為にはどうすればいいのでしょうか。

感想1

経験談の投稿ありがとうございます。文章を読んでいて、普段の生活からあなたにとって負担なことが数多くあるのだろうと想像しました。もしかすると「このくらいのことは我慢しなければ」と思ってなんとか耐えてきたところもあるのかもしれません。
大学生のときに受診したと書かれていた心療内科の医師の言葉は、あまりに的外れで、あなたの感じていることに遠い言葉のように感じてしまいました。私も自傷行為の経験があり、その目的を短絡的に決めつけられたことがありますが、そんなふうに簡単に言い表せるものでもないように思っています。文章を読んでいて、リストカットはあなたにとっては不安や苦痛からの数少ない逃げ場であり、同時に自分としてもショックな、あるいはいけないことという感覚もあり、その中でどうにかしなければ…と感じていたのではないかと想像しました。(勝手に自分のことを重ねてしまっているかもしれないので、それもまた的外れだったらすみません)
職場で出会った夫さんとの関わりは、安全な居場所のような感じなのかなぁと思いました。書かれているように子育ては初めてのこと、わからないことだらけだろうと思いますし、人間関係も今までとはまた違う状況がありそうで、気を抜くことが難しいのも無理はないと感じました。「家以外で安心できるところがありません」と書かれているので、家では安心できるタイミングもあるのかな?と思いました。それでも、子どもとの関わりを優先しなければいけないことも多いと思いますし、緊張やストレス、疲労を回復させるのはなかなか難しいことが多そうです。
心療内科に通ったことで、発達障害グレーゾーンかもしれないといったことに気づいて、腑に落ちた面もあれば、そうはいってもどうしたらいいの?と途方にくれる気持ちの両方がありそうだなと思っています。
私には子育ての経験がなく、具体的ななにかを言うことはできないのですが、あなたの問題ではなく、あなたをサポートする人や制度や環境がたりない、子育てをするときに孤立してしまいがちな社会の問題だと感じました。あなたが休息をとれるにはどんな状況があったらいいのだろう…と考えていました。
死にトリが、あなた自身の辛さ、困っていることなどを吐き出せる場所のひとつであればいいなと思いました。もし、また話してみたいこと、言葉にしてみたい、あるいは匿名でなら書きやすい…といったことがあれば、よかったらここに来てください。

感想2

タイトルにHSPと発達障がいという言葉があるので、今まで一人で悩んでいた生きづらさの背景や要因について少し手がかりが見つかったことへのかすかな納得感のようなものがあるのかなと思いました。ただ、ほんの少しの納得感もある半面、それ以上に、それが分かったところで日々の苦しさや周囲への申し訳なさはなくなるわけではない現実も感じているのだろうと想像しています。
子どもの頃から、日々小さな苦しみや難しさを感じながらも一人で何とかやり過ごしてきた日々だったのではないかと思いました。その中で蓄積してきた疲労や不安もあるでしょう。そうした不安を抱えた中で子育てをするというのはかなり大変なことだろうと思いました。
子育ては、十分に余力のある人でも一人で担うのはしんどい作業だと思っています。自分自身の心身のケアが十分に保障されない状況で担うのは想像以上に苦しいことだと思いますので、あなたが最近死にたいと何度も思ってしまうほど追い詰められるのは無理のないことだと思っています。
ただ、そうした状況についてあなたが客観的に分かっていて、こうして外に発信していることがあなたの持っている力だと私は思います。最後に「どうすればいいのでしょうか」とありましたが、あなたはすでに自分自身の状況を理解し、手掛かりを掴んでいるように感じていました。死にトリにこうして思いを寄せてくれたように、受け止めてくれるところに思いを伝え、自分が消耗するようなところから距離をとるなど、それはすでにあなたがしていることなのかもしれません。
これからも死にトリがあなたの役に立ちそうなら、またいつでも来てください。待っています。

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