経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

忘れられない

私が中学生の頃です。クラス替えで新しい気持ちを持って学校に行きました。しかし話しかけてくれる子は誰もいなく、毎日1人でした。そんな時に話しかけてくれたお友達が出来ました。とても嬉しかったです。嬉しかったのはつかの間、そのお友達も家族構成が複雑であったり、色々な問題を抱えていました。美術の時間のことです。その子が彫刻刀で何かをしていて、聞いてみるとリストカットと言う言葉が帰ってきました。その時の私はリストカットがどういうものなのか知りませんでした。ですがその友達にこれをすると気持ちが楽になると言われ切ってみました。自分に罰を与えることが出来ていて、痛みは伴うもののまたやりたくなってしまう気持ちになりました。その数日後、友達は精神安定剤を多量に摂取し、病病院に搬送されました。その日がお友達と会った最後の日でした。私は高校生になり、中学生の頃の記憶によって学校に行くのが辛いです。保健室の先生が何かに気づいてスクールカウンセラーを勧めてくれましたが、素直にカウンセリングを受けたいと言うことが出来ず自傷行為をしたいという気持ちと毎日闘っています。家にも居場所が無く精神的虐待を受けています。助けて欲しいのにどうしてもいえなくなってしまいます。どこかで気づいて欲しいという甘えた考えもあるのも事実です。実際に口に出して言うことが出来ないからこそ、ネットを通してのSOSです。いつかは本気で人を信じて親からも暴言などの辛い日常がなくなりますように。

感想1

投稿ありがとうございます。
読んでいて、友達があなたにとって大きな存在だったことが伝わってきて、その友達と会えなくなったことで今まで以上にあなたが辛さとひとり闘っているのかなと想像しています。
「家にも居場所が無く精神的虐待」を受けているということですが、安心できない空間で過ごしていたり暴言などを受けていたりすると、人はそれを自分のせい・自分が悪いからそうされていると認識することがあるのかと私は思っています。あなたにとってリストカット=「自分に罰を与える」という位置づけとなっているのはそうしたことが理由なのかなと考えました。また、あなたが助けてと言えないでいることも、自分が悪いと無意識に思っているがために助けを求めてもいいと思う力を奪われているためかと考えましたが、どうでしょうか。そう言いつつ、基本的に誰かに助けを求めるという行為は難しい行為だと私は考えているので、あなたが躊躇していること自体はとても自然なことだとも私は思いました。「気づいて欲しい」と思うことも自然なことであり、決して甘えではないと思います。こうした難しい行為かつ揺れる気持ちがある中で、ここにSOSの気持ちを書きに来てくれたことには敬意を表したいですし、あなたの力を感じる私がいます。死にトリを活用してもらいながら、あなたが暴言から離れられるような手だてを一緒に考えてくれる大人とつながれたらいいな…と思ったりしています。よかったらまた書きに来てください。

感想2

あなたに起こったできごと、あなたの気持ち、さらに意思がとても簡潔にわかりやすく書かれていることが印象に残りました。
さらに印象的だったのは、「自分に罰を与えることが出来ていて、痛みは伴うもののまたやりたくなってしまう気持ちになりました。」というリストカットについての表現です。自ら与えた痛みによって自分を責める気持ちが少し楽になる感覚でしょうか。罰という言葉から私が連想したのはその対極にある許しでした。あなたはリストカットを通じて自分で自分を守っているんですね。そのきっかけになった友人さんのことやその光景が忘れられないのだとするとそれもうなづけます。
きっと私をふくめて第三者から見ると、あなたは罰を与えられることもそして許しを得なければならないこともないはずだと私は感じます。それはあなたが「家に居場所がなく精神的な虐待を受けている」と書いてあるところからもそう感じました。日常的にあなたの意思やこころが無視や暴言などで蔑ろにされている状況を想像します。特にいまの時期は友人との人間関係など学校でも気をつかって疲れてしまい、できれば家で安心して休みたいはずです。でもあなたにとって安全地帯が守られていない状況からすると、確かに私も身近なひとにお話ししてみてほしいなって思います。スクールカウンセラーさんにお話しする前に保健室の先生に素直に話す気にはまだなれない気持ちや理由についてお話してみるのはどうでしょう。勝手な想像ですが、理解してもらえるかわからない、親に伝わったら怖い、自傷行為がばれないだろうか…どうしても言えなくなる気持ちはあなたなりに色々あると思います。
経験談にはわかりやすく書いてくれたあなたの気持ちや考えも、いざ対面で声に出そうとするとまた不安もあるのかな…。理解してくれそうな大人に手紙を渡すのもいいかもしれません。
また、匿名のSNS相談に試しにお話ししてみることもおすすめしたいです。生きづらびっとという相談窓口はご存知ですか?きっとあなたの気持ち、こころを理解しながらこれからのことを一緒に考えてくれると思います。https://yorisoi-chat.jp/
SOSを投稿してくれてよかったです。私なりにあなたの存在を知ることもできました。
私が誰か信頼できるひとにあなたのSOSを伝えたいくらいですがそれが叶わないところがもどかしいところですが、あなたが書いてくれたように、人を信じて安心して暮らせる日常に少しでも近づいてくれることを私は願っています。

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