ケーキ屋さん、声優、ゲームクリエイター……私には、幼い頃はたくさんの将来の夢がありました。
でも、大人になって気付きました。将来の夢って仕事をするだけじゃない、私の場合は愛するパートナーと暮らせることだったのです。
私にはお金を稼ぐモチベーションがありません。そのせいか、仕事が続けられません。したくないことを続けるせいか、適応障害を2度も発症しました。今、退職後の療養中です。個人的な好きなことはあるけど、お金をそのために貯めるほどのことでもないのです。お金は生活の最低限で良い、お金を稼ぐよりパートナーの生活を支えたい。でも私たちは同性カップル。ふうふにはなれない。お互いに支え合うことはできなくないけど、結局は自己責任でそれぞれで稼ぎを得なくてはいけないのです。生きるためには税金などのお金がたくさん掛かりますから。
今の私の状態ではまだ仕事が難しいです。医師にも、仕事のことはひとまず横に置いて休養を勧められました。でも、働かないまま生きていくことはできないんだからあんまり意味ないかなと思います。何より、働かずにぐったりしてるだけの私はいずれパートナーに見捨てられるかもしれない……そんな想像をして毎日涙を流しています。
だから、パートナーに愛されたまま、今スッと死ねたら良いのにと思います。でも生きてても迷惑、死んでも迷惑(実父が自死をし、たくさん苦労をしましたので、同じ苦労をかけたくない)なので困ってます。死にたいというか、生まれてこなければ良かったなあ。
感想1
読ませていただきました。
ご自分の夢の形が、「なりたいもの」という一般的によくイメージされる形にこだわらず、「誰と、どんなふうに過ごしている自分か」という固有のものにまで昇華されているところに、あなたの想像力や、自分の望みをキャッチする常識にとらわれない懐の深さのようなものを感じました。一方で、生きていくには（自分の夢を持続させるには）、現実における「壁」「ルール」について何らかの対処を取らないといけない、そんなもどかしさと、自己否定感がぐるぐると渦巻いている…そんなイメージが浮かびました。
また、私の勝手な想像ですが、同性カップルということ、そして文末の「生まれてこなければよかった」という言葉も含めて、「社会的な型にはまれない自分」をこれまでに何度も否定してこられたのかなあと感じていました。もしそうであれば、体調的にたとえどれだけ「ひとまずの休養」が必要な状態であっても、あなたからすると「どんどん社会から遠ざかっていく」ような感覚に拍車をかけるばかりで、気持ちの穏やかさにはつながらなさそう（そしてそれはとても苦しいだろうなと）とイメージしました。そういった前後のつながりや、「これから」を考えることのしんどさが深いあまりに、「今のまま死ねたら」という思いに至っているように感じました。
個人的には、端々から感じる表現のやわらかさや、物悲しさに、あなたの表現が出ているように感じました。また、死にトリであなたの声を聞かせてほしいなと思います。投稿ありがとうございました。