「耐えて、耐えてばかりだったのですが」と書かれているように、幼い頃から自分の心を押し殺しながら生き抜いてきたことがとても伝わってきました。あなたの経験したいじめや虐待、本来であれば大人が子どもを守らなければならないのに守られてこられなかった（むしろ傷つけられてきた）事実に憤りを感じてしまいます。そして、あなたの受けてきたことを読むと過酷とか壮絶という言葉がありきたりに感じてしまうくらいの感覚も抱いてしまいます。
これまでずっと安心とは程遠い日々を送られてきたことと想像しますし、あなたが自ら命を断とうとする行動に移そうとするのも不思議なことではないように私は思います。リスカもODも“誰にも助けを求められない”ことでの表れのように私は感じますし、苦しみから解放されるためであるとともに死ねない自分を何とか保たせるための行為でもあるのではないでしょうか。
もしかすると誰かに相談することの怖さもあったりするのではないかと感じていて、でもあなたがこうして死にトリにこれまでのことや死にたい気持ちを投稿しようと思ったのには何か理由があるのか気になりました。最後の「本当にきつい。」という言葉はあなたの心の奥底から出てきた言葉のように私は勝手ながら感じてしまい、受け止めたいという思いと同時に「死にたい」感情の取り扱いの難しさを自分自身とも重ねながら改めて考えていました。（私もずっと死にたい気持ちはあり「死ねないから生きている」という感覚があります）
もし思いや考えを言葉にすることがあなたにとって少しでも何か役に立つものなのだとしたらいつでも死にトリを活用してほしいと思っています。経験談の投稿ありがとうございました。

死にトリのサイトはどのようにみつけてくれたのでしょうか。どのような形であっても、こうして見つけて書いて送ってくれたのはあなたに意思と行動力があるからだと思いました。そして、書いてくれたいじめや虐待は明確な人権侵害だと私は思いますので、何とかして解消する道筋がないものかと考えています。ただ、こうして死にトリを見つけたことや自らに起こっていることを理解し、それを表現する力をあなたは持っていると感じたので、その力を活用して、力になってくれそうな人とつながることができると私は思いました。
死にトリを見つけてくれたのと同じように、周囲に少しでも話を聞いてくれそうとか、話してもいいかなと思う人は思い浮かびますか。よく、家族とか友達とか先生とか肩書や役割で相談相手を推す人もいます。私は肩書や役割ではなく、自分の感性を信じて「この人なら」と思える人でいいと思っています。ただ、自分の感性も万能ではないので、うまくいかない時もあります。うまくいかなくても、うまくいかなかったという経験値にはなり、自分の力になります。そうはいっても、今のあなたはうまくいかないかもしれないことにあえて挑戦するだけの力が残っていないかもしれませんし、たくさんのダメージを負っていると私は思いました。もしも、身近に頼る人がいなさそうなら、死にトリにいつでもつながってくれたらと思います。