経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

今後の生き方

私は精神科病院に勤務する看護師です。ここに投稿するという事は自分自身も精神疾患( 双極性障害、不安障害)を抱えています。
精神科に限らず、病院はどこもそうだとは思いますが、常に多忙な毎日です。精神科という特性上、病状の悪い患者さんから強い言葉を投げられて傷つくことも頻繁にあります。そんな中私は仕事上のトラブルや、車での事故を起こした事をきっかけに適応障害の状態となり、希死念慮が強くなって自分が勤めているのとは別の病院に入院、休職をしました。復職して数ヶ月経ちましたが、また不安や気分の落ち込み(特に朝)に襲われ、欠勤が増えている日々です。復職した時は「 これからまた頑張ろう」そうな風に思えていたのに…。
投稿時点ではまだ実施出来ていませんが、朝のルーティンを作る事で出勤に対する不安感を軽減しようと試みています。
・とにかくヘッドから出る
・朝薬、頓服を飲む
・カーテンを開ける
・冷水を飲む
・朝食を食べる
・冷水で顔を洗う

これらをしてみてもダメなようであれば、主治医と薬や、上司と業務の調整が必要になって来ると思います。
実は精神科病院に入院した時、入院先の主治医からは「 精神疾患を持ちながら精神科病院で働くのは負担が大きいんじゃない?看護師の資格があれば色々な選択肢もあるよ。」と言われました。確かにそうだなと思う自分も居ましたが、私はやはり精神科で看護がしたいのです。精神科しか経験が無いというのも理由ではありますが、自分自身が精神疾患を抱えながらも仕事を何とか続けているという事が大きな理由となっていると思います。「 私が大丈夫なんだから、あなたもきっと大丈夫。」そう思いながら患者さんと接する事が多いです。
今の職場で看護師を続ける。精神科以外の看護師として勤務する。看護師以外の職にチャレンジする。いくつかの選択肢が自分にはありますが、自分はまだ精神科看護師を続けたいと思っています。自分の疾患の特性上、いつまでもどん底にいる訳では在りません。先述したルーティンなどをこなしながらもう少し今の職場で頑張っても行きたい。そう思いながら、明日こそ出勤して、閉鎖病棟の鍵を開ける。そして患者さんに笑顔を見せたい。そんな思いが叶いますように。

感想1

経験談への投稿ありがとうございます。

「私が大丈夫なんだから、あなたもきっと大丈夫」との部分に、姿は見えないですが、今うんうんと何度も頷いています。また「精神科看護師」という仕事に対する、あなたの志を垣間見たような思いでいます。

私は以前の仕事で精神科病棟を訪問する機会が多かったのですが、看護師さんの日々のケアやフォローにはいつも頭が下がる思いでした。想像だけでは至らない、なかなかハードな環境でもあると感じています。

適応障害から休職と復職を経た今・・ご自身の不調を感じられている一方で、とても客観的に状況を捉えられていると感じました。ケアする側とケアされる側の両方を内包しながら、今後を見据えるあなたのしなやかさを感じています。
看護師資格は確かにいろいろな場所で生かすことができますが、引き続き精神科で働きたいとの思いを目の前にして、身体と心を大事にしてほしいと思いつつエールも送りたい気持ちです。

またよかったらお話を聞かせて下さい。
(そして朝のルーティーン、勝手に参考にさせていただきます・・!)

感想2

あなたがしんどい中で、あなたの状況を把握することにつとめ、その中で自分の状況の改善をしようとしている姿をイメージしながら読みました。個人的にはしんどい時に「ベッドから出る」こと自体めちゃくちゃハードルが高いな…と思います。私も双極性障害とか気分循環性障害とか診断されてきているので、自分の状態によって日々の難しさに変化があることにも共感しながら読みました。
個人的には、私は人は笑顔でいる必要もないし、頑張らなければいけないわけでもないし(頑張りたいという思いがあるときに頑張れること自体はいいとも思います)、大丈夫じゃなくても大丈夫、だとも思います。でも、精神科病院に看護師として勤務されている中では、そのあたりが「できている」「問題ない」ことを求められるところも多いのかなぁと想像していますあなたにとって精神科という場所は思い入れのある職場なのかな、だからこそ自分の調子をコントロールしながら働き続けたいと感じているのかなと思いました。それはあなたにとってしんどさにつながる部分なのではないか、とも思うのですが、一方であなたにとって精神科という場所は思い入れのある職場なのかな、だからこそ自分の調子をコントロールしながら働き続けたいと感じているのかなと思いました。
仕事上で笑顔でいることが求められるのだとすれば、せめてその他の時間で、あなたが笑顔でいなくても大丈夫な時間、自分の感情とか苦しさを否定しなくても大丈夫な時間、落ち着いて休める時間があることを願っています。投稿ありがとうございました。

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