経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

またここにきた。

非正規雇用で働いてそれなりに生きて、それだけで精一杯でそれを直接的に褒めてくれるのは少し遠くに住む恋人だけで。
だけ、いるからまだ良いのだけれど。
とてもとても救われていて今は彼が生きろというから生きているのだけれど。
怖い、生き続ける事にあまり意味を見出せない。疲れた。
中学3年から学校へは行かなくなり、友達とは疎遠になり、高校で知り合った子達もそれなりに仲良くはしていたけど自分とは違いすぎると勝手に理解をしようとしなかった。というか皆、優しすぎた。戦場のような中学校生活を送った自分からは考えられないような保健室登校だとか担任の教師と会話しただとかいう話が出た時に「ああ、この子達は同じようで自分とは全然違う。」と線引きしてしまった。後悔している。それでも今もどうしたら良かったかは分からない。

その後勉強はできたし人前で話すのも苦手ではないし人当たりも基本良かったので特待生で少し安く専門学校に行けた。
だけれど分かっていてもそこは普通の人たちが集まるところで皆、毎日罵詈雑言を浴びせられたり影からヒソヒソと嫌がらせを受けた事がないような、とても麗らかで未熟でそれ故にいい意味で自分を持っていなくて学ぶ事が容易い人達だった。
皆ほとんどがひとつ年下だった。そのまま大事もなくつまづくことなくこの前まで普通の高校生。羨ましかった。
個性的な人もかなりいたけど、自分よりも家にお金があって余裕があって自身の一挙手一投足が他人及び自身以外の何かに影響することを全くとは言わないが考えてはいなさそうな人達だった。羨ましかった。
そんな中で毎日課題をやっていく中で自分は人と比べられて比べて劣っていることを知らしめられた。そんな中自分の規律を守る事マナーを守る事への比重の高さは理解されなくて。
そうやって否定する自由な人たちは面倒なことを気にする事なく才能を発揮して努力を重ねられる事が出来て。
あたしだけ無駄な事が気になって努力も病気がぶり返すのが怖くてできなくて言い訳ばかりで自分が嫌いで仕方なくて好きな事も好きでいられなくなってどうでも良くなってまた寝たきりになった。
お金はもったいないから辞めて、無職になった。

高校の時に行ったハローワークは杜撰な対応をされてすごく嫌だったからもう行きたくなくて、とりあえずパートの応募して受かって働き始めて貯金もできないで毎日をただただ恋人に会える日とライブハウスに行ける日以外はただ息をしている。
仕事に不満はない。面倒な後輩はいる。でもとても優しくてダメな時は教えてくれる大人の人達がいる。真面目にやってきて良かったと思うのは、そういう人に頼ってもらえる時。働き始めて(前にバイトもしていたが)少し柔軟さを得て世間の言う大人に近づけた気がする。気がするだけなのだけれど。自分のマナーや規律に対する厳しさは不利に働いてばかりでもないらしい。それでクレームをもらった。融通が利かないというか悪い奴はあたしの中ではずっと悪い奴なのだ。

ここまで割と色んなことでコテンパンにされて、自分を好きになれるはずはなくて。
幼少期から太っているのがコンプレックスだから中学生の時から色々やったけど今は1日1食の生活をしている。意外と合っていて20キロは痩せた。ただ、面倒な後輩のせいで10キロ増えた。
とても不健康である。
ずっとずっとずっと平均的な体型になりたいと思い続けている。頑張り続けている。けど、どこかで折れる。自暴自棄になる。
吐きはしないが、イライラしたり泣いたりしながらコンビニに行って食べたいのかもよく分からないものを買って一気に食べてしまう。吐きそうなくらい気持ち悪くなってうめきながら吐けずに泣きながら眠りにつく。もちろん風呂には入れない。
生理前はいつもコレ。
うつ病で8年ほど病院に通っていてたまに医師にこの話をする。ただ、それを他人にどうにかしてもらえるわけではないので、それに変わる何かを見つけようと言われるだけだ。
当たり前だけど少し腹が立つ。
こんなに生きる事が楽しくないならせめて好きな服くらいは着たい→努力する→何やかんや失敗する→その間も意味の無い生活が続く→戻る。
好きなものも好きでいさせてくれない。
痩せる事が全てじゃ無いとか言わないでほしいしもっと努力しろとも言わないでほしい。自分はいつもがむしゃらに生きてきたんだよな。向いてない。自分を本当に好きになれたらこんな無意味なことしないで済むんだろう。

久しく会っていなかった中学の時のたった1人の友達とあった時「就活しないの?」と言われて「ああ、やっぱりこの子も普通の大卒の会社員になるんだな。」と昔不思議なキャラクターを演じていた苦労もしていた彼女がとてもとても遠くに感じた。
あ、ひとりだ。あたし1人になっちゃった。
時々思い出しては泣いている。
今も。

彼はいつも励ましてくれる肯定してくれる生きる理由をくれる。それはお互いに。色々あったから、依存ではなくて助け合いになるよう努力している。とても健全な関係が築けている、と思う。はじめて自分を曝け出して相手も受け止めて成立したまっさらな人間関係。ひとつしかないだいじなもの。
ただし、彼には友達も知り合いもいる。
自分には家族と彼しかいない。
友達がいない。知り合いがいない。自分の生活には全くと言って良いほどそういった類の人はいなくて、彼にはかなり前に自助会とかでも良いから他のコミュニティに属せるとストレスも減るし楽しいと教えられた。
分かる。そう思う。けど怖い。また嫌われるのが、嫌いになるのが、自分から線を引いてしまうのが、相手から線を引かれているのが分かるのが、怖い。
今日もひとりの部屋で泣いて、明日は何もなかったような顔して働く。薬を飲んで生かされてるだけの存在がただただ哀しい。

感想1

あなたの経験談を読みました。文章から、あなたがこれまで所属してきたコミュニティの中で、ずっと強い疎外感を感じ、消耗してきたことを感じました。その背景の少なくともひとつには、あなたが生き延びてきた「戦場のような中学校生活」「毎日罵詈雑言を浴びせられたり影からヒソヒソと嫌がらせを受けた事」が関係しているのだろうと推測しています。戦争から帰ってきた人が、平和な日常に戻っても深いPTSD症状に苦しめられるという話を聞いたことがあります。それは他のさまざまな危機的な状況でも同じことだと思いますし、しかもあなたの場合は、中学生というまだ子どものときに、傷を負わねばならない場所に長くいたということなのだろうと思いました。学校は本来であれば、子ども自身のために、周りの人との関わりを学ぶ場という側面も持っているはずです。でもその場所や制度があなたを危険に晒し続けたのだと思いますし、そのなかであなたが学ばざるを得なかった恐怖はとても大きいだろうと思いました。

また生理前に過食してしまうということが書いてあって、とてもわかる……と思いました。私個人の話ですが、月経前症候群がとても強くて負担なので、ずっと低用量ピルやミニピルを服用しています。合う合わないはあるしお金もかかるし、過食のことはそれだけのシンプルな話で片付けることもできないとは思うのですが、変えられないことだと思っていたPMSの症状がこれらのピルと漢方でかなり改善したので、もしまだ試したことがなければそれも一つの手かも、と思いました。

自分を好きになることも、新しいコミュニティに入っていくことも簡単ではないな…と読んでいて思いました。好きかどうかというより、自分や他者のなかに気になることや不安を感じること、距離を感じて居た堪れなくなることがたくさんあるのかなと想像しています。また、生きることに意味を見出す必要もないと私は思いますが、日々生活する中でたくさん疲弊するのに、意味を見出せないとやりきれないということなのかなとも思います。

マナーや規律に厳しいと書いていることや、パートナーさんとの関係で「健全」さを求めて努力しようとしているところなどからも、あなたはもともと真面目できっちりした人なのかなと想像していて、だからこそ自分に対してもかなり色々と律してきたところもあるのかな?と思いました。
その中であなたの苦しみに気づかない人には憤りを感じることもあるだろうし、そういう周囲に憤りを感じることもあるのかな、と思いました。(あなた自身のこととずれていたらすみません…!)

個人的にはコミュニティが薬になるときもあるとは思うけれど、タイミングもあるし、家族、パートナーさん、会社という場所で、人と関わる機会がある中で、いまさらに無理する必要もない気がします。私は最近は植物の世話をしているのがいちばんの薬だなと思っていますが、たぶん他にもさまざまな自分のための治療(?)の方法はあるのかなという気がします。
死にトリには気持ちや考えていることを文字にして書くコンテンツがいくつかあるので、また気が向いたら使ってください。投稿ありがとうございました。

感想2

生き続けることの意味を見出す必要はないし、それらを考えてしまうとき、大抵は健全な精神状態ではない、と理性的には考えています。しかし、「生きる価値や目的、意味なんてないんだよ…」と自分に言い聞かせつつ、「どうせ何も成し遂げられないなら早めに死んだっていいじゃないか」と考えてしまうときもあります。
生きることにはかなりの労力が必要で、「なんとなく生きる」にしても、どこかしらには絶対に力を入れている状態が続いているような気がします。精一杯に日々を生きて、やっとバランスが取れてきたと思ったら、力の抜き方がわからなくなったり、フラットな状態に強い不安を抱いてしまうこともあるんじゃないかな…と、そんな風にイメージしました。

経験談につづられたあなたの過去は、「なんとなく生きる」には押しなべて困難が多いように感じましたし、そんな日々を意味もないのに生き続けるというのは、途方もないようなことなのではないかとも思いました。学生時代のことや体のことなど、似通う点があったので、自分の経験に重ねながら、考えていました。

私は戦場というか軍隊のような中学校に通っていたので、高校で知り合った子たちと一緒に過ごせば過ごすほど、「全然違う…」とカルチャーショックを受けました。軍隊から大海に放り出され、自由に泳ぐ皆を横目に、どうしたらいいかわからず、ただ溺れていくような毎日でした。朝が来るのが怖くて、少しでも長く”今日”にとどまるために、毎晩睡魔と戦っていました。あの時どうすればよかったのかは、私も今でもわかっていません。
そして、大学は推薦で、同じく少し安く通うことができました。規律やマナー、ルールを守ると「つまらない人間」として扱われたり、評価されることが多かったです。努力が無駄になるわけではないけれど、それを飛び越えていくような才能に、焼け焦げたような気持ちになることも多かったなぁと思い返しました。
また体型についても同じく、幼少期(出生時)から太っていて、今日まで悩み続けているので、わかるなぁと思って読んでいました。自分が頑張っていても、ストレスやホルモンバランスなど、自分の中にある物質が自分のコントロールを奪い、「頑張っている自分」は簡単に乗っ取られてしまい、失敗体験が積み重なっていく…。食べたいものを食べていたら好きな服が着れなくなり、好きな服を着ようと思うと節制しなければいけない…すごく窮屈な生活に、なぜ”普通”を目指しているだけで、何かしら我慢してなければならないのか?と悲しくなります。体質、耐性、自律する力…いろいろな面で自分が及ばず、自分を受け入れられないと強く感じてしまいます。

いま、過去の記憶や現在進行形の苦しみも抱えながら、彼とは自分の大切なものを大切にしながら、健全な関係を築こうとしているあなたの姿をイメージしています。彼との関係性や精一杯の日々のなかで、安心が少し姿を現しつつあるのかなとも思いました。だからこそ、慣れない安心に揺さぶられたり、失ったときの辛さや不安が現れたり…、そして潜在的な意識が、”今の環境なら向き合えるかもしれない”と、過去の辛さを整理するチャンスをうかがっているようにも見えました。わからないもの、馴染みないもの、答えのないものに向き合う(それも複数人で)というのは、時間や手間がかかるものだと思うし、途中で疲れてしまうことももちろんあると思うので、休憩をはさみつつ、あなたと彼のペースで進んでいってもらいたいな…と勝手ながら思い…。経験談の投稿ありがとうございました。

お返事1

前にも投稿したことがあって(生まれた時から高校時代までを書いた気がする)、その時もとても丁寧に読んで頂き感想をもらった覚えがあります。
今回もこんなにも他人の見えない自分に寄り添って考えてくれるんだと心が暖かくなりました。
簡単に人は変わらないし辛いですけど、毎日を生きることだけでも偉いと自信を励ましていこうと思います。
ピルや漢方は主治医からもちょっと勧められたので今度相談してみます!

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