経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

生きているだけで迷惑をかけてしまう

毎日、体のどこかが痛い。楽な姿勢がない。
息を吸っても痛い。寝返りも痛い。体が休まらない。
体は病気というわけではない。ただ面倒くさいだけの体。

ブクブク太って、服は4Lサイズ。醜い。
すぐに汗をかく。少し台所に立っているだけで汗が流れる。
胸も垂れてきた。胸の裏側が体に貼り付いて下着をつけていないと気持ち悪い。汗で臭う。洗濯物が増える。
痩せるのも気力、体力が要る。
夫には痩せろと言われ続ける。

敵しかいない。

なかなか子どもができない。太っているからできにくい。こんな親、子どもも嫌だから来てくれないのだと思う。

母親が自殺未遂をした。父親も体調が良くない。夫も原因不明の不調が続いている。

私のせいでみんなが不幸になる。悪い霊がついていると思う。盛り塩もした。
辛いとすぐに涙が出てくる。ティッシュがもったいないし、目も腫れるし、泣いている人は面倒くさいから迷惑をかける。だから涙を流したくない。
声をあげて泣くとうるさいし、近所迷惑になる。声を押し殺して、ただ涙が流れるだけ。仰向けだと涙が耳に入る。気持ち悪いし、拭くのが大変。

生理前2週間くらいから症状がひどくなる。
はいはい、PMSでしょうね。と軽くあしらわれる。医者にとってはPMSの患者は日常茶飯事で取るに足りないかもしれないが、私は毎日女性ホルモンに殺されかけている。

自殺をすると家が事故物件になってしまい迷惑をかけるので、できない。
もう楽になりたい。
頭も働かない。スマホも思うように打てない。
でも頑張れば体は動く。もう頑張りたくない。

一応生活はできているし、私は恵まれていると思う。贅沢な悩みだと思う。だれも分かってくれない。

感想1

あなたの日常の一部の情景が目に浮かんでくるような文章でした。特に仰向けになって涙が耳に入ってくるというのはすごくイメージできました。
敵しかいない…言い換えると理解者がいないということなのか、それとも周囲の人たちが理解しないだけではなくて攻撃までしてくるということなのか色々想像しました。
前半に書かれていた身体の痛みは毎日のことなので、本当に大変だろうと思いますし、さらに連日この酷い暑さですから、強い不快感がまとわりついているだろうとだろうと思います。PMSのお話で「女性ホルモンに殺されかけている」という言葉は、まさに経験した人だから出てくる表現だと、心の中で頷きました。
一方で私はあなたの身体を支える心の方がもっと気になりました。もしかしたらあなたは逆境の中で育ってきて、健康を支える土台がぐらぐらと不安定ではないでしょうか。今は比較的恵まれていると感じているかもしれませんが、それ以前の幼少期から思春期あたりはしんどいことも多めだったのでは…と私は想像しました。投稿文の最後は「だれも分かってくれない」でした。あなたが人知れず抱える寂しさや苦しさみたいな内面は誰にも気づかれていなくて、ひとりで何とかやり過ごしている毎日が身体に影響していることも考えられます。本当は心を落ち着かせた上で身体を休めてほしいのですが、なかなかそうもいかず…というところでしょう。
話すことは“離す”ことだって聞いたことがあります。こうやって言葉にすることで自分から少ししんどさを切り離してみるの良さそうですから、よかったらまた死にトリを活用してみてください。少しでも安らぐ気持ちでいられる時間が増えることを願っています。

感想2

読んでいて、心も身体もつらさを強く味わっているように受け取りました。
身体(体重についても)をコントロールする事って、考えることにまずエネルギーが必要で、時には嫌な気持ちになったり不安になったりして、いざ実践!となってからまた気力体力を消耗すると私は思っています。
あなたの夫からの「痩せろ」は悪意のある言い方なのか、あなたの身体を気にしての事なのか私には想像でしかできないけれど、命令口調にはどこか違和感を覚えてしまいますし、あなたがこうして苦しんでいるのだから、冷たく言われたんじゃ…って考えました。
一つ、あなた自身は本心で痩せたいと望んでいるのかどうか気になりました。理由は、あなたが「醜い」と自分に言うのは、太ってるからそう感じるのか、痩せたら醜くないと思えるのか、そうではなく見た目がどうとかではなくて、自分自身の別のどこかや全てを否定しているようにも私は感じたからです。

また、PMS症状が強い一人としては軽くあしらわれる事にやや怒りを覚えてしまいます。ホルモンバランスは人間の心と身体に大きく関わっていると感じますし、私は生理前〜生理中の長い期間の心の揺れ動きがすさまじいな…と体感しているのですが「ホルモンに殺されかけている」は正にピッタリと当てはまり、あなたの表現に発見をもらいました。自分では本当にどうしようもなく、色んな意味で危うさすらあり、やっと今相性のいい婦人科にかかれていますが、探すのも疲れるしその後予約したり足を運ぶまでがセットでとても疲れるなぁとなったのを思い返しています。

この経験談を書いている時もあなたは声を殺して泣いていたのか、身体もどんな痛みを感じていたのか…と考えています。
もしもまた書けそうであれば、出来る限りでいいので自分の悩みを贅沢かどうかなど判断せず何も気にせず、あなたの気持ちを思いっきり書いてほしいと私は思っています。

お返事1

経験談の感想をくださり、ありがとうございます。読んでいて涙が止まりません。こうして自分(の経験談)と向き合ってくれるのは久しぶりだと感じています。
相談支援員など、私の話を聞いてくれる人はいますが、真剣に聞いてもらえたと感じたのは本当に久しぶりです。
誰も私のことをちゃんと見てくれない、というのが今の辛さの源流かなと思います。

ご想像の通り、思春期は本当に辛いものでした。小学生〜中学生時代にひどいいじめを受けてきて、高校生になってからも心の傷が癒えることはなく、閉鎖病棟への入院も経験しました。その経験により、自分はダメな存在だという認識が強固になり、自己肯定感や幸せを感じる力は枯渇しました。

夫からの「痩せろ」は、おそらく私の体のことを思っての言葉だと思うのですが、全ての言葉を否定的に感じてしまう状況なので辛いです。善意だと頭では分かっていても、心が強制的にそれを悪意へと歪めてしまいます。

身体は相変わらず毎日痛いですが、少しでも安らげる時間が増えることを信じたいです。今回感想を返してもらい、私のことを「理解しよう」としてくれる人がいるのかも、と少しだけ希望が持てたような気がしています。

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