私は小5ぐらいから死にたい、辛いと思い始めていました。理由は特にこれ!みたいなのは無いんですが、一つは宿題に対する親の対応でした。私がやっていた塾のようなところは、家に近く週2で、英語と数学の二教科、日曜以外全て宿題があるところでした。システムは↓
月 終わるまで続く
火 宿題
水 宿題
木 終わるまで続く
金、土 宿題
という感じでした。
始めたのは小4のころで、とても簡単だったので早く終わって、家で勉強するのが楽しかったぐらいでした。
でも、小5から変わり始めて、勉強するところが自分が学校で習っている教材よりも上の教材をやっていました。どんどんわからなくなって、時間もかかるようになってしまいまい、全部嫌になって宿題をサボり始めました。塾の先生は「次やってきてね」と許してくれる人だったのですが、一回、どうしても行きたくなくて誰にも言わず、塾を休んだことがあったのです。家に帰ってきた親に「おかえり〜」と言って平然を装いました。でも「塾行った?」やっぱり聞かれるのです。私は「もちろん」と答えました。バレて怒られるのが怖くてそう答えるしかなかったのです。どうせわかってもらえない親だと思っていたし、思っているし。
数時間後に親が「ねぇ、塾なんで行ってないの?先生から来てないってLINEきてる」と怒ってLINE画面を見せながら言ってきました。そこから何も言えなくなってただ泣いていました。何も考えられなかったです。そのあとは「ダンスやめさせるよ!?!?」と怒鳴って叩いて来ました。本当に怖かったです。親と先生が繋がって何をしても筒抜けなこと、自分がいくら苦手でできなくても小4のころと同じような感覚で扱われること。
姉にも私が悩んでいる時「〇〇なら楽勝じゃん」と何度も言われました。悪気はないと思いますが、私自身はものすごく傷つきました。塾のことがきっかけとはわかんないんですが、そのぐらいからものすごく辛いと思うことが増えた気がします。誰かの笑い声が自分が笑われているように聞こえたり、悪口も自分のように聞こえたり、うまく行かなくて順番が来て名前をたくさん呼ばれると泣いたり、辛くて吐いたり、爪と足がぼろぼろになったり、鏡で自分を見るのが辛くなったり。
普段は明るくしてるので誰にも言えなかったです。今もそうかもしれないけど。周りが思っている自分にあわせて過ごしていました、過ごしています。もっと重なって重なってノートやネットにギチギチに,なるまで自分が思っていることを書いたり、禁止されているネットに逃げて誰かと喋ったり。親の態度を察して合わせる生活がとても辛いです。仲間と自分を必要としてくれていて、安心できる場所をずっと探していました。
②
私の家は熱や、病院に行って休むと言われない限り休ませてもらえない家でした。私は学校に行きたくなくても行かなきゃいけないので、風邪で声がでなくても、前日辛いことがあっても学校に行っていました。ある時、私の友達が不登校になりました。言ったらあれかもしれないのですが、不登校できる、不登校してる意味がほんとにわかんなくて、ものすごく嫌な気持ちになっていました。親にわかってもらえている人は、親がわかってくれる人は休めるし、自分に合った勉強ができるし宿題も少し減って、周りと違う環境で、1人で先生と勉強できるのが意味がわからなかったです。辛いことがあったんだろうってことはわかっていたのにそう思うのをやめられませんでした。
③
私は、注意や、誰かとぶつかってしまっただけで泣くぐらいメンタルが弱くて、変顔ノリとかモノマネノリが凄く嫌いで、できなかった時に笑われたり、ガッカリされるのがとても辛かったです。今では避けていますが、今でも辛いです。
④
私は何か辛いことがあったとき、できるだけスマホでも紙でも、文字に起こすようにしています。少し落ち着くんですよね。
感想1
最後の「文字に起こすことにしています」がとても伝わってくる文章でした。書いてくれたものを死にトリに送ってくれてありがとうございます。
あなたから見えている世界やあなたが感じていることがストレートに伝わってきて、あなたから見える風景に少しお邪魔したような気持になりました。そして、あなたの周りの大人が、ずいぶんと子どものことをわかっていないのか、理解できないのか、尊重できないことにとてもがっかりしています。子どもが嫌だと思う気持ちを無視して、学校に無理やり行かせたり、自主的に取り組んでもいない宿題を強制的にやらせることは子どもにとって、役に立たないどころかあなたが冒頭に書いてくれた「死にたい、辛い」気持ちに追い詰めることになると私は思っています。
何か特別に大きくショックな出来事がないから、あなたは「理由は特にこれ!みたいなものなない」と書いてくれたのかなと思いましたが、気持ちを尊重されない、特に嫌なことを認めてもらえない経験を日々重ねることが子どもにとってどれだけのダメージがあるのか、大人はもっと勉強した方がいいと思います。そういった意味で、あなたが書いてくれた辛さには明らかな意味があるし、「死にたい、辛い」という気持ちがあるのも無理のないことだろう思います。同時に、あなたの心身は理不尽に触れて警報を鳴らしている、とてもまともな心身だということが証明されたと私は感じています。そして、②の不登校の人を見て、うらやましさから嫌な気持ちになったり(あなたはうらやましいとは書いていないのですが、そういう気持ちに近いのかなと私は推測しました)、③の変顔ノリやモノマネノリがとても嫌だという気持ちも、それぞれとても自然な気持ちだし、ちっともおかしくないと思いました。むしろ、嫌いなことや嫌な気持ちを自覚して、こうして表現できることはあなたの持っている力だと思いました。私も仲間内の笑いのノリみたいなものがとても苦手で大人になってからだと、できるだけ距離を置いたり、苦手だということを公言して対処しています。でも、学生時代なら、そこまでする勇気もなく、苦笑いをしてやり過ごしていたりしました。そのうち、実は同じようにそういうことが苦手な友達を見つけてちょっと安心できたことを覚えています。
私は、あなたの周りにあなたのような大勢の人たちのノリとは違うことが落ち着く人はいるように思いました。親とは全然価値感が違うかもしれませんが、他の大人の中にはあなたの気持ちを分かってくれる人もいると思います。少なくとも、私はあなたの率直な気持ちを読んで自分の感性や気持ちを大切にできて、宿題や学校に拒否反応を起こしていることを頼もしく思いましたし、心から応援したくなりました。同じように感じている大人は私だけではなくそれなりにいると思います。そうした人に出会うことを強く願っています。身近ですぐに見つからなければ、またいつでも死にトリに来てください。待っています。