経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

私のせいで家庭崩壊中

私は本当に偉いです。私はがんばり屋さんで強い子です。

昔はそうでした

私(以下Rちゃん)は裕福な家庭の一人娘として産声を上げました。
真面目で、頑張りやさんで、負けず嫌いで、強い子でした。

しかし、気付いたらこんな最悪な子になっていたんです。

Rちゃんは中学受験をしました。まあまあ偏差値の高い学校に合格しましたが、宿題が多く、多忙の毎日。親はいつも「宿題早く終わらせて、塾の宿題でもやりなさい!」って言ってくるんですが、Rちゃんはかわいそうなほど絶賛反抗期。親に毎回毎回反抗しちゃうんです。

いや、もちろん親には本当に申し訳ないって思ってるし、できるだけ反抗しないように努めているんです。

でも、どんなに頑張っても最終的には口論になっちゃうんです。

親もRちゃんが反抗期であることを理解し、気を使ってくれているんです。しかし、Rちゃんは強がって、親を怒らせちゃって、でも、そんな自分を情けなく思っています。なのに、素直になれず謝れません。
親は親で「お前とは二度と口を利きたくない!」「どうせ俺が全部悪いと思ってんだろ?はいはいすみませんでした」「お前は人をイライラさせる天才だ」などと暴言(?)を言ってきます。

お互い機嫌がいいときは話せるんですけど、どこかぎくしゃくしてて、うーん、、

何書けばいいんでしょうかw

Rちゃんは何をされても怒れないんです。だから、人がどんなところで怒るのかが分からないんです。Rちゃんも人を怒らせないよう彼女なりに頑張っているんですけど、思わぬところで怒らせちゃって、、困ったもんですね。

まあ、とにかく、
反抗して、親をイライラさせて、家庭崩壊させる以外なにもできなくて、情けないです。悔しいです。

誰かに相談したくても、LINEの制限時間はたったの3分。(この文章は学校のChromeで書いてます)。どうすればいいですか?

未熟な子が書いた下手っぴな文章を最後までお読みいただきありがとうございます。
どんなコメントでもいいので待ってます。

感想1

経験談を読ませていただきました。最初に「がんばり屋さん」「強い子」「真面目」「負けず嫌い」と書いてあって、きっと「Rちゃん」がこれまで家族や大人などにそう言われてきて、自分でもそのように自覚して、より一層がんばろうとしてきたのかなぁと想像しながら読みました。だけどそのあとに「最悪な子」と書いてあって、それってどういうことなのだろう?と思ったのですが、最後まで読んでみて感じたのは、今までみたいに「がんばり屋さん」と褒められるような今までの感じでいられなくて、Rちゃん自身が強く戸惑っていそうだということです。
反抗期というのは、人が大人になる成長の過程のひとつとして、自然なことだと思いますし、きっと、あなたもそういう話は聞いたことがあるのではないかと思います。だけど、実際自分がそうなると、葛藤でいっぱいになってしまっているのだろうか…と想像しました。
また、口論になったときに、親から言われること自体にもショックを受けることが多いのではないかとも感じたのですが、どうでしょうか。(「お前とは二度と口を利きたくない!」など、言われたら苦しい気持ちになるだろうなぁと思っています)でも「親が理解してくれている」という気持ちもあるから、その苦しさを親に向けるのも躊躇われたり、どうしたらいいのかわからなくなってしまいそうだと思いました。
でも、少なくともあなたが悪いということではないと思いますし、情けなく思う必要もないと思います。
自分のことを「Rちゃん」と書いたのにはどういう理由があるんだろう?と思っているのですが、もしかすると、自分の出来事や思いから距離を置いて考えるための方法、という部分もあったのだろうかと想像しました。誰であっても、自分のことを自分でとらえたり、考えたりすることはとてもむずかしいと思うのですが、それを、こういう書き方を使うことで、すこし客観的に見ることもできそうな気がして、いい方法かもしれないと思いました。
相談したり、だれかに考えを話したりする機会がなかなか持てない中で、学校のChromeを使って書いてくれたということで、死にトリに経験談を投稿してくれてありがとうございます。あなたの思いをどこかで言いたいと思った時は、またよかったらきてみてください。

感想2

Rちゃんの物語として、自分をちょっと離れた位置から書いてくれたスタイルがとても分かりやすく、ちょっとした小説を読んでいるような気持ちになりました。そして、Rちゃんは何と健全で良く育っている子どもらしい子どもなのだろうと思いました。作者のあなたは「え!そんなことない。最悪な子どもなのに」と思うかもしれませんし、お世辞で言っているのではないかと思うのかもしれませんが、本気で思います。なぜなら、子どもが成長発達するうえで、周囲の大人に反抗するということは必要なプロセスだからです。
自分の気持ちや意思があり、周囲と折り合いをつけていく中で譲れないことや、分かっているからこそ素直になれないことがあるのは、豊かな心があるからこそ起こる葛藤だろうと思います。だから、大人の私としてはあなたがつけてくれたタイトルの「私のせいで家庭崩壊中」は「私の育ちのプロセスで家庭が試されている最中」という別の角度からのタイトルを付けたいと思います。
物事は多面的で見る人によって感じる人にとって別の物語になります。とても不思議だし、それは真実だなぁといい年の大人である私は思います。そんな私はRちゃんをとても応援しています。反抗したっていいのです。そのことで、周りの大人が試されています。そして、こうしてちょっと冷静になって反抗を緩めたりしてみるのも、それでもいいと思います。もっともっと派手に反抗してももちろんいいです。ただ、子どもは弱い存在なので、自分の意思や気持ちを上手く表現できずに押さえつけられるときもありますし、正当に主張しても封じられるときもあります。残念ながら大人が強く、子どもの気持ちや意思を押さえつけても当たり前であることが多いです。だから、周りに味方がいないとか、気持ちが抑えられない時には誰かに伝えてみてください。そして、必要ならRちゃんの物語をいつでも書いて送ってください。聞いてくれる人たち、「そうそう」と思う人はたくさんいると私は思います。

一覧へ戻る