経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

理想の愛と現実

もう何度目の喧嘩だろう。
でも、こんなに話していない期間があいたのは初めてだ。

些細なことで始まった喧嘩
数日後に話し合い、話が飛び火して解決…どころか悪化

そして無言の1ヶ月

今に至る。

旦那とは結婚して4年、付き合った期間も入れたらもう6年の仲になる。
なぜ6年も一緒に居て分かり合えないんだろう……、頭にそればかりが巡る。
“話さなきゃ”と頭では分かっているが、気分が落ち込んでしまって話しかけられない。話す気力すらない。1ヶ月が経ってしまった。

私は旦那から「おまえ」と呼ばれるのがとてつもなく嫌だ。
悲しい。を通り越して、一人の人として見られていない気がする。自分の存在価値が無いように感じてしまう。
きっとこれまで数々の酷い事を言われてきたんだろうけど、その他の言葉が今浮かんでこないくらいに、「おまえ」という言葉が心にきてしまう。

喧嘩して旦那の気が荒くなって、
普段通りの「名前」ではなく
「おまえ」と呼ばれる度に、
私は “どんな状況であろうと「おまえ」とだけは呼ばれたくない” と訴えてきた。

今までは冷静になって「ごめん」と後から謝ってくれていた旦那。

この間の喧嘩で
“だから、何回も言うけど「おまえ」って言うの辞めてよ”
と伝えたら、

「わざと言ってる。今 おまえ って言いたくて言ってるよ。」
と、怒りながら言われた。

その言葉を聞いた瞬間、心の糸が切れてしまった。

ああ、私はこの人の中で
妻として、女として、、いや、人間として扱われていないんだな。そう感じた。

その後 黙っている私に
「先に言っとくけど、離婚するってなったら俺引っ越し費用とかそういうお金、出さないからね?」
と、突然吐き捨てるように言われた。

最愛の人に、最愛であるべき存在の人に
愛されるのはおろか、人間として扱われない私。

生きる意味あるのだろうか。

出会った当初は旦那もこんな酷い人じゃなかったはずだ。少なくとも、私が本気で”嫌だ”と訴える事を、わざとするような人ではなかった。
私だって、こんな毎日のように泣いてる弱い人間じゃなかった。

何がそうさせてしまったのだろうか。
今まで私が選んできた全ての選択は間違っていたのだろうか。

自分では頑張ってきたつもりだ。
夫婦生活、色んなことを我慢してきたつもりだ。価値観の違う二人がどうしたらより幸せでいられるか、自分なりにたくさん考えてきたつもりだ。

旦那のリモートワークが終わったら、私が仕事から帰ってきたら、お互いの心身が休まるような家庭でありたかった。疲れが少しでも和らぐような場所でありたかった。
のに、そんな結婚した時の理想とは真逆だ。
今は家庭がストレスの根源という絶望。

そんな絶望と向き合うのはすごく疲れる。
喧嘩とはいえ私をゴミのように扱う旦那にも、こんな風に思い悩んでしまう自分にも、もう疲れた。

私が今死ねば、旦那は私の気持ちを分かってくれるだろうか。

でも、そんな最後にしてしまったら
私の事を心配してくれている友達や
結婚生活を応援してくれている親や妹を
きっとやるせない気持ちにさせてしまうな。

そんな風に、最後の最後で思いとどまる。

その繰り返しだ。辛い。

人間、苛ついた時 呆れた時
相手に対して雑な言葉を使いたくなってしまう気持ちは分かる。

だけど、どうかこれを読んでくれた貴方は
どんな感情の状態であろうと、
パートナーや友達を「おまえ」ではなく
ちゃんとその人の「名前」で呼んでほしい。

貴方にとっては小さな事でも
誰かにとっては大きな傷だ。

死にたい私からのお願いです。

感想1

 経験談お読みしました。投稿者さんが何度も理想を思い描いては、その度に現実に打ちのめされる、そんな経験をされてきたのかなと想像しました。ご自身の中での幸せな姿というもの、夫婦はこうあるべきという姿をはっきりお持ちなだけに、夫さんとそりが合わない時やトラブルになった時に「こんなはずじゃなかった」という嘆きの気持ちが出ているのかなと思います。人間として扱われていないと感じるほどには、夫さんから「お前」呼び、つまり辞めてほしいと何度も伝えたことをわざと繰り返されてきたんだと知り、こちらも悲しい気持ちになっていました。
 私は、家庭という場所はゆったりと自分の好きなことを出来たり、よそゆきの仮面や鎧を外して、安心出来たりする場だと良いなと思うのですが、その家庭がストレスの根源という状態はつらいなと思いました。
 ここで少し第三者としてお話しさせて頂きたいのですが、やめてと言っても聞いてくれない、あえて嫌がらせの気持ちも入れて言って来るというのって夫婦関係に限らずおかしいと思います。それに、双方がある程度妥協して持ちつ持たれつやっていく方が良いと思うのですが、投稿者さんだけが必死に合わせてきたように想像しています。
ここで気になったのは、「愛すべき人」という表現です。私は結婚という制度自体にあまり価値を見出していない人なのですが、私にとっての「誰かを愛す」ということは、普段からちょっとしたことで声かけをしたり、小さなケア・言葉をたくさん与えるという行為だと思っています。その意味で、投稿者さんにとって「ああ、愛されているな」と感じるのは、夫さんにどのようなことを言われたり、してもらった時なのかな?と気になりました。
 絶望する気持ちがあって、まともに扱われていないということであれば、ストレスのもとから全力で逃げて、心が落ち着くまで(ほとぼりが冷めるまで)ゆっくりしてから考えたら良いのかなと思っています。最後の方では、ご自身が死にたい思いをしている時でさえ他の人のことまで考えられるほどに優しい人なんだなと思いました。
投稿者さんご自身がどう過ごしたいか、何をしたいか、どんな人に囲まれたいかなどをゆっくり安心して考えられるような、そんな時間が来ると良いなと思っています。

感想2

投稿ありがとうございます。

沼地にはまり、もがけばもがくほど抜け出せずに苦しくなるかのような…そんな感覚に読んでいてなりました。赤の他人の私がそうなるくらいなので、当のあなたは余程苦しんできた(いる)のではないだろうか…と想像しています。

そんなあなたにまず言いたいと思ったのが、離婚していいと思うということでした(そうならないよう必死に取り組んできたかもしれず、、率直な言い方ですみません)。
話し合いをしても「解決」どころか「悪化」するということは夫婦に限らずどのような人間関係においてもあると思います。「6年も一緒に居て分かり合えない」ということもまた夫婦に限らずあるのかと私は思います(ちなみに私の場合は実父とは全くわかりあえませんでした)。そうした人間関係において、私が大事だろうと考えているのは最低限相手の尊厳を傷つけないよう努力することであり「相手が嫌だと思うこと・言うことはしない」ということです。
あなたは「おまえ」呼びを嫌がり「呼ばれたくないと訴えてきた」と書いています。そう訴えることはあなたの力だと思い敬意を表したくなりますが、それに対して夫さんが「わざと言ってる」と返したと聞いて、おぉ…と思わずのけ反ってしまいました。しかも、夫さんはまるであなたがそうさせたかのようなスタンスなので、それはいわゆるモラハラのように私には思え、モラハラからは離れた方がいいように思ってしまいました。

あなたが書くように、おそらく夫さんは結婚前はそんなことをしなかったのだろうと思います。それゆえに、結婚してからの変化にあなたは動揺し、そうなってしまったのは自分のせいではないか…などとさえ思ったかもしれません。しかし残念ながら、結婚してから変わる人というのはいて、きっとそういう人は結婚相手がどのような相手であったとしてもそうなのだろうと私は思っています。その返答にあなたが「心の糸が切れてしまった」のは、あなたの心が正常に動いているからであり、「毎日のように泣いている」のもまたそうだからだと思います(あなたが「弱い人間」だからではないかと)。

夫さんは確かにあなたにとっての「最愛の人」であったのかもしれませんが、人の気持ちも関係も変わるものであり「最愛であるべき存在」がひとりで固定されている必要はない、なんなら最愛である“べき”という考え自体なくてもいいのではないかと私は思っています。そもそも最愛って何か、愛するって何かは人によっても違うのではないだろうかとも思うのですが、あなたとしてはどうでしょうか。「全ての選択は間違っていたのだろうか」という問いも、間違いか正解かをひとつに固定しなくていいのかもしれずー誰がどう決めるかなどによって違ってしまうためーあなたが疲れ切ってしまうほど向き合ってきたことと、あなたが「人間として扱われる」ことを望んでいることが大事なように感じます。

最後に、結婚する前のあなたの(夫さん以外との)人間関係や生活スタイル・趣味などがどのようなものだったのだろうと私は気になりました。もしそれが思い出せない時は「そんな最後にしてしまったら」と思った時に浮かぶ人たちと話すなどしてみるのもいいかもしれないと勝手ながら思います。そして、そのような「相手が嫌だと思うこと・言うことはしない」人たちと共にあなたが過ごす道もあるのではないかとも思うのですが、どうでしょうか。
最後と言っておきながらもう一つ。実は私も「おまえ」呼びが大嫌い(誰かが誰かをそう呼ぶのを見るだけで嫌)なのですが、なぜそれが嫌なのかを考え、言葉にしてきたことがありませんでした。なので、あなたの文章を見て深く考えさせられ、「貴方にとっては小さな事でも、誰かにとっては大きな傷だ」というあなたのメッセージにも確かにと思わされました。あなたがどんなことを考えてきたのか、またよかったら書きに来てもらえたらと思います。あ、離婚費用の件は弁護士等と相談できたらいいのかも…と思います、と最後の最後に書いておきます。ありがとうございました。

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