経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

私の愛した人は、毒親育ち

私は去年の12月に離婚しました。何で離婚したかというと、元夫が会社のストレスでうつ病になり、精神科に私が行かせたのが理由です。元夫の両親は、偏見差別の塊のような人達で、元夫の事も自分達の所有物のように思っている人でした。元夫の病気の事は、いずれ夫の両親にも話さなければと思っていたのですが、向こうが先に嗅ぎ付けて、私達のアパートまで押し掛けて、「精神科なんて、あんな馬鹿病院に行かせないで!」と散々罵声を浴びせられました。その日はそれで帰ったんですが、翌日ドアを連続で叩かれ、チャイムを鳴らされました。元夫は見かねて、自分から実家に帰ってしまいました。それから1ヶ月後、離婚届がきました。夫の親が無理やり書かせたみたいです。私はその1ヶ月間、夫が帰ってくる事をひたすらに待っていたのに。親に刃向かえなかった夫に失望しました。その1ヶ月間のうちに、夫はまた親に洗脳されたんだと思います。今もこの時の事を思い出すと辛いです。

感想1

投稿ありがとうございます。あなたに降りかかった状況を想像すると、どうすることもできない感情だけがただ残ってしまいそうだなと読みながら感じていました。元夫さんの両親が子どもを自分たちの所有物のように思い、自らの意見を押し付ける行為・・・それがきっかけであなたたち夫婦の関係が崩れてしまったこと、あなたにとってはとても許されることではないし納得だっていつまで経ってもできないのではないかと、あなたの心情を思うと勝手ながら胸の詰まる思いになりました。
ただ、私もいわゆる毒親育ちなので元夫さんが親に刃向かうことができなかった状況も分からないではないなと思ってしまいました。恐らく幼少期から親の言うことは絶対というのが当たり前の環境で、元夫さんが病気になったことを嗅ぎつけて家に押しかけてきた時の両親の言動を想像するにかなり抑圧されて育ってきたことが想像できますし、立ち向かうパワーを奪われてきたのだと思います。そこに加えうつ病になったことでより自分の意志を持って動くというのが難しかったのかもしれないなと思いました。元夫さんの本心は分からないですが、もしかすると自ら実家に帰ったのはこれ以上あなたに両親のことで迷惑をかけないようにとせめて今自分にできることとして決断した行動だったのではないかなとも私は思うのでした。
だからといって、そこを理解してあなただけが一方的に我慢をしなきゃいけないのは違うなとも思っています。どこまで効果があるかは何とも言えないですが、まずはこうして送ってくれたようにあなたの中にある様々な感情を外にとにかく出すことが辛さを少しでも緩和する一つの方法かもしれないなと私は感じました。また良ければいつでも死にトリを活用してもらえたらなと思っています。

感想2

あなたの元夫さんの両親によってあなたと元夫さんの人生が振り回され、それに対してあなた(と元夫さん)が無力のままに離婚せざるを得なかった無念さを感じました。結婚は当事者間の合意のもとにでき、その後の生活も(他者の力を借りながら)自分たちで決めていくものなのに、言ってしまえば(特にあなたからしたら)赤の他人である元夫さんの両親に阻害・影響されるというのは、なんとも理不尽で腹立たしい気持ちが私の中に湧いてきています。
こうした選択の理由をあなたは「精神科に私が行かせたのが理由」と書いていますが、私としてはそう思いませんでした。元夫さんの両親が子どもを「所有物」かのように認識していることや、精神科に対する「偏見」が理由としてあることはあなたが書いている通りと私も思いますが、それらは日本社会に根深くある問題であり、元夫さんの会社でのストレスとケアの資源不足も含めて、根本的なところは日本社会に理由があるように私には思えます。その視点から(誤解を恐れずに)言えば、元夫さんの両親も社会に洗脳された被害者と言える部分があるように思え、こうした現状をどうにかして変えたいと改めて思わされています(もちろんあなたとあなたの元夫さんの被害を矮小化するつもりは一切ありません)。すぐに社会は変わりませんが、少しでもできることをしていきたいです。投稿ありがとうございました。

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