経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
父母兄祖母の5人家族でした。
私の兄は3歳違いで、兄と同じ中高に通った私は、「あいつの妹か、成績も素行も酷く信じられない」と教師から言われました。
兄に比べ、私は全てにおいて不出来です。
父母は仕事人間でした。
父は子どもに興味がない人でした。
家業に専心していましたが、立ち行かなくなり苛立っていることが多くなりました。
普段言われたことがないのに、アニメを見ている際、急に怒鳴られたことを今でも覚えています。
母も仕事人間でした。
しかし、兄の習い事への送迎等をしていたので、兄のほうが大事なのだと思いました。
家族といることが、人といることが苦痛になりました。
人といると苛立ち、暴言暴力をしてしまいました。
私より優秀だった兄はニートになりました。
正確な病名は知りませんが、ホルモンの病気と聞きました。
私は兄にあたりました。
自殺を強要しました。
兄は死にませんでしたが、腕を切ってしまいました。
今、私は会社で働いています。
周囲の方の家庭事情はとても楽しそうです。
なぜ私はこんなに人へ、家族へ優しくできないのでしょうか。
早く消えたいです。
感想3
状況などは違えども、投稿者さんと同じように3歳上のきょうだいを持ち、比べられることも多かった中で、親同士の関係も不和だった中で育った私にも重なる部分を感じながら昔の自分を振り返っているような気持ちで読ませて頂きました。(私は今も抜け出せてはいませんが。。。)
「家庭」という閉ざされた空間で、たかだか3年先に世に生み出された「きょうだい」という存在と能力や人間性などを比べられて過ごす日々はとてもストレスの大きなものであったように想像しました(実際私もそんな風に感じながら過ごしていました)。
それだけでも心的な負担は大きかったと思いますが、家庭というクローズドな部分で起きている問題に対して、教師から投げかけられた言葉は投稿者さんの中で「比べられている」という感覚をより強固なものとして形成させてしまう出来事だったように私には思えます。
そういった外からの介入も期待できず、逃げ場のない状況で起こる問題に対して投稿者さんが家族や人に対して、暴言暴力をしてしまっていたことは自分ではもうどうにもできない感情や怒りを何とかして外に発散させようとした結果のようにも思えますし、ある種投稿者さんが自身を守るために行っていた行動でもあったのかな?と私には思えました(違っていたらすみません)。
しかしそんな比べられていると感じてしまうのが当たり前と投稿者さんが思わされる家庭不和も伴った環境を抜け出して、今社会人として社会の荒波に漕ぎ出せていることに対して私は尊敬の念しかありません(私は家に問題を抱え、それに伴う自身の問題からまだ抜け出せていないので)。というのも自分を構成してきた経験や様々な環境因子から抜け出すには莫大なエネルギーが必要になると思うので。。。
ですが、(今もご実家なのかはわかりませんが)少しずつ「家庭や家族」という存在から離れつつあるのに、周囲の方の家族像と比べてしまったり、そこに対する執着を持ってしまうことに投稿者さんの生きづらさがあるようにも私には思えました。
閉鎖された空間から抜け出して、一人の人間として歩みを進めだした投稿者さんの中で少しでも家庭に対するイメージが払拭されたり、「投稿者さん自身が望む家族・家庭像」が形作られていくことを私は願っています。
投稿ありがとうございました。
感想1
人に優しくできるのは自分自身に余力があるからなのだろうと、私自身の現状とも重ねながら読ませてもらいました。かといって、どうやったら自分にその余力ができるのか考え、行動するのも大変で、でもだからといって人に当たってしまえば自分も相手も傷ついてしまう…。なぜ優しくできないのかと感じていることや、タイトルで「執着」と表現できてしまうことを踏まえ、投稿者さん自身で自分のことをよくわかっているけれども、制御しきれない、そんな状況はとても苦しいのではないかなと感じました。
急に怒鳴ってきた親を含めて、怒りを含めた「負の感情やエネルギー」への適切な付き合い方を学べる機会のない社会の課題があるとも思えました。誰しも負の感情を持つことはあり、それ自体は自然なことだと思います。そして、取り扱いの難しい感情だとも思っているのですが、現状の社会では「我慢」するのが良いという風潮が感じられます。けれど、本来は時に人や物の力を借りながら対処していくものであると思います。その場の1つに死にトリがなれていたらいいな、と思っています。私自身の負の感情の付き合い方も含め色々と考える時間になりました。投稿ありがとうございます。