私には過去の記憶があまりない。覚えていることといえば写真で見たこと又は悲しかった事、嫌だったことぐらいだ。何故か楽しかったこと、嬉しかったことは覚えていない。幼稚園時代の思い出は、今思うと幼稚園に行くのを嫌がった私を、母親が何度もめちゃくちゃに叩いた時の事、同じ理由で布団です巻きにされて、苦しくて辛かったこと、押し入れに閉じ込められて泣きつかれて空いた小さな穴から除いた光の思い出。小学校時代は冷たい玄関に放り出されて泣いてた時のこと、ベルトでおしりを何度も叩かれたこと、ランドセルの中身をベランダから外にばらまかれたこと、言葉の暴力は内容はあまり覚えていないけど、いつか耐えられなくなって母を殺して私も死ぬんだなと思うくらいのものだった。中学高校時代はほとんど家族と口をきかなかった。それでも髪をとかしているだけで、「外側じゃなくて中身をキレイにしろ、性格ブス」等と言われた。
47歳になった今の私の生きづらさははこうやって出来上がっていったのだと思う。
経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
私のできるまで
感想2
人の記憶や経験は楽しかったことよりも辛かったり怖かったりすることの方が残りやすい、と私は原体験からそう考えています。もしかしたら多少はあるのかもしれない楽しかった、嬉しかった記憶を恐怖感や不安感を伴う記憶が飲み込んでしまうのかもしれません。
楽しい記憶を10や20集めても暴力被害の記憶１つには到底勝てないのかもとあなたの経験談を読みながら考えさせられました。あなたの幼稚園～小学生の頃だけでもこれだけ（一部かもしれませんが）の暴力を経験し、記憶されているのですから、他の記憶が霞んで曖昧になり、思い出せなくても無理はないと思います。
過去の経験が40代になったにいまも影響を与え続けるあなたの事実（私のできるまで）は、死にトリに訪れる多くの方が感じる「いま自分がどうしてここまでしんどいのか？」という問いへの答えを示しているように私は思いました。
いまの生きづらさについても気になるところですが、今日は投稿してくれたことに感謝しつつ感想を終えたいと思います。ありがとうございました。
感想1
子どもの頃の記憶がかすかな情景として私にも少し伝わってきました。そして、その情景から今の生きづらさにつながっているという確信も最後の一文で感じました。今のあなたにどんな生きづらさがあるのか想像しています。死にトリにつながったことを考えると、死にたい気持ちや消えたい気持ちがあるのかもしれません。周囲にはしんどい気持ちを隠して、一人でいろいろなことを抱えたり、飲み込んだりして、表面的には明るく頑張っているのかもしれないと勝手ながらあなたの姿を思い浮かべています。
ただ、私は生きづらさは人とつながることで変化するものだと思っています。こうして自らの経験を書いて送ってくれたあなたの行動から、あなたの生きづらさが次につながると思います。少なくとも、読む人に何か感じることや気付くことを与えてくれると私は思いました。もしも、また書きたいと思ったら死にトリに来てください。