経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

なんのために生まれて何をして生きるのか

あまり記憶にはないが、どうもネグレクトを経験しているようで、「親から愛されてこなかった」ということを最近、ある人からのなにげない言葉で思い知らされた…。

それからというもの、今までほとんど感じることのなかった「感情」というものに振り回されている…。つらさ・悲しみ・怒り・諦め…。そういったものに全身を奪われてしまったような感覚…。縛り付けられてしまって、固執してしまっている感覚…。生きているのがとてもつらい…。「そういったものも『自分自身』だから、否定しないでただ受け止めて」と言われたがそんなことできるはずもなく、またしたくもない…。「感情はなくなると、人間らしさが奪われる」とは言うが、もはや「人間であること」自体を否定したい…。

「親から愛されなかった事実」はどんなに消そうとしても一生消えることはなく、ずっとそんな闇を抱えて生きていかないといけないということは、生き地獄以外の何物でもない…。「親も未熟だったから愛さなかったのはしかたない」という人もいるが、こんな私でも親になり、ほかの人よりは愛情が注げなかったにしてもそれなりに子育てしてきて、今のところ子どもたちは、人としての道を踏み外すことなく、むしろ、私よりも頑張って生きている…。「そこまで頑張らなくてもいいよ」と言ってあげたいくらいだ…。私もいまだに親としては未熟だと思うし、「成熟しきった親」なんていないと思う…。それでも、「親が未熟だったから」と言われて、自分が愛されてこなかった理由にしようとする人の思考回路はぶっ壊れてると思う。今はまだ完全には独り立ちしていない子どもたちの成長を見守るためだけに生きているようなもの…。その役目が終わったら人知れずこの世をされたらいいな…と思っている…。

感想1

共感できることがたくさんあって、心の中で何度もうなずきながら読みました。
私はネグレクトをされてきたわけではないですが、自分を支配してくるほどの負の感情を抱えていると自分では感じていますし、あなたの経験談を読んでいると「ほんとそれな」という言葉が出てきます。
だから、あなたがつらい気持ちを抱えている中でも、その気持ちをこのように言葉にして、伝えてくれたことに私は感謝したいです。

ただでさえ、自分が抱えたくて抱えたわけでもない負の感情といつも付き合う苦労を抱えているのに、どうしてそれに加えて、無理解で残酷な言葉までかけられて、黙って一人考え続けなくてはならないのだろう…と私も心がざわざわしてしまう時があります。(この私の気持ちは、あなたの気持ちと似通ったものかな?と勝手ながら思っています)
深く傷つき、その傷を背負い続けて生きている人に対して「傷つけてきた相手の気持ちや立場も想像して、受け入れたらいいじゃない」みたいなことを言う人って…なんなのでしょう。自分の感覚や経験だけで、こっちのことを想像してきているというか、もはや想像するのを怠けているような…

もしできることなら、あなたのもやもやをどんどん聞いて、話を深めてみたい気持ちです。
他にも、どんな人のどんな言葉から「親から愛されてこなった」と気づいたのか、それまでは親についてどんな認識をしていたのかや、育てている子どもたちのことなども、聞いてみたいと感じています。
経験談の投稿、ありがとうございました。

感想2

何気ない言葉によってご自身の境遇を思い知らされたとのことで、そのぐらいあなたにとってネグレクトは当たり前のことだったのだなと思います。それはある種痛みを自覚することができたという前進であると同時に、親から愛されなかったという(あなたは何も悪くないにもかかわらず)罪の意識を背負うことのようにも思えて、読ませてもらって複雑な心境に至りました。

私としては、感情は人間にとって大切なものの1つだと思っています。「つらい」という感情があるからこそ人は休息を取ります。「つらい」がなければ人はどこまでも頑張り続けて壊れてしまうんじゃないかと思うんです。同じように怒りや悲しみが人を突き動かすこともあるかもしれません。感情はブレーキでもあり、アクセルでもあるんじゃないでしょうか。
けどそれはそれとして感情の手綱を握るのは非常に難しく、こんな思いをするぐらいなら感情なんて捨てたいと思うことが私にはあります。矛盾しているかもしれないですが…。ロボットだったらこんなこと思わないのかなとか、気持ちのザワザワが止まらない時には心の動きを一時停止できたらいいのにとか、そんなことを考えます。だから、「人間であること」自体を否定したいというあなたの考えには共感せずにはいられませんでした。

あなたが育ってきた環境はとても過酷だったと思います。その分これから先はあなたが納得できる生き方をしてほしいって思います。書いてくださっているお子さんに言いたいこと、是非伝えてほしくなりました。その言葉はきっとお子さんにとって頑張りを見て貰えていることに実感を与えると思います。同時に、伝える側のあなたにとっても胸を張れる親としての在り方に近づく一歩のように思え、あなたが背負っているものをほんの少しでも軽くしてくれないかな…って考えました。とにかく、絶え間ないしんどさに苛まれているあなたの負担が少しでも減ることを心から祈っています。
経験談の投稿、ありがとうございました。

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