経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

生きていたいのかわかりません


どうやったらうまく生きることができるのか、これからも生きていたいのかわかりません。
小学校4年~中学まで、ずっといじめにあっていました。理由はわかりません。悪口、無視は当たり前で、ランドセルを壊され靴も何足も捨てられ、机の中には残飯を入れられ、友達も巻き込まれるのを恐れ離れました。暴力もあり今でも後遺症のようなものがあります。今でも同級生に会うのは怖いです。
親は必死に守ってくれていたかと思います。
でも、父親の酒癖がひどく、普段は優しいのに飲むと暴れて手がつけられなくなり、刃傷沙汰のようなこともありました。それは父親の年齢があがり体がうまく動かなくなるにつれひどくなっていきました。
社会人になり、家を出ることも考えましたが母や姉妹に何かあったらと考えると怖くて、家で酔った父親と朝までやり合いして仕事に行くことも常でした。警察沙汰にも何度もなり、姉に止められましたが、父親を殺してしまいそうになることもありました。その父親は7年前に心臓発作で急逝しましたが、今でも男性の大きな声や怒鳴り声に身がすくみます。
姉妹はみんな結婚してますが、よい結婚にはおもえません。何か問題が起きると寄ってきます。
妹はDVを受けて助けを求めてきました。私の貯金を全部使って何年もかけて離婚~子供との生活のサポートをしてきましたが、DV相手との子供をまた設けました。私には何も話しませんし連絡もしてこなくなりました。他の姉妹を通じて状況を知るのみです。
私には家庭事情なども知ってなお20年近くお付き合いをしてくれている方がいます。最近プロポーズをしてくれましたが、嬉しさよりも嫌だという気持ちだけがでてしまいました。
結婚というものに希望が持てず、今のままがいいと言ってしまいました。
本来ならば幸せで嬉しいはずなのに、相手を傷つけてしまった自分を消したくなりました。
自分が幸せになる未来がどうしてもどうしても想像できません。
迷惑をかけないように早く死なないといけないと考えてしまいます。
自分の人生に価値があるのか、わからなくなってしまいました。

感想1

経験談の投稿ありがとうございました。
いじめはどんな理由があってもなくても、ひとの心の核の部分に傷をつける理不尽な行為だと思います。特に理由なくということは、あなたは何をどう考え、行動したらいじめられたり、いじめられなくなったりするのか、わからなかった毎日で、小学校から中学校は緊張や不安、焦燥感はとても強かったのではないでしょうか。それが数年にも渡って続いたのですから「生きていたい」が曖昧になっても不思議ではないと思います。親さんはあなたを守ろうとしてくれた…そこから想像したのは、特に守ってくれた母親さん(違ったらすみません)や姉妹さんを酒に酔った父親さんから守ろうとして必死に立ち向かったあなたの姿でした。普段は優しさが見える父親さんにも酒癖を直してもらいたくて頑張ったのかな…家でも学校でも暴力の近くにいる状態だっだでしょうから、この経験談に書いてくれたようなことは今も繰り返し頭の中に浮かぶのではないかと想像します。同時にあなたのこれまでの経験は、もしかしたらひととの境界や距離感、対人の不安感に強く影響を与えているのではないかと思いました。もしもそうだとすれば、それは妹さんやパートナーさんとの関係にも影響していそうです。あなたがプロポーズに対して、嬉しさよりも先に嫌な気持ちが出てきたことは、とても自然な気持ちなのだと私は思います。最終的には自分を責めて、死ななければという思考にまでなっていくわけですから、やっぱりいじめなどの暴力というのは理不尽でしかありません。今回こうやって経験談に心の声も含めて書いてくれました。こうやって自分の気持ちをお話する機会をこれからも持って欲しいです。「まもろうよこころ」で検索すると気持ちをお話することができる窓口が出てきます。よかったらアクセスしてみてくださいね。私はパートナーさんとよく話し合って、結婚と言う形にこだわらなくても、あなたの気持ちや考えが尊重されて、おふたりなりの距離感や関係性でいられたらいいなって思いましたし、日常の中であなたが安心できる瞬間が少しずつでも増えていくことを願っています。

感想2

周囲からは見えないかもしれませんが、奥に不安と緊張を抱えながらも、周囲に気をつかい、頼りがいのある人という認識をされている姿を想像していました。いじめやお父さんがお酒を飲んで暴れた経験の影響もあるかもしれませんが、持って生まれた繊細さというのか、周囲より多くのことを感じるタイプなのかもしれないと考えていました。
そして、自分の感じることや気持ちにはよく耳を傾けているように感じました。怖いこと、不安、幸せになる未来が想像できないことなど、それらの感情はとても率直に読んだ私に届いてきました。特に、プロポーズをされて嬉しさよりも嫌だという気持ちが大きかったことについても、あなた自身には戸惑いが大きいのだろうと思いますが、自然な気持ちなのだろうと感じました。相手を傷つけてしまったのではないかと自分を否定する気持ちが出てきたようですが、見方を変えると、そうした戸惑いの気持ちを伝えあえたり、受け止めあえることは大切なのではないかと思っています。
タイトルにある「生きていたいのか」という問いや最後にあった「人生に価値があるのか」という問いは、シンプルだけど深いテーマだなぁと思って考えています。とりあえず私にはすぐにわかりません。でも、そんなわからないことを誰かと一緒に考えたい気持ちはあります。こうして経験談を読み、あなたの書いたことから想像をめぐらせ、「じゃあ、自分は生きていたいのか」と問いかけていると、私はひとりではない気持ちがします。
そして、人生に価値があるのかもわかりませんが、人が生きていくために必要な価値をつくっていくことはできるのかもしれないと思います。問いの答えはわかりませんし、厳しい現実もあるかもしれませんが、一緒に考えたいと思います。もしよかったら、これからも死にトリに来てください。

お返事1

ご感想がいただけるとは思っておらず、びっくりしました。
まとまりのない私の文章を読んでいただき、ありがとうございます。
いただいた感想を拝読し、自分でも驚くくらいに涙が出ました。私は私の気持ちや人生を、否定やアドバイスなどなしにただ誰かに聞いて寄り添ってもらいたかったのだな、と気づくことができました。

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