経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

毒家族

DVだった父は自殺し、私にわいせつ行為をしていた兄は(母はその事を知らない)家を飛び出し、母は精神不安になり私に依存し自分の人生を歩むのを許さなかった。反発し、抵抗もしてみたけど、諦めた・・・その状況のまま三十年間も経ち、いつしか母と私は共依存になっていた。  昨年末、母は亡くなった。
私は生きてる意味がなくなった。この三十年間、ただ母をひとりにしない為だけの人生だったのに。一方の兄は、自分の人生を生き自分の家族をつくり、常識人の様に暮らしている・・・。母が亡くなっても帰ってくる事も無く、自分の生活を守る事を優先。いや、自分の家族には、ひた隠しにしているのだろう・・・ややこしい両親の事・自分が妹に犯した行為の事、知られる訳にはいかないと思っているはず。 それならば、と“壊してやりたい”衝動にかられる私は、毒妹か?それとも父の血が流れているせいか?
どっちでもいい・・・ただひたすらに許せない、それだけ。

感想1

短い文章にいろいろなものが詰まっているように感じました。最後の方にあった“壊してやりたい”衝動ですが、読んだだけの私も強く同感しました。毒妹でも、父の血のせいでもないと思います。それは、あなたの中に、不当なものを見逃さない感性や怒り、理不尽といったような感情があるからだと思います。
「生きてる意味」とは難しいものですね。最初からあるものなのか、それとも逃げられない現実に直面化する中で見つけて行くものなのか。おそらく、あなたの人生の中では置かれた状況の中で見つけてきたからこそ、今のあなたにとっては見つからなくなってしまったのかもしれません。
今まで経験したことがないからとても難しいかもしれませんが、あなたが自分のために生きる意味を探しに行くことはできるでしょうか。探そうと思っても見つかる保障はないかもしれません。それでも、私も死にトリも同じような思いを持つ人たちとともに探していく旅は続けたいと思います。よかったら、また死にトリに来てください。

感想2

短くまとめられた文章の中に、私が想像しきれないほどにたくさんのそして重い出来事があり、投稿者さんは一方的に虐げられたように思いました。そして投稿者さんの自由を奪った行為は許されるものではないと思います。
30年もの間、たったひとりで抱え続けた思いはどこかで爆発させて欲しいと私は思いました。その爆発は相手を攻撃するという、形には見えはするけれども、自分を解き放ち自由を獲得するために必要なことだとも思いました。
 壊してやりたい衝動が、たまたま今実行されていないのは、投稿者さんの自制心がなせる技なのだろうと思います。また、こうして「許せない」と告発することは、これまでもそしてこれからも内に秘めこらえ続けることよりも、たくさんの勇気が必要だったことと想像します。
この体験談は投稿者さんにとって許さざることがあるという「意志の表明」だけで終わるのではなくて、表明できた自分への自信をもつきっかけとなることを願っています。そして投稿者さんが安心できる生活を送るために、このサイトがどのように役立ちそうかフィードバックをいただけたらありがたいと思います。

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