経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

泣かないで

私ははじめて自傷行為というものをした。
学校に行きたくなかったから。嫌われてるのかなと不安になったから。みんなに追いつけないから。教室に行けないから。
自分でも何が理由か分からなかった。でもその日はいつも以上にイライラしてむしゃくしゃしていた。
学校でこうなるのは初めてではなかったけれど、なぜかパニックになってしまって、どうすればいいかわからなかった。
それで昼休み、トイレの個室に入り、シャーペンの芯で何度も自分の腕を傷付けた。痛くて、今すぐにでもやめたかった。でも1人でこうしていればイライラも無くなると思った。
しばらくして、傷付けたところが痛くなってきた。またトイレに行って確認してみると、白かった傷は赤くなっていて、お姉ちゃんの顔が思い浮かんだ。
お姉ちゃんは、私の容姿をいつも褒めてくれていた。特に肌。
綺麗な肌だね、とほぼ毎日褒めてくれた。その肌を、腕を、私は傷付けてしまったのだ。もしかしたら数分で治まったかもしれないイライラを理由にして。

放課後、お姉ちゃんが学校に迎えに来てくれた。
お姉ちゃんは私のことを心配してくれた。
「元気無いね、大丈夫だった?」
「いつでも私に相談してね」
お姉ちゃんの方が辛い思いを沢山してきたのに、あぁ、私はどうしてこんなことを、
私は涙が出てきた。いっぱい泣いた。泣きながらお姉ちゃんに自傷のことを頑張って伝えた。
するとお姉ちゃんまで泣いてしまった。
なんで泣いちゃうの、と聞くと
「すごい辛かったよね、痛かったよね。頑張ったね。」
と泣いて抱きしめてきた。私はぐちゃぐちゃになった。
大切な人を泣かせた。お姉ちゃんは何も悪くない。私が勝手にこうしただけで、そのせいでお姉ちゃんにまで辛い思いをさせてしまったのだ。

家に帰ってから、トイレで腕を切った。
お姉ちゃんを泣かせた自分を許せなかったから。でも、また悲しんでしまう。ぐるぐると嫌な考えが頭の中を回ってつらくなる。
なんで私は生きてるんだろう。死にたい。でも死ぬのは嫌だ。
消えたい。

感想1

投稿ありがとうございます。
これまでも正体不明の感情に襲われてきたんだろうと思います。正体が分からないものの対処なんてわからないですよね。私ならわからないと思います。どうしていいかわからない、そんな中で考えに考えてようやくたどり着いた対処が自傷行為だったのかなと感じました。

まず、自傷行為が悪いことだとは断定できない、というのが私の個人的な感想です。あなたの抱えるものを少しでも楽にする方法なのであれば、それをすることで少しでも楽になるのであれば間違いではないと私は思います。
ただ、お姉さんがあなたのこと、あなたの肌を褒めてくれていたこと、それを傷つけたことでお姉さんが悲しみ、結果あなた自身が苦しんでしまっていること。あなたの中で自傷行為をすることに対し壮大な葛藤があったのだろうと感じますが、この方法は本当にあなたを楽にさせているのだろうか、という思いも同時にあります。

あなたの抱えるつらさをお姉さんに打ち明けられたことが良かったのではないかと個人的に感じました。あなたの言うように、お姉さんはあなたよりもつらい思いを沢山してきているのかもしれません。それなのにとあなたは感じるかもしれませんが、つらい思いをたくさんしたからこそ、あなたの抱えるつらさに心が動かされたのかもしれないと私は感じました。
そんなお姉さんに涙を流させてしまったという思い、それを許せないという思いがあなたを再び自傷行為に至らせたこと。大切に思っているからこそ、誰よりもあなたがあなた自身のことを許せなくて、「自分への罰として」の自傷行為にたどり着いたのかなと感じました。

「正体不明の感情をなんとかしたい思い」と「お姉さんを悲しませたくないという思い」両者を叶えるいい方法というものは私には分かりかねる所です(申し訳ないです…)。ただ、私個人としては、「あなたが自傷行為のことをお姉さんに伝えたこと」と「お姉さんにつらい思いをさせたこと」という二つは直接つながっているものではないんじゃないかと感じましたし、お姉さんはあなたにとても真剣に向き合ってくれているようにも感じました。もっと周りを頼っていいんだよ、一人で抱え込まなくてもいいんだよって感じたこともお伝えしたいなと思いました。

感想2

「泣かないで」とは、お姉ちゃんに向けた言葉なのかあなた自身に向けた言葉なのか、どちらなのだろうと印象的でした。自分の体で心だけれども、その取扱いは自分自身でもわからないことだらけなのかもしれない。不安やイライラ、むしゃくしゃした気持ちが形を変えて、こんな自分と痛みを向ける。トイレの中での自分の姿は、誰も知らない。こんな自分でいなければならないとか、綺麗な肌の自分で居続けなけばいけないと知らぬ間に自分自身に言い聞かせていたりする。世の中には、ねばならないが溢れていて目を凝らしてよくよくその形を見なければ何のこっちゃわからないことも実はある気がしています。世の中の煙にまかれ、知らぬ間に呪縛が肩にのりその重さや気だるさに気を取られてしまう。その時々の属性により、その呪縛の強さも違ってくる。そして気になることも、気にならないことも腹が立つことも山の天気のように激しく変わる。学校に行きたくないと思ったあなたも、自分を許せないと思ったあなたも、その時消えたいと思ったあなたも受け止めましたと、伝えたくなりました。投稿いただき、ありがとうございました。

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