経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

恵まれてるって言われるけど

私は20代前半の研修医で、大学生から七年間1人暮らしをしています。
幼稚園から大学までずっと国立の学校に通い、浪人や留年もなく進んできました。習い事も多く経験し、外から見れば「順調で恵まれた人生」に見えると思います。

けれど、ずっと強い生きづらさを抱えています。

家庭環境

実家は経済的には恵まれていましたが、家庭内は機能していませんでした。
両親は非常に仲が悪く、同居もしていません。家族で出かけても喧嘩が絶えず、旅行は途中で中断されることが多くありました。嫁姑関係も悪く、悪口が日常でした。

姉は幼い頃に自殺しています。
弟には持病があり、母から過度に甘やかされています。
父は子どもに無関心で、距離のある存在でした。

コロナ禍をきっかけに、実家の経済状況は急激に悪化しました。
それ以降、家庭の雰囲気はさらに荒れ、私の精神状態も悪化していきました。

母親からの暴言と否定

母は精神的に不安定だと思いますが、精神科には絶対に行きません。
私が落ち込み始めると、「気持ち悪い」「うざい」「鬱っぽいのは甘え」と言われるようになりました。

精神科受診を勧めると、
「私に死ねって言うの?」
「元気すぎて声が大きいだけ」
と怒鳴られます。私には常に攻撃的に聞こえ、恐怖を感じます。

結婚への圧力も強く、
「彼女がいない」と言うと
「ゲイなの?」「産まなきゃよかった」
と母から言われました。

経済的支配

母からは、将来開業したら「3億円返せ」と言われています。
それは私の養育費、食費、そして利子だそうです。

私が若いうちから稼いできたこともあり、
初任給で旅行をプレゼントしてほしいと言われ、200万円を渡しました。

恋愛と暴力

同性の恋人と6年間交際していました。
遠距離中に浮気されていましたが、私が他人と仲良くすると激怒されました。

浮気を指摘すると殴られ、
別れ話をすると「自殺する」と脅されました。
恐怖から、関係を断ち切れずにいます。

表向きの自分

職場では明るく、優等生として振る舞っています。
学生時代も「コミュ力が高くて優しい人」と言われてきました。

周囲からは「完璧」「恵まれている」と言われ続け、
弱音を吐く場所を失っていきました。

上級医の中にも、同性愛や鬱に対して無理解もしくは差別的な発言をする人が多く、自分の苦しさが否定され続けている感覚があります。

他人を優先し続けた結果

私は、患者や後輩に対して、
「自分がしてほしかった接し方」を意識して、肯定的に接してきました。

その結果、相談はすべて私のところに集まり、
自分のことで精一杯なのに、さらに追い詰められています。

それでも、私自身を肯定してくれる人はいません。

現在

医療者も信じられない。
家族、特に母親も信じられない。
友人だと思っていた人も信じられない。

過去に何度も自殺を試みましたが、死ねませんでした。
今は、自殺する元気すら残っていませんので、誰かに迷惑をかけることはないと思います。

この先、何十年も生きなければならないと思うと、
ただ絶望しかありません。

全ては自分がまいた種だし、嫌なら逃げればいいと思いますが、逃げてない時点で僕に問題があるとは思いますが、体調悪くなっても甘え、うざいと罵られ、限界になってしまい投稿させていただきました。

感想1

経験談を読ませていただきました。
今まで辛い中、必死に生き延びてきたことが伝わってきました。子どものときから今までずっと辛かっただろうなと思いました。そんなあなたにまずはあたたかい言葉をかけたい気持ちになりました。

自分も他の人の表面的な部分ばかりを見て「いいな」と羨ましく思うことも時々あるのですが、この経験談を読んで身につまされる思いになりました。
表面的な部分では分からない深い葛藤、苦しみがあなたにはあって、それはあなたにとっては1人で抱え込むにはあまりにも大きすぎるのかなと私は感じました。「話を聞いてくれる優しい存在としてのあなた」とかそういうことではなくて、「あなた自身」をまるっと受け止めてくれる存在、弱さを見せられる相手がほしいのかなと思いました。

本来ならパートナーといった存在がそれにあたるのかもしれませんが、あなたの場合は家も恋愛関係も恐怖を感じるもので、安心からはほど遠い状態だということも伝わってきました。私はこの経験談を読んで、あなたのお母さんやあなたと恋愛関係になった相手は、あなたのことを対等な存在だと見ておらず、暴言や暴力で支配しようとしているように感じました。心無い暴言や暴力であなたはすごく傷ついているだろうなと思います…。
「逃げてない時点で僕に問題があるとは思います」と書かれていますが、まずやっぱり恐怖があると逃げるのも怖くなるのではないかと私は思いました。また、すごく辛い環境でもそれが昔から当たり前のものとなっていると、そこから抜け出すよりは現状を維持しようとしてしまうのではないかと私は感じました。「縁を切ればいい」と言うのは簡単ですが、なかなかできない場合もあるものだと思います。自分も実際に「おかしい…」と思っていても、相手に依存して離れられなくなってしまったことがあります…。

今あなたはとても孤独感を抱いているのではないかと思います。職場の人も含め「周囲の人は自分の苦しみを受け入れてくれないのでは」と感じるような振舞いをされているとなると、「信じられない」といった気持ちになるのも無理ないですし、ただでさえ歯を食いしばって、おそらくとっくに超えているであろう限界からさらに気力やら何やらを振り絞っているあなたへの追い打ちでもあるよなぁ…と私は思いました。率直に、もっと人の苦しさやしんどさに寛容な世の中になってほしいなと思いました。

私はあなたの経験談を読んでお返事を書くことしかできませんが、もしまた投稿したくなったらぜひ投稿してください。お待ちしております。

感想2

辛いことがたくさんあった、そして現在進行形でその渦中にいるあなた。あなたの経験談を読みながら、ぼんやりと斎藤環さんや森川すいめいさんが頭に浮かんできました。最後まで読み終えた時に、腕を組み天井を見上げる様な、なんとも言えない気持ちになりました。

機能していなかった家族、暴力的な恋人、否定的な言葉を投げかけられる職場、どの場面でもあなたは傷つけられ苦しい思いをしてきている。それなのに、「恵まれてる」とあなたの辛さを見つけなかった社会も、「恵まれているから」と、その社会の言葉に飲み込まれたあなたもなんだか切ない。医学部に入るほどの頭脳を獲得し維持してきたあなた。やられたらやり返すではなく、「自分がしてほしかった接し方」と、誰かに優しさを向けるあなた。ここに綴られている言葉は、あなたが辛い思いをしながらも、懸命に生きてこられたことを簡単に想像させ、誰もがあなたを全力で肯定する、そんな気がします。

社会は「多くの人」や「多くの場合」などを、暴力的に振り回し、それ以外を良い事ではないと評価する、そんな性質があるように個人的に思っています。これまで育ててきたからと、大金をせびり、心無い言葉を投げかける。そんなことを考えると、あなたが母親を信じられないのは、至極真っ当なことかと思います。誰を好きになるかや、体の不調などを、根拠のない言葉に無責任に置き換える。そんな医療者も信じられないのは当然です。言葉の裏を想像せず、優等生の役割をおろさせてくれない知人とも、距離を置きたくなるのもわかります。そして、逃げるにも、怒るにも、その源になる心や体力が必要な気もします。それを選んでいない、あなたが悪いことはひとつも無い。自分なりの辻褄があって、ちゃんとあなたの気持ちは生まれています。傷つけられても良い、あなたはいないそんなふうに思います。この経験談にたどり着いてくれたことに感謝をしつつ、まずは心身共に休めて欲しいと願う気持ちです。投稿いただき、ありがとうございました。

お返事

丁寧に読んでくださり、そしてこんなにも真剣に受け止めてくださってありがとうございます。
自分の体験を、否定せずにそのまま「辛かったんだ」と言葉にしてもらえたことが、正直とても救いになりました。

「逃げられないこと」や「恐怖があると動けなくなること」を理解してもらえたのが、特に心に残っています。
自分でもずっと責め続けてきた部分だったので、「それでもおかしくない」と言ってもらえたことが、少しだけ肩の力を抜かせてくれました。

今はまだ、誰かを信じるとか、安心できる場所を持つことが簡単ではない状態ですが、こうして言葉を受け取れる人がいると知れたこと自体が大きかったです。

すぐにどうこうできるわけではありませんが、また言葉にしたくなった時には投稿させていただくかもしれません。
本当にありがとうございました。

一覧へ戻る