都会に行って何かがしたいわけではありません。ただ故郷を出たいのです。
僕は昔からいじめられて続けていました。今は社会人なので大丈夫です。でも、過去の記憶は僕の頭にへばりついて消えてくれないんです。僕を一番いじめていたやつらは家が大きなスーパーマーケットチェーンのやつと大きい肉屋のやつでした。移動中にそのスーパーを見ると吐き気がします。散歩中に肉屋のトラックが目の前を通ると足が震えます。いじめた奴らは忘れて幸せに暮らしていると思います。僕も全て忘れて幸せに暮らしたい。でも、僕はずっとそいつらに囚われて、僕の意思関係なしに脳が嫌な記憶を反芻して「そうは成れない。」と言ってきます。田舎を出たいです。少しでも忘れられるように。
経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
田舎を出たい
感想2
あなたを苦しめるスーパーも肉屋も無くなってくれたらいいのに、あなたが故郷を去る理由はどこにも無いはずなのにと憤る気持ちです。大きなスーパーマーケットも大きな肉屋も、あなたの生活の視界に入り続け、今もあなたを痛め続けている。足も震え、吐き気もするほどにあなたはまだ、いじめられた余波に苦しんでいる。あなたが言うように、一旦退散は自分を守る方法のように思います。故郷を離れることで今の自分といじめの間に時間と距離が横たわり、なんとかあなたの望むどおり無事に忘れることができるかもしれない。心や体の動揺が落ち着いたころに、嫌な記憶を反芻していた自分に、調子を聞き、その意向を確認してみて欲しい。
感想1
望まない苦しみが心に傷となって残ること、望まない記憶の結びつきによってその傷に塩が塗り込まれること、あまりにも理不尽だと率直に感じました。都会の情報量の中ならば薄れるかもしれない存在感も、田舎だと相対的に気になってしまう(目に入ってしまう)でしょうから、物理的に環境を変えることは1つの手だと思います。一方で、どうして自分(あなた)が受けた傷をやわらげる努力をしなければならないのだろう、というやるせなさもあったりするのかなと想像しました。
あなたの意思と関係なく揺さぶられるものが多く在ると思いますが、それでもあなたが持つ意思が少しでも叶い、安心できる時間が増えていってほしいと勝手ながら感じました。