経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

2人の自分

私の頭の中に存在する考えを作る2人の自分が、主人格を悩ませている。どんなことにも食い違う意見が出て、板挟みになる。ここからは私の頭の中の対立による悩みを書き出していく。
基本的に、一方は常にポジティブで、もう一方は常にネガティブである。例えば、静寂のことを落ち着ける空間だと思っている自分と、不安に苛まれる危険がある空間だと思っている自分。今のままで十分だと思っている自分と、まだ納得がいっていない自分。誰かがある事を成し遂げた時、それを褒め称える自分と、腹が立って貶す自分。追い詰められた時に、余裕を見せる自分と、焦燥に駆られる自分。変化が大好きな自分と、変化が大嫌いな自分。無理な理想像に対して、高みを目指そうという自分と、プレッシャーで潰れる自分。人のことを愛すべき存在だと思っている自分と、軽蔑すべき下等生物だと思っている自分。強欲や傲慢なことに対して、仕方ないことだと思う自分と、絶対に許さない自分。トップだった学力が下がったことに対して伸び代があると感じている自分と、堕落が始まったと感じている自分。現実を楽しもうとしている自分と、白昼夢を楽しもうとしている自分。個性的に生きたかった自分と、普通に生きたかった自分。
ある時点数の低さで自傷行為をしたことがバレて精神科に行くことになったとき(今はまだ行ってない)、気付いてもらって嬉しかった自分と、馬鹿馬鹿しいことをしたと感じた自分。死を悪く思っていない自分と、恐くて仕方ないことだと思う自分。この2つは幻聴になって主人格に語りかけてくる。
いい加減、統合して欲しいと感じている。統合までいかなくても、切り替えができるようにして欲しい。だが、今はまだSCに相談することと病院で診断を受けることを待つのみである。地獄耳であることを惜しむばかりだ。

感想1

例えで出てくる対立する自分の多さとそれを書き出せることにすごく驚きました。生きていると対立や矛盾した気持ちのどちらも抱えることはあると思っていて、私自身もそういうことはあるのですが、あなたの場合はそれが日常茶飯事になっているような想像をしています。どんな感覚なのだろうと考えているうちに、いくつかのイメージが浮かびました。

1つ目は操り人形です。ポジティブな自分が右手でネガティブな自分が左手で、操り人形をうまく動かすには右手の左手の連携が必要だけれど、それがいつもできないイメージ。対立がひどいと、人形が変な方向に引っ張られてしまう時もあるのかもしれない。
2つ目はロボットです。二人の自分が主人格というロボットの操縦席を奪い合っていて、ロボットであるあなたがうまく動けないイメージ。操縦が安定しないことで、日常生活を送るのが大変かもしれない。
3つ目はダンジョンです。対立する二人の自分によって二者択一のダンジョンからあなたが抜け出せない。実は二人の自分以外の考えもあるかもしれないけれど、それを選んだり考える余地を全く与えてくれないのかもしれない。

あなたの感覚に近いものがあるのかはわかないですが…。ただ、どれを想像しても、主人格であるあなたは苦しそうだし、休まる暇がないのではないかと感じました。統合なのか、切り替えなのか、調和なのか、わからないですが、少しでも今の対立ではなく、二人の自分と主人格であるあなたが共存していけるとあなたも板挟みにならずにいられるのかなと考えていました。こうやって自分の感覚を外に出すことは、すごく大事な気がします。投稿ありがとうございました。

感想2

2人の自分を見事に表現してくれて、あなたの思考が私なりによくわかりました。
“許す自分と許さない自分“ ”受け止めようとする自分と否定しようとする自分“そんな相対する2人のあなたが存在しているように思いました。それは人が「○○とも思うけれど、いやでもな…」と考えてみる感覚とは違い、あなたが前を向こうとしたり、柔軟に考えてみようという時に、後ろからあなたを掴んで離さないような、自由を奪おうとする声のようにも感じます。2つの声があなたというよりも、許さない、自由を奪おうとする声の方は、あなたがこれまで他者から刷り込まれてきた価値観や否定感の様にも感じられましたがどうでしょうか。本来人は自由であるし、自分の意思や感情は誰にも否定できず尊重されるものだと思いますが、それらを脅かそうとする声があなたに語り掛けているようです。前者の声があなたで、後者の声はあなたじゃないような…そんな印象も受けました。あなたが書いてくれたようにその2つの声がどちらもあなただとしても、1つに統合されて後者のあなたが前者のあなたをそこまで否定せず、尊重してくれるようになり、見守ってくれるといいですね。安全のために時々ちょっと違う意見をくれて、ブレーキをかけてくれるくらいになってくれたら…なんて勝手に思っています。もしも後者のあなたの声と同じようなことを言う人が近くに存在するなら距離をとってみて欲しいです。受診やカウンセリングにつながって欲しいなと思いつつもまだ時間がかかるようならまた死にトリを活用してくれるのもいいかなって思います。
投稿ありがとうございました。

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