経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

集中力が無くなってしまいました

私は来年に国試を控えた学生です。試験まであと半年といった所です。
なのですが今勉強する時間が極端に減ってしまいました。問題を10問解いて知識をまとめ今日は30分しか勉強出来ませんでした。
何故無気力なのかを考えた所、模試の結果が勉強をしても変化を伴わないからです。どれだけ集中して夏に勉強をしても模試の点数は伸びません。
自虐的なのか自分が自分の首を絞める事しかしません。自分の敵は自分とはよく言った物で挑戦して失敗する事を恐れ結果的に行動をやめてしまいます。
変えたいのに変われません。周りの人は私を褒めて下さり力があるのに発揮できていないだけだと言います。臨床実習も自分が思っていた以上の評価を貰いました。にわかに信じ難いですがこの事がほんの少し頑張る原動力になっています。

集中力を長続きさせ結果を残すにはどうしたらいいのでしょうか。とても辛くて生きるのが億劫です。食事も普通の人より食べる事を避けてしまい、炭水化物が不足して頭が回らないのが分かっています。生きるのに疲れました。
絵を描くことが趣味ですが夢中になって描けなくなりました。主に本業の学業を考えると力が抜けてどん詰まりです。

一生懸命にやって結果が伴わずに心が折れるのが一番怖いです。またそのような自分に怒りがあり変われない自分が嫌です。

感想1

周りの人からの言葉とは対照的に、あなた自身はすごく自分に厳しい眼差しを向けているのかな?と感じながら読ませてもらいました。勉強しなければ、勉強するからには成果を出さなければという「~しなくては」がかなりのプレッシャーにもなっているような印象もありました。挑戦して失敗を恐れることも、結果が伴わないことが怖いのにもきっとなにかしら理由があるのかなと思ってもいて、どんなことがあったんだろうなぁと一人勝手に想像していました。(社会に「過程」より「結果」を重視する風潮はある気がしますし、身近な存在からそういったメッセージを浴びていた可能性もあるのかなぁ…などなど)
国試が近づくほど焦りやプレッシャーも増してしまうかもしれませんが、だからこそ急かされない環境が大事な気がしています。死にトリはそんな場所だと私は思っているので、またうまいこと活用してもらえたらと勝手ながらに感じました。

感想2

経験談の投稿ありがとうございます。“努力が報われないこと”への深い疲弊感と、“報われなければ努力する意味が見いだせない”という自身への厳しさとの間で揺れ動いている様子が伝わってきました。どこか自分の中で“こうであらなければならない”といったような…完璧とまでいかなくても、自分を縛り付けてしまっているところはあるのかなと想像しています。
半年後に国家試験を控えながらも、勉強への意欲が保てないのは怠けではなく、限界に近いほどに自分を追い詰めてきた証のように私には映りました。結果が見えない努力ほど、精神を削るものはないよな…と自分と重ねても思うことではあって、しかも国家試験のような一発勝負に向けて勉強をしていると、その不安と自己否定は何倍にも膨れ上がってしまうなぁと。あなたが感じている「生きるのが億劫」という感覚は、社会的なプレッシャーも関係していたりするのかな?と思ったりもしています。
文章の中で印象的なのは、「挑戦して失敗する事を恐れ結果的に行動をやめてしまいます」という部分で、失敗を恐れるとき、“自分を守ろうとする力“が発揮されるのだと私は思います。努力しても結果が出ないと、「努力した自分」そのものが否定されてしまう気がするというのか…これは意志の弱さではなく、心が自己防衛しているサインなのではないでしょうか。「食事を避けてしまう」「絵を描けなくなった」ことも体と心の両方がすでにSOSを出しているのかなと。楽しむ力が奪われるほど、あなたは自分を酷使してきたところもあるように私は感じます。
「集中力を長続きさせ結果を残すにはどうしたらいいのでしょうか」という問いに正確な答えを出すことは難しいですが、少なくとも今のあなたには、“努力を続けるためのエネルギー”が尽きかけているということをまず認めることも必要なのかなと…。“頑張れない自分”を責める前に、“頑張りすぎて壊れかけている”自分の声に少しでもいいので耳を傾けてほしいな…と無責任かもしれませんがそう思ってしまいました。
この社会では、努力を疑うことも、休むことも許されない空気はありますが、“今”だけではなくこの先を見た時に、長く走り続けるためには、立ち止まる勇気も本当の強さなのかもしれないなと私は思います。あなたがこれまで積み重ねてきた努力は、数字や点数に表れなくても、確かにあなたの中に残っているとお伝えしたい気持ちです。模試の結果では測れない“耐える力”や“考える力”は、すでにあなたの一部になっているはずです。今のあなたに必要なのは、“立ち止まっても、自分を見捨てない”ということなのかもしれないなと考えたりしました。そうはいっても焦る気持ちや苦しさはそう簡単になくなるものではないと思うので、あなたなりの使い方でこれからも死にトリを活用してほしいです。

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