経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

死にたい

私は、最近「死にたい」ということしか考えられなくなりました。

きっかけ↓(暴言注意)
私の親はシングルで、毎日10時間以上はたらいています。そのストレスからか、私に対して毎日叩く・蹴る・殴るはもちろん、時にはものを投げてきたり、包丁を持ってきたり、「なんのために生まれてきたん?ホンマに邪魔。お前なんか消えろ」と暴言を言ってきたりします。
また、学校では、運動ができないため、「運動音痴、どっか行って。お前学校来んなw」と面と向かって言われ、友達もいなくなって居場所がない状態です。行きたくないけど行かないと親に怒鳴られるので頑張って行ってます。でも、毎日行ってる途中に涙が出てしまって、辛いです。
塾でも、自分だけいないように扱われていて辛いです。
相談できる場所もなく、友達、家族にも話せないのでどこにも自分の居場所がないように感じられて、最近は「なんのために生きてるんだろう、いない方がいいのかな」と考えてしまっている自分がいます。本当に毎日辛いです。
どうしたらこんな考え方をせずに生きられますか…?

感想1

家庭というクローズドな場所で向けられるストレスや、学校での謂われなき言葉によって、「死にたい」ということしか考えられない投稿者さんの現状に対する悲痛な胸の内の一端を見た気がして、読ませていただいて思わず胸が詰まる思いでした。

どういった経緯から親御さんがシングルになったのかは私にはわからないのですが、自分たちが生きていくためには仕方ないにしても、そのストレスを経済的なものや責任の部分で肩代わりできない投稿者さんにぶつけることはとても理不尽なことのように思えます。

またそれは、一人親の方が仕事や子育てを両立させることのハードルを上げている社会側の問題な気がしますし、そういった意味では(投稿者さんに対する虐待ともとれる暴力の数々は別として)親御さんも負担や無理を強いられて、かなり追いつめられているといえるのかもしれません(それが投稿者さんに対して心身共に傷つけることをしていい理由にはなりませんが。。。)。

そういった「安心できる場所」として機能していない家や親との関係がある中で、学校で向けられる尖った言葉の数々は投稿者さんをさらに追いつめるものであったのは想像に難くありませんし、募る孤立感を感じて「死にたい」や「なんのために生きてるんだろう、いない方がいいのかな」と感じるようになってしまうこともある意味自然なことな気がして、そう考えてしまうことが悪いことだとは私にはまったく思えないと伝えたくなりました。

個人的には他者から向けられる悪意ある言動に対して、投稿者さんが全く批判的、他責的に考えていないことに対して、「誰かを傷つけたくない」という思いもあるのかなと感じつつ、ともすればそれは意識的にしろ無意識にしろ自身に我慢を強いてしまうことにもなってしまう気がするので、人にしろ場所にしろ投稿者さんがありのままを話せる何かに繋がってほしいと思ったのとともに、思ったことや吐き出したいことがあればまた書きに来てくれたらと思いました。投稿ありがとうございました。

感想2

最後の問いが「どうしたらこんな考え方をせずに生きられますか?」でしたが、今のあなたの環境であれば、死にたいと思うのも無理もないと思いました。暴力や否定の海の中をおぼれそうになっている様子がイメージとして浮かびました。そして、その暴力や否定の海から何とか脱出してほしいと思っている私がいます。
家も学校もいなければならないところ、行かなければならないところだと強く感じるかもしれません。家や学校以外の他の選択肢も浮かばないかもしれませんが、私たちの社会には子どもの権利を守る仕組みがいろいろとあります。そうした仕組みを使って環境を変えられないかと私は率直に思いました。具体的には児童相談所が子どもの環境を変えるための窓口になっています。また、児童相談所はハードルが高そうなら、子どもシェルターや子ども人権110番も相談できるところとしてあります。
本来、どんな子どもでも安心して、自由に学んだり、遊んだり、成長する権利があります。権利があると言われても、何のことかわぴんと来ないかもしれませんが、「国連子どもの権利条約」という形で、世界全体として「子どもを大切にしよう」という共通見解があり、日本もそれに賛成して、子どもの権利を守ろうとする仕組みがあるのです。ただ、まだ十分ではなく課題も多いので、「そんなもの本当にあるのか?」「大事になんてされてない」と思う人もいるかもしれません。
でも、あなたはこうして自分のつらい状況を書いて送ってくれました。それは自分自身を助ける行動ですし、自分には権利があることを意識しなくても感じている証拠だと私は感じました。だから、もう一人だけで守らなくてもいいので、大人の力やいろいろな支援の力を借りて、一緒にあなたの権利を守りたいと思っています。
これからも、あなたの声を聞かせてください。

一覧へ戻る