経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

私の中学校生活

私は中学まではとても恵まれた環境で育ちました。両親とも仲が良く、友達関係もぼちぼちで、趣味も特技もあり、かなり充実した人生を送っていたと思います。
中学校入学。
一学期の半ばから休むことが多くなりました。先生との相性も悪く、唯一1人いた友達は虐められ、怖くなり逃げるように休んでいました。友達を守れなかった後ろめたさ、どんどん行けなくなりました。
そのまま2年生、完全に不登校になりました。1ヶ月に1、2回行行くのがやっとで、4月に自分ならできると信じた委員会も全て放り出し、部活も先輩方の最後の大会に向けて頑張っているのをたくさん足を引っ張りました。裏で大大大好きな先輩に嫌味を言われていることも知りました。
部活だけが支えだったけどもう全部辞めたくなりました。
毎日自分が目覚めたら死んでいることを祈りました。
明日私の存在が消えているように毎日願いました。
後に判明しましたが、適応障害だったらしいです。
三学期、週に3日、多い時は全て行けるほど精神状態も体調も回復しました。
部活も楽しさを取り戻して、顧問と最後の大会に向けて頑張っていました。
そして新しく友達が二人できました。私とはかけ離れた、明るく、男女共に人気な友達です。3人で帰りにガチャガチャしに行ったり、ご飯食べて帰ったりお泊まり会したり。
3年生に進級しました。
ずっと憧れだった志望校に向けて毎日学校に行けるように頑張りました。大会でも成績を残せるよう頑張りました。あんなに毎日泣いて怒鳴ってた親が沢山褒めてくれるようになりました。
先生も見違えるように成長したと言ってくれています。
正直とてもプレッシャーです。
1、2年と自分で潰した月日は帰ってこないです。
何度も何度も過去の自分を恨みました。
今頑張れなければ確実に落ちる。その事実が辛いです。
3人で仲良かったのもすっかり変わり、2人がお互いの悪口を言っている状況に挟まれていて、また私も悪口をいわれています。
死にたいです。
なかったことにしたいです。
消えたいです。

感想1

中学に入ってから1つずつ、自分の拠り所がなくなっていってしまうような気持ちで過ごしていたことを想像しました。それまでの生活とのギャップや、自分の気持ちと行動のズレに苦しんでいたのではないでしょうか。大人になり振り返ってみると、学校には多くの人や要素がある一方で、自分が接する範囲の大人は数名、友人とのかかわりもほとんどがクラスメイトに限定されて、合わない人や雰囲気から離れるのが難しい場所だなと思います。その中で先生と合わない、いじめがある、「先輩」という存在が怖くなることは、そんな狭い世界の中では絶望的なことだったのではないかと想像しました。2年生の後半からは友人が出来たり心身の回復があったりと少し落ち着いたのかもしれませんが、今度は「受験生」「(回復したのだから)もう大丈夫(と思われていそうな)」という新たなプレッシャーがあなたを追い込んでいるのかな…と感じました。

今のあなたは、「これまで」を取り返すべくいろんな意味で「頑張っている」状態なんだろうなと思います。それは目に見える勉強量や成績といったものだけでなく、毎日学校に行くために気を張ったり、部活動で練習や準備に打ち込むといったような、「回復した自分」「出来ている自分」としての行動を保つための緊張感が強いようなイメージです。これまでの2年間を恨んでいる(悔やんでいる)のは、時間というアドバンテージを発揮できないことと同時に、現状が「思うように動けなかった頃の自分」との対比を自分で生んでしまっているように感じることもまた辛いのかなと感じました。
あなたがこの3年間、その時々で、怒られたり嫌なことを言われたりするのではなく、安心できないでいることを誰かに気付いてもらえたり、休みたいときに休んで、頑張りたいぶんだけ頑張れたり…評価によって振り回されずに済む環境がなかったことが、とてもやるせないです。「しんどい」と思った時にぽろっと零せる場が1つでも多くあってほしいと思います。

感想2

慌ただしいというか目まぐるしい中学校生活ですね。
小学校から中学校へ行くと一段も二段も景色や雰囲気が変わるような気がします。先生は妙に厳しくなったり、教科ごとに先生が変わり自分を合わせなきゃならなかったり…。SNSも普通に使うでしょうし、同級生や先輩との関係性もまた難しくなります。
こんなに様々なことに巻き込まれてしまう中学生を続けるのってそもそもなかなか大変だと思うんです。(帰った後もSNSで終わらない人間関係で悩む場合も)だからあなたが“怖くなり、逃げるように休んでしまいました”というのはとても納得がいくし、その時はそうして自分を守ることが必要だったんだと私は感じました。
ある程度休んだことで2年生の3学期から行けるようになったんですね。エネルギーが回復したのもあるでしょうし、あなたの元々持っている力によってまた学校生活を楽しめるようになったのかもしれません。しかし「正直とてもプレッシャーです」という言葉が私の目に留まりました。
もしかしたら“頑張ること以外は許されない世界”であなたはもがいているんじゃないか…と思って心配になります。友達がそこそこいて、勉強ができて、何でも頑張れて、夢に向かっているあなたは周囲から褒められるかもしれません。(もちろん楽しいことや自分が成長する手ごたえを感じることもあるでしょう)一方で、自分の希望だけならまだしも、周囲の期待に応え続けることでしか認められないとしたら、私なら耐えられそうにありません。休むことを許されない、競争から抜けることも許されないようなイメージがあります。
できてもできなくてもあなたはあなたで変わらないはずなのに、頑張ることを強いられる社会になっていないかな…。あなたの投稿を通して私は色々考えさせられました。そしてここに書いてくれたのは、周りには届いていないあなたの本当の声のような気がします。
また時々本当のあなたを確認しにきてほしいって思ったので、よかったらまた寄ってみてくださいね。

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