経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

仕事頑張ってきたのに

ずっと続けてきた仕事、コロナ禍で厳しくなっても続けてきて、何とか持ち直してきていた。だけど、自分の体調や精神の悪化、ペットの介護が重なって仕事する時間も自分の時間も持てなくなった。病院に通って、ペットも介護をして、ようやく自分も回復して、仕事のペースが戻ったところで給料が下げられることになった。経営者が変わって、経営方針も変わって、仕事内容が毎月のように目まぐるしく変わっていった。その頃、ペットを看取った。苦しかったけど、時間ができた分がんばろうと、仕事で言われたことに応えようと励んで良かったときの7割くらいの収入に戻せた。自分の結果は残せていた。それなのに、会社全体の利益が減ったからと、担当する仕事量を減らされて、また給料を減らされるらしい。もう転職したらいいとはわかっているけど、今の業務でも何とか利益を得るために時間を犠牲にして、本当に時間がない。転職する体力も気力もない。もうがんばりたくない。自分のことを、自分自身で諦めたい。誠意を持って、ずるせず、言われたことに応えてきたつもりなのに、その感謝すらなく収入も削られたら、心も削られる。もうがんばれない。

感想1

コロナ禍というどうしようもない大きな力を持った影響に加え、自身の心身の不調やペットの介護にも時間や労力を削がれる中で何とか誠心誠意続けてきたのに、(母体としてやむを得ない部分もあったのかもしれませんが)真っ当な評価や対価を得られなかったことは、それまでの頑張りが真剣であればあったほど、虚しさを伴って投稿者さんの力を奪うことになってしまったのかなと読ませていただいて想像していました。

私自身もコロナ禍によって1年ないし2年ほど少なからず仕事での影響を受けた一人なので、仕事が減ることやそれに伴って給与や対価が減ることはとても不安にさせられるものでしたし、止まった分の作業を他で埋め合わせようと奔走したことは心身を削られるものであったなぁと当時を振り返ってみても感じます。

ただ、それは投稿者さんの状況の比ではないと思いますし、コロナ禍が落ち着いた今でも、自分のために会社のためにと時間も気力も体力も犠牲にしながら頑張りを続ける投稿者さんの行動が正当な対価として還元されておらず、あまつさえ業務内容の変更や作業の減少、更なる給与の減額など真逆の方向に進んでいってることには(いくらコロナを機に経営が厳しくなったかもしれないなどの事情があったとしても)疑問を感じざるをえませんし、とてもじゃないですがモチベーションを維持できるものではないように私には感じられました。

利益を得ようと自分の時間を全て犠牲にしている状況では自分の生活やこれからを考える余裕を作ることは難しいのかもしれません。ですが、コロナ禍中から今に至るまで誠心誠意投稿者さんがとってきた行動は決して利己的なものではないはずですし、それに応えうるものはそれが仕事である以上感謝や報酬だと私には思えるので、ほんの一時でもこれからのことを考える時間が訪れてほしいなと思いました。投稿ありがとうございました。

感想2

いくつかのことが重なりかなり消耗しているところから、自分なりに持ち直しつつあるタイミングで、給料が減ってしまったことがダメ押しのようにあなたにダメージを与えたように私は思いました。仕事の頑張りがイコールお金として価値づくものではないとは思いますが、お金がわかりやすく頑張りを認めてくれる一つの指標になるため、頑張りが否定された気持ちになるのも無理もないことだと思います。ただ、雇用される立場は弱いもので、頑張りよりもあなたのように経営者の方針や考え方によって、評価指標や価値が変わってしまうことがあります。言い換えると、自分の力では及ばない範囲が大きいため、期待は落胆や絶望にもなりやすいとも言えます。
また、ペットの介護と看取りは自覚以上に心身を注ぐ日々だったのではないかと感じました。日々の緊張感や実際の介護から解放されることは、ある意味では負担が軽くなるところはあるにしても、拠り所をなくしてしまう喪失感は大きかったように思います。ご自身の精神の悪化についても書いていたので、あなたの心のバランスが崩れてしまったイメージがわきました。もしも、心が乱れないようにしまっておく棚があるとしたら、これまではうまく棚にしまい、環境の変化に応じて、うまく置き場を変えながらバランスを保っていたのに、仕事も収入も減らされてしまった出来事は、どうにも置きどころのない重くて大きな気持ちとなり、どうやって自分の気持ちを保てばよいのかわからなくなってしまったように感じました。私は、会社都合の判断があったとしても、あなたの誠意ある働きの蓄積が否定されたり、色あせることはないと感じました。その積み重ねは別のところであなたの力になると信じています。

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