経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

仕事で燃え尽きてしまった

社会人3年目で職場のコミュニケーションがうまく取れなくなり、話せる人や飲みにいく同僚はいたけれども、普段雑談できる人がいませんでした。教育関係で障害のある子どもを世話する仕事で、私はそういう資格も持っていなかったし全然希望した仕事でなかった。けど、障害の重い子を毎日世話しないといけなくて、おむつ替えで暴れたりじっと座ってないで部屋から離脱することも多くあり辛かったです。体力もストレスも限界を超え、バーンアウト(燃え尽き症候群)になったと思います。
私を慰めてくれるのは、もう風俗の人だけでした。風俗の人を自宅に呼んで性行為をしました。本番行為はできないけれど、触れ合うことで少し安心感を得られた気がしたけど、一瞬の幻覚みたいなものだった。
私は母に相談したらやめるよう咎められ、今度はマッチングアプリで不特定多数の男性と会い、ホテルでセックスしました。そのせいでカンジダ症も患い、治っては再発の繰り返しです。
性風俗、不特定多数との性行為を止めるべく、実家のある県に引越しました。環境を変えたら利用しなくなるし、普通の生活が送れると思って。でも、数は減ったものの性行為から抜け出すのは少し時間がかかりました。まだ今も完全にやめられていないです。

風俗体験、セックスの経験が多いため、自分は穢れている、純粋でない、ほとんど病的だと見られるのが怖くて職場には絶対言えない。でも自分の中で罪悪感や後悔、恥を感じるしかない。
体力も気力も限界で、ミスも多く会社の規律違反にも触れ上司に激しく叱責された。もう取り返しがつかなかった。任期満了で退職させられて今年は求職中。なかなか合う仕事なんて見つからず、いろんな職種に応募しては面接の日々。安定した仕事を目指してついた仕事も手放し、アルバイトやパートのしか自分には残されていない。
大学で一生懸命学んだ教育のこともすべてぱー。私は一体どうしたらいいのでしょうか。
全てを失いかけている今、何もやれることなどないと思う。つきたい仕事にも就職できず、能力がない自分を責めるしかできない。なるべく早く死にたいなって思う。80歳まで生きていたくない。

感想1

どうしようもない不安や緊張、そして孤独が伝わってくるようでした。性的な刺激で常に上書きをしなければならないほど、つらさやしんどさが深いところにあり、あなたに襲いかかってくるようなイメージがわきました。子ども時代について書かれていませんが、周囲には気づかれていないけれど、人知れず苦労や我慢をしてきたことがあるのではないかと考えています。本当はやめたいし、やめなくちゃと思っていることをやめられないことを一般的に「依存」とか「アディクション」と言います。アディクションについては依存症外来で長く当事者と関わってきたお医者さんが書いた「人を信じられない病」という本があり、勉強会をしました。とてもわかりやすく納得できる本でした。その本にはアディクションで苦しむ人は我慢できない人ではなく、それまで一人きりで苦しいほどの我慢をしてきた人だということが書いてあり、あなたの経験談でその内容を思い出したのです。
また、性的な行為をやめられないことは、周囲に相談しにくく、同じような経験をした仲間も見つけにくく、孤立しがちだと思います。また、たとえ相談をしても、あなたの母の反応のように理解よりも咎められたり、否定されることになり、孤立はますます深まってしまうように思います。もし叶うのなら、医療機関や精神保健関係の自助グループ的な出会いで、自分について語る機会があると少しは役に立つだろうかと考えます。
最後の方で「つきたい仕事」とありますが、少しでもやってみたいことはあるのでしょうか。また、できるだけ無理をせず楽にできることはあるでしょうか。あなたの苦しさを垣間見て、私はあなたには理解やケアが必要なのだろうと思いました。ただし、生活のために働く必要もあるのだろうと思います。理解やケアをキープしつつ働ける方法はないものか…あなたに限らず、考えてしまいます。この社会は「一人前に働くか」「一人前に働けないか」の極端な二択です。「一人前ではないけれど、一人前に近づくために半分だけ働く」というような仕事もできる機会があってほしいと思います。あなたの孤独でギリギリな奮闘を見て、ますます思いました。
ただ、死にトリに書いて送ってくれたので、あなたの悩みは私たちとつながりました。これを一歩として、少しずつ苦しい気持ちを手放すことができることを願っています。

感想2

経験談への投稿ありがとうございます。

大学卒業後、うまくいかないことばかりで、出来ると思っていたことが出来ないと気づかされたり、自分自身の頭と体のコントロールが効かなくなったりと、自分に対する信頼感(自信)みたいなものが少し存在ずつ削られていったような感じが伝わってきました。だからこそ、今ここに自分という存在が存在することも苦しいし、自分を責めてしまうし、過去の自分や今の自分に信用をおけないからこそ、未来の自分へも期待できない感じがして、苦しくなっているように私には思えました。

個人的には、大学卒業後の仕事は自身が学んできた分野の仕事ではなかったようなので、常に「これでいいのか」という不安感や緊張感もあったでしょうし、そんな中での職場の同僚とコミュニケーションが取れなくなっていったのは吐き出す場所が失われ、一層あなたを追いやったように思えました。そして、実際にそんなに負荷がかかった環境で、自身がしたい仕事ではないということだったので、普段なら踏ん張りがきくものも、踏ん張れなくなったり、そもそも踏ん張りたくもなくなってきたりするのも自然なような気が私にはしました。

そんな中で、風俗などの性的な行為にハマり始めたとのこと…。その経験もあなたにとっては自分に対する信頼をなくすきっかけでもあったように思えますが、私からみると、誰にも自分の気持ちを吐き出せない中で、迷惑をかけないようにとあなたなりに消化しようとしてのことだったのではないかと私は想像しました。だけど、確かに今の世間では、「純粋さ」を良しとし、そういう性的な行為についてはあまりオープンにすると変な目で見られる風潮があるように私は感じているので、それ故にお母さんから咎められたり、自分自身が恥に感じることに繋がったりたりしているのだろうかと私は考えました。

だけど、私はやっぱり、人間それぞれ秘密はあるだろうし、それをみんなにオープンにするかしないかの選択や話す相手を選択するのは自分の権利だと思いますし、今回の件についてはあなたなりの生き抜く、またはやり過ごす術だっただろうから私は咎めたり、やめたほうがいいですよとかそんなことは言いたくはないなと思いました。(実際、私も似たような経験もあり…。)

また、今のこと、これからのこと、色々悩む部分もありそうですが、人に話しにくいけど、吐き出しておきたいなど、そういう時にここを活用いただけたら、少しは楽にならないだろうかと私は感じました。

改めて経験談へ投稿いただき、ありがとうございました。

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