経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

漠然とした不安と失望

私は今年に入り22歳になりました。
今の感情は、死にたいけど死ぬ勇気がなく、自分に失望しています。
悩みの根源は主に仕事ですが、今の生活に満足していないと言うのもあります。

【私の事】
両親は2歳の頃に離婚し、その後母に育てられました。
離婚後、母は1年単位で色んな彼氏と付き合うようになりました。
母からの愛情は感じていたものの、彼氏がいない間の私への罵倒(馬鹿、うるせぇ、デブ等の否定的な言葉)や無視が悲しかったです。褒められたこともあまり無いです。
中学二年生の時、上記のような家庭環境にうんざりし、初めてリストカットをしました。それと同時期に原因不明の蕁麻疹も発症しました(蕁麻疹は今も治ってません)。
リストカットが母にバレた時、「馬鹿じゃねぇの」と言われたことを覚えています。

【今の仕事について】
現在は派遣社員として工場に勤務しています。
仕事内容ですが、ミリ単位の製品を扱う技術職です。再現すると、上から見た爪楊枝の位の大きさの穴に、髪よりも細く穴と同等な毛の束を1本もはみ出さずに入れるという仕事です。技術職に加え、作業工程が多く、また人不足のため、一人でも休むと作業がストップします。
職場環境は良いほうだと思います。
私は今まで4回転職していますが、過去のどの仕事環境よりもずば抜けて、人は良いし残業も少ないです。
ただ、仕事内容で精神を持ってかれそうになったり、大声を出したくなったり、手が震えたりします。また、私は1人を好む傾向や人見知りなところがあるせいで、職場からは孤立しています。お昼も特に仲良い人も居ないし、一人の時間が欲しくて、いつも車でご飯も食べずに寝ています。

今の工場は2月に派遣会社の紹介で入社しました。しかし、1週間連勤出来たことはほぼ無いです。朝起きるとどうしても休みたい欲に駆られてしまいます。今までの仕事はほぼ無欠勤だったし、残業もバリバリしていたので、今の自分が弱くて、屑だなと思ってしまいます。
たまに「休まず頑張ってね」とか、定時で帰る際「帰っちゃうの?」とか言われる時があります。その時にどうしても自分が嫌になって、病むきっかけにつながってしまいます。

【これを書いてる今の私】
(2025/07/17 17:19:14)
今週は月曜日に会社に行ったものの、周りが楽しそうに話しながら作業してる声を聞いて、胃痛がし、申し訳なさに駆られながら午前中で帰りました。
それから3日経ちましたが、仕事へは行けてません。
毎日自分を否定しないとやってられません。周りに迷惑ばかりかけて、本当に情けないです。仕事にも行かなきゃと毎日思いますが、裏で悪口を言われてるんだろうなと思うと怖さで行けないです。あとは何もかも投げ出したい気持ちに駆られてしまい、休みの電話をした後、明日は行こうと思っても、夜は寝付けず翌朝になると気持ちが前向きになれず休んでしまい、死にたい欲が湧いてしまいます。
今日は食べる時、「休んだ挙句に、周りの人に迷惑をかけているにもかかわらず、食欲は湧くんだな」と思う(言われてる気がする)ようになり、いつもよりも食べられませんでした。
何もかも、どれに対しても謝りたいです。
私が生きていることに対して、申し訳なさを感じています。何も出来ないくせに、足を引っ張ってばかりなのに、死ねなくて、ごめんなさい。
でももう休ませてください。逃げ出したいです。

感想1

【】で分けられた見出しは、状況や心情がわかりやすく綴られており、あなたの丁寧さと、ちゃんとわかってほしいという気持ちが伝わってきたような気がしました。

愛情は感じつつも、母親の気分や状況で心無い言葉を投げかけられ無視をされる。あなたを否定するような母親からの言葉や態度に、抵抗すべく手段としてのリストカットが「馬鹿じゃねぇの」とそんな一言で片づけられてしまった。成すすべがないと体から大切な何かが流れ出ていく、【私のこと】を読みながらそんなあなたを想像しました。

母親のこと自分のこと、何か色々抱えつつも免許を取りいくつかの職場を経験してきたあなた。【今の仕事について】を読んでいると、これまでの職場環境に比べて良いはずなのに欠勤が続いてしまう、無欠勤や残業までしていた自分が対応しきれないことが増えていっている、そんな自分自身に益々憤りを強く感じていったような気がします。

そして【これを書いてる今の私】では、早退や欠勤への罪悪感、周囲への恐怖、ぺちゃんこになるまで自分を責め、「休みが必要」と言葉がついて出たような気がしました。向けられてきた言葉の呪縛が強くなり、それは漠然とした不安や失望に変化していったのではないでしょうか。食欲を感じてくれたあなたに、「その調子、大丈夫大丈夫」と、つぶやいている私がいます。投稿いただき、ありがとうございました。

感想2

書いてから半月以上経ちました。今はどうしているでしょうか。私としては、仕事を辞めて少しゆっくりしていてくれないかなぁと思っています。あなたは仕事が続かないことに対してかなり否定感や罪悪感があるように思えましたが、客観的に見て厳しい仕事だなぁと思いました。確かに前に経験した仕事から比べるといい環境なのかもしれませんが、比較する対象が悪すぎるのでは?と思わず突っ込んでしまう私がいました。それだけ、あなたが経験してきた仕事の環境はかなり厳しいと私は感じています。
そして、あなたが育ってきた環境を考えるとますます無理せず働ける職場に出会ってほしいという願いが強くなりました。少ししか書かれていませんが、子どもの時に言われた言葉が今もリアルに心に刻み込まれているように感じました。おそらく心にダメージとして今も残っているのだろうと思います。また、母親とのエピソードを考えると、安心と安全の感覚や他者への信頼、自分への自信といった「頑張るための土台」をつくることができなかったことも想像されました。私たちは誰でも自然と頑張れるのではなく、頑張るためにはその土台が必要です。土台は見えないので、頑張れない人は怠けているとか、ダメだとか思うかもしれませんが、そんなことはありません。土台があって頑張れるのは当たり前かもしれませんが、土台が弱いと頑張ることは本当に厳しいことです。土台に関係なくこうして頑張ってきた、頑張ろうとしてきたあなたに心から労いの言葉をかけたい気持ちです。そして、それ以上に無理をせず休んでほしいと願いつつ、少しでもあなたのことを理解して、土台を少しずつ育てられる安心や安全がある環境で仕事ができることを願います。ただ、仕事現場のデフォルトは厳しく、そんなに理解あるところはないかもしれません。ただ、もしも私があなたの友人で、仕事について相談されたとしたら、私は迷わず「今までも十分頑張ってきたのだから、少しでも頑張らなくてもいい仕事にしてもいいと思うよ」伝えると思います。
これからも何か役に立ちそうなら死にトリにいつでも来てください。

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