経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

どこ行っても1人

私は、3人兄妹の長男で生まれました。
それで今では、親に勘当され、女性として1人で生活しています。
仕事といえば作業所
なぜ、作業所かと言いますといろいろあって就職できないからです。
それで作業所では、とくに話する人いないから1人でいることが多いです。
作業所終わっても友達もパートナーもいないから1人です。
ずっと1人だからつらくなります。
家に帰っても1人です。
休みの日も1人です。
友達もなかなかできずつらい思いしてきました。
男性で生活していた時は、少ないですが、友達いました。
けど、女性で生活することになったら人間関係をリセットしまして
0からスタートとなりました。
作る努力もしているのですが、うまくいきません。
交流できるところには行ったりは、しているのですが、それもうまくいきません。
さみしいです。
さみしい原因は、私は、人を選んでしまう癖があります。
あと、人とうまく関われないです。
なぜ、関われないのかと紐ときますと発達障害のグレーゾーンなんです。
楽しみを共感できる人が欲しいです。
このままだと、天涯孤独、孤独死になるのではと、ひやひやしながら生きています。
毎日が楽しくなくて死にたくもなります。
けど、死ぬのがこわいからつらいけど生きています。
時々、なんで生きているのだろうとも思っています。
どうしたらいいでしょうか。
考えても考えてもわかりません。
セクマイの出会いが難しい
日本は、セクマイに対して優しくないのでしょうか?
ゲイは、ゲイ同士 レズビアンは、レズビアン同士 トランスは?

感想1

あなたが自分らしく生きようしてきた姿が伝わってきました。ただ、自分らしく生きようとしたら、孤立してしまったような寂しさも伝わってきました。それはどうしてなのかな?と考えています。あなたの経験談にそのヒントがあるような気がしました。最後の方で日本は「セクマイに対して優しくない」と書いていましたが、多分、セクマイだけではなく個性的であること、自分らしくいることに対して優しくないのではないかと私は思いました。男は男らしく、女はこうあるべきなど、「普通」や「当たり前」の枠のようなものが決まっていて、そこから少し外れると理解されないことや否定されることが多くなるように思います。発達障がいのことにも触れられていましたが、周囲と感じ方や理解の仕方、行動が違うことによって、「おかしい」と思われたり、それを変えるように迫られることもあります。そう考えるとあなたが「人を選んでしまう」のは理にかなった行動だと私は思いました。人を選ばなければ、嫌な思いをしたり、傷つくことが増えることが予想されるため、あなたは自分を守るために人を選んでいるのではないかと思いました。
今のところ、いい出会いがなく孤独の中にいるようですが、私は自分らしくいることを諦めないあなたの生き方を応援したい気持ちでいます。マイノリティの要素がある人同士のピアの方が分かり合えることもあるかもしれませんが、属性に関係なく社会に押し付けられる「当たり前」のようなものに違和感を抱く人は意外と多いように思っています。少なくとも死にトリにはそう感じる人たちがたくさんつながっていると感じています。死にトリのつながりはリアルのつながりではないですが、私は出会ったことがなくても同じようなことを感じたり考えたりしている人がいることで少し心強くなります。
今回の経験談には書いていませんが、好きなことや趣味などあるのでしょうか。好きなことが人間関係をつくるきっかけになることもありますし、あなたにとっていい時間を増やしてくれるのではないかと思いました。こうして、自分の気持ちを書くことで少しでも孤独が解消されそうなら、また死にトリを活用してもらえたらと思います。

感想2

タイトルや文章の中で繰り返される「一人」という言葉に、あなたの中にある根源的な寂しさを垣間見たような思いで読みました。
女性として生活を再スタートすることは、勇気が必要なことでもあったのではないかと想像しています。それまでの人間関係をリセットしたと書かれていましたが、当時のあなたはどんな気持ちでいたのだろうかと思いを馳せています。
いろいろと試行錯誤しながらもうまくいかないのはもどかしいと思いますし、日常のさまざまな場面で一人であることを実感する度に、孤独感も深くなっていくのではないかと感じています。
寂しさの要因として「人を選んでしまう癖がある」と書かれていましたが、どこかで相手が本当に安心して関われる人かどうかを推し測っているのかなと感じました。ご自身の特性にも触れられていましたが、他者と関係を築こうとするとき、あなたの中で何が起こっているのか、一緒に解明しながら話を聞いてみたい気持ちになりました。
「このままだと、天涯孤独、孤独死になるのではと、ひやひやしながら生きています」との部分には、私も自分の不安を重ねてしまいながら読みました。
誰かが言っていた「生まれるときも死ぬときも一人」という言葉を思い返しながら、もしやすると人間は、他者との繋がりを求めながらも、本質的にはどこまでいっても孤独なのではないかと考えたりもします。
文末の問いに対しては、確かに、セクマイを含む社会の中のマイノリティの人々に厳しい目を向けてきた歴史があり、当事者たちの戦いと運動の末に少しずつ理解が広まってきたものの、まだまだ十分とは言えない状況があると思います。
あなたの苦しみに対して、どうしたらいいかということに明確な答えを持ち合わせていない私ですが、同じ社会に生きる一人の人間として、あなたの孤独に応答したいと、そんな思いでお返事を書かせていただきました。
またよかったらお話を聞かせて下さい。経験談への投稿ありがとうございます。

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