経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

芯とか無いです弱いです普通に

中3で友達ゼロになり、高校に入ってからは友達作りも頑張ろうと思っていたのに忙しいスケジュールについていけず友達作りどころじゃありませんでした。自分は部活には入ってなかったけれど習い事は頑張っていました。にも関わらず周りの人を勝手にすごいと思って焦って焦って、2学期からは無理やり部活に入りました。私も入れて3人とかの少人数部活で、少人数ならいける、と思ってしまったのが間違いだった
んです。厳しい練習、部内ルールは部員だった知人から聞いてた話よりだいぶキツくてすぐ辞めたいと思いました。でも自分で自分を追い詰めた結果無理にでも部活に入ろうとした私は両親も敵に回して、今更辞めたいと言えなくなって。入部して2カ月たち、やっぱり辞めたいと両親に一度伝えてしまった。たった2カ月で?自分で決めたのに?と激しく否定されたあと、最後に決めるのはあなただよと言われました。当たり前の事だと思います。でも、両親は生まれたときからずっと泣き虫で不安症な私に、親としてあえてという場合も含め、突き放したり冷たくすることはほぼ無かった。
自分は親と距離が近すぎたのにもそれまで気づかなかったしいつか来るべき経験だったのかもしれないけど、その時のストレスでいろいろおかしくなりました。友達もいないからスクールカウンセラーの人くらいしか相談相手がおらず授業中も黙って泣いたり、腹痛頭痛に襲われたり。
その後いろいろあって部員は私とマネージャーの人の2人になって死にそうに辛かったけど伝統の部活というプレッシャーで辞められないと思い続けました。人の縁もあり助けられてきたけどもともと好きじゃないことに本気になれなくて、どんどん自分が嫌いになって。もう2カ月も経てば引退だけど、こっからがきつい。部の一番大事な大会というかイベントに向けて繊細な自分を殺して頑張らないといけません。自分で続けるって決めたのにそれも嘘かのように毎日やめたいです。部員が少ないのに仕事も多くて孤立した時期が長く、部員が増えたにも関わらずうまく仕事を回したりできなくてまた自分を責めます。自分がかわいそうって思っちゃいけないのは分かってるのに、なんとなく私の苦しみを周りの人に理解してもらえてないと思うと怒りが止まりません。
今後もいっときの感情で選択を誤って、辞めとけばよかったと思うことばかり増えていくのかと思うと行きたい大学での生活にも不安感が募ります。

感想1

焦りから選択を誤ってしまい、後悔しているし追い込まれているのに、逃げる選択がうまくできない・・・。もし自分がその状況だったらと想像すると、焦りや自責がリアルに思い浮かび、自分も逃げれない気がする…と感じました。
それはなぜだろう?と想像すると、頑張りたい、頑張らなきゃという思いが焦りを伴うほど強いからな気がしたし、それは自信がないからかなとか、だからこそ自分に厳しくなって自分に一貫性を求めすぎてしまうのかなとか、そんなことが浮かびました。私は周りに(いい意味で)逃げ上手が多いので、その人たちと自分の違いを考えたときに、私は自分を大切だとどこか思えてないのかな…とも思ったりしました。

両親に「自分で決めたのに?」と言われた後、ストレスで苦しんでいく様子には、大人として心が痛むような気持ちになりました。私は、高校生は自分の意思が(自覚できないにしても)ある存在だと思っていますが、判断するスキルなどについては、まだまだ練習中の年齢だと思っています。もっと言えば、大人でも、守られた環境や適切な学びの機会が足りなければ、いろんなことを練習中の段階の人がたくさんいると思っています。
ただ、練習方法としては、誰かが導くとか制限するとかではなく、自分で判断することは応援して、子ども自身が間違ったと感じたときに、必要な手伝いをすることが大人の役目だと思っています。
部活に入るという選択は、あなた自身で「周りの人を勝手にすごいと思って焦って焦って」と書いているように、自分を冷静に見れていない状態でしたものだったかと思います。焦っての選択でも、やってみたら意外と楽しかったみたいな場合は結果オーライですが、ストレスが強く辞めたくなっているなら、周りが辞めるのを止める理由は何もないと思います。本当に自分で前向きにやりたいと思ったことなら、もう少し継続してみてから辞める判断をしたら?と私も提案する場合はあるかもですが、辞めたければ全然辞めていいとも言うと思います。あなたの親も「最後に決めるのはあなただよ」と言ってはいますが、それは判断をサポートする振る舞いではなく、さらに焦らせたり圧をかける振る舞いだったと私は思います。(親に悪気はなかったかもしれませんが…)

部活はあと2か月・・・客観的に見ればあと少しの辛抱と言えなくはなくとも、あなたにとっては絶望的に思える2カ月なのではないかと想像しています。私はイヤな仕事をあと3カ月で辞めると決断したとき、その3カ月はおそろしく長く感じました…。
また、今回の部活の件の苦しさから、未来を悲観する気持ちになるのも想像できます。
でも私は、どんな経験もきちんと自分なりに整理できたなら、今後生きる上で役に立つと思っています。だから「辞めておけばよかったと思ったら辞める!」という判断・行動力を身につけていく方に、この経験を活かせたら…とは思いました。
ただ、それは「自分なりに整理できたなら」というのがポイントだと感じています。その点では、あなたは経験談に投稿したことで、すでに自分で整理しようと歩み始めていると私は感じました。もし死にトリが役に立ちそうなら、また使ってください。

感想2

投稿者さんとうんと年齢が離れている私ですが、頷きながらブスブスと自分自身のお腹に一撃が走ったような気がします。お庭で長いホースを持っているあなた、流れている感情のお水が一定の時と極端に強く流れたりホースが生き物のようにぐわんぐわんと浮き上がり翻弄されている様子が浮かびました。一方で、「周りの人を勝手にすごいと思って焦って焦って、2学期からは無理やり部活に入りました」「自分は親と距離が近すぎたのにもそれまで気づかなかったしいつか来るべき経験だったのかもしれない」と、状況や自分の気持ち、行動を客観的に説明し冷静でいようとするあなたの様子も浮かんできました。

こんなに考えながら日々奮闘しているあなた、自分の苦しみを周りに理解して欲しいと思ったり、励まされたり、褒められたり、時には手助けさえして欲しいと思うのは当然かと思います。自分で決めたことが嘘かのように毎日辞めたいと思っているけれども、実際はなんとかかんとか役割をまっとうしようとしている。あべこべな自分に疲れるし、周囲へのいら立ちも収めようがない。「芯とか無いです弱いです普通に」、この言葉へのアンサーを家族や先生から聞いてみたくなりました。
「真面目にやっている自分だって、くだを巻きたいときがある」と、置かれている状況をうんうんと聞いて欲しいだけの時もあれば、意見を聞きたいときもある。たった2ヶ月と期間で自分の頑張りを評価されるのは辛い・・などなど言葉が溢れてきてしまいました。残念ながら人生において、とっさの感情での選択ミスは起こりうることとも思います。その都度、最小限のケガで収まるようにどんな感情筋トレが自分自身に合っているのかそれも私達人間は探っていかなければならないのかなとも思ったりしてます。投稿いただき、ありがとうございました。

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