経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

相談嫌い。

友達の相談にちゃんと乗ってあげられなかった。内容は恋愛関係だった。簡単に内容をまとめると、その子は2年くらい前から付き合っている子がいて、今、新しいクラスになってその子とその子の好きな子はおなじクラスになった。そして好きな子の友達がその子に「お前の好きな子、お前のことめんどくさいって言ってたよ。」と言ったらしい。そのせいでその子は傷ついてしまった。とりあえず相手の気持ちをわかろうとして、相槌打ったり、解決法とかも言ったりしてた。相手には響くどころか逆にもっと傷ついちゃった。わかろうと思ってもわかれない。わかって欲しくて相談してくれたはずなのに。大体、相談されることはわかってた。相談される前の日にも相談乗った。私が家に帰らなきゃいけなくなったからバイバイって言った。そのあと「明日も相談するね」って言われた。辛かった。家に帰ってすぐ、リスカをしてしまった。相談されるのはあまり好きじゃない。この子はだいぶ前からよく相談してくれていた。相談されるってことは私が信頼されているからって先生にも親にも言われた。自分でもそのことは理解していた。でもやっぱいざ相談されると辛いもんだ。だってこれほぼ相手の気持ちを聞いてるだけじゃないか。解決法とか励ましとか言ったって全部全部全部全部否定される。ただこれが相談なんだろう。私の思っている相談がおかしかっただけだ。私の思う相談は、相手の気持ちを聞いて、解決法や、励ましを言ってあげることだ。あくまでも相談できるような内容ではないから、相談されることがどんなに辛くて、面倒くさくて、いやなことか知ってるから、私はあまり相談はしない。しないから相談がどんなものかわからない。それに人によって相談がどんなものか違うと思う。あの子の思う相談と私が思う相談は違うから。この文章を打っている間にも相談されているときの図が浮かぶ。私と、相談してくれた子と、その子の友達。この三人の中だと私だけがクラスが違う。話しているのは私と相談してくれた子だけ。もう一人の子は何を考えてあの場にいたんだろう。また、後ろにも他の友達が三人いた。あの子たちは何を思って後ろで話していたんだろう。相談されているときに思ってしまった。「なんでわざわざ私に相談するの?同じクラスなんだからもう一人の子に相談したら良いのに。」そう思ってしまう私はきっとクズだ。自分は相談されるのがいやなのに、それを人に押しつけようとする。やっぱ相談は嫌いだ。大体相談しても解決出来ないとわかっているならやめてくれ。私がもたない。自分の感情抑えて、物にも人にも当たれない。自分に当たるしかない。そのせいで私の左腕はボロボロだ。こんな小さなことも耐えられない自分にイラつく。最後にこれだけは言いたい。私はあなたたちのゴミ箱じゃない。あなた専属のメイドでもない。あなただけの何を言ってもいいロボットではない。私はあなたとおなじ人間だ。失敗することだってある。わからないこともある。だから期待しないで。その期待と相談で私はどんどん潰れてく。

感想1

経験談の投稿ありがとうございます。相談を受ける側として、自分の役割に期待されていることと、自分が感じていることとの間にギャップがあって、それがさらに自分を苦しめてしまっているのかなと想像しています。特に“信頼されているから相談される”という言葉は、たしかに多くの人が口にするし、間違ってはいないかもしれません。でもそれが「だから受け止めるべきだよね」という圧力にもなってしまうことも多いですし、その圧力に対して、自分のキャパシティや感情がついていけないことを抱え込んでしまうのはあまりに苦しいことだなと私は思います…。
相談する側がどんな気持ちで話しているのか、なぜその場にあなたを選んだのか、それを考えようとしても、わからないことって確かにありますよね。そして、あなたが言うように、「相談」と一口に言っても、人によってそれが何を求めているのかは全然違うわけで…。励ましが欲しい人もいれば、ただ共感してほしい人もいるし、何かを変えてほしい人もいる、でもそれを全部見極めて、完璧に応じるなんて、誰しもが不可能なことだと私は感じます。あなたはそれを無理だと感じた時に、自分をどこか責めるような感情を持ってしまったかもしれませんが、どうか、それがあなたの「わからなさ」や「未熟さ」ではないということを伝えたいです。きっとあなたが正直で繊細であるがゆえの痛みもあるのではないかと、私は思います。
「私はあなたたちのゴミ箱じゃない。」この言葉にこそ、あなたがずっと心の中で叫んでいた想いが詰まっていると感じました。自分の感情や思考を整理する場所を持たずに、他人の感情だけを受け取るのは本当に辛いことだと思います。あなたが「もたない」と感じるのは、当然のことです。人間はロボットじゃないし、無限に何かを受け止められる器があるわけではないですからね…。
あなたの文章を読んでいると、「相談される側」のケアについてはあまり考えられることって少ないなと感じました。学校でも家庭でも、「聞いてあげなさい」「支えてあげなさい」ということは言われても、「支える側がどうしんどくなるか」「どこで限界が来るのか」についてはあまり話されることはないなと。共感力や優しさは美徳とされる一方で、それが自己破壊的なレベルにまで強いられていることに、もっと目が向けられてもいいはずなのにな…と思ってしまいました。
あなたが「相談が嫌い」と言うのは、わがままでもなんでもなく、自分を守るための正しい感覚だと私は思います。そして「嫌い」と思うからこそ、自分ではあまり相談をしない、という姿勢にもまた、傷つきやすい優しさを感じました。だからこそ、自分がわからないものを、どうにか理解しようとして、でもできなくて、そんな自分をまた責めてしまう…その繰り返しの中でもがいてきたのだろうと感じました。最後のほうに綴られている文章は、自分の正直な思いを書いてくれたのかなと感じましたが、それはあなたが感じてきた痛みの中で生まれた言葉だと思いましたし、あなたの中にある力強さを私は感じました。これまで他者に向けてきた優しさを、今度はあなた自身にもその優しさを向けてほしいな…なんてことを思いました。あなたが潰れないためにも、そのままのあなたを少しずつ許していけるような場所や人に出会えることを願っています。また死にトリが必要に感じられたらいつでも参加してください。

感想2

投稿ありがとうございます。
友達から相談され、それに対応したらその友達は「傷つき」、しかも「否定」ばかりされてしまったのですね。。その状況はなんとも辛いな…と率直に感じました。お疲れ様です、とまずは労いの言葉をかけたいと思います。

あなたの文章を読んでいて、ふと頭に浮かんできたのは『嫌な気持ちになったら、どうする?』という本のことでした。そこには確か「相談」はするのもされるのも難しいといったことが書かれていたなと思い出していて、あなたが言うように「相談」の意味合いや求めるものは人や時によって違うこと(だからずれるときがあること)も書かれていたように記憶しています。そもそも人はそれぞれ違う気持ちを持っているものですし、聞き手と話し手とでどう過ごしたいかが違うということも当然あるので、その意味ではあなたが「相談にちゃんと乗ってあげられなかった」と負い目を感じる必要はないのかなと私は感じました。

また、先生や親が言うように、相談は「信頼」があるからされるものかもしれないと思いつつ、あなたばかりが消耗し「潰れていく」様子が伝わってきたので、まずはあなたが安全に休めること、あなたの気持ち-「相談されると辛い」ことや「相談されるのがあまり好きじゃない」ことなど-がきちんと外に出され、受け止められる(尊重される)ことが何より必要ではないかと私は思いました。文章の終わりに書かれた「最後にこれだけは言いたい」という部分は、あなたが人間として扱われることを望んでいると私には見え(それはまっとうな感覚だと思います)あなたが追い詰められてしまっていること、そして、あなたにも実は「私の話を聞いてよ!」という思いがあるのではないか…ということが感じられました。
そのため、経験上「相談」は「辛く」「面倒くさく」「いやなこと」であり「相談はしない」とあなたは誓っている(?)ように見えましたが(そうあなたが思うのも無理はないと感じつつ)相談を聞くことを仕事にしている人もいるので、そういう人に話を聞いてみてもらってもいいのかなと私としては思いました。ただ、それはどうしても嫌だ、無理だと感じることもあるかなと思ったので、その場合にはここでもいいですし、あなたの感じていることを言葉にしたり、絵や音楽などなんでもいいので、あなたのしたい形で表現してみてほしいなと感じます。私は気持ちというのは呼吸や、食事と排泄(苦手な話だったらすみません)と同じようなもので、入ってきたものは適切に出す方がいいのだろうと思っています。あなたはそれすら自分に禁じて苦しんでいるように見えたので、呼吸を吐くように、あなたの気持ちを外に出してみてもらえたらなと思いました。ちなみに、その友達に他の人(同じクラスの子や先生、相談を仕事にしている人など)に話してみるのを提案するのはひとつの手なのではないかと私は思った(それがいい結果につながるかはわかりませんが…)ので、あなたがそう思うことを「クズ」だと思う必要は全くないと思うとお伝えして、感想とさせていただきます。またよければ書きに来てください。

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