投稿ありがとうございます。
１月に入り、高校受験に備える雰囲気が学校や塾などで徐々に高まっている頃でしょうか…。親になかなか理解されない中で、今のあなたがプレッシャーでいっぱいいっぱいになってしまっていないだろうか…と大変気になっています。。

経験談を読んで、強くあなたに言いたいと思ったのは、あなたは何も間違っていないということでした。あなたには「行きたい高校」がある。そしてそこが「A判定」となっている。それなのに、父親は「偏差値」（のみ）を尺度に違う高校へ行くようにとあなたに命令し、母親もまたあなたの気持ちをあまり聞いてはくれなさそうに私には見えました。そのような状況（環境）で、あなたが「勉強に取り掛かれる」わけがないと私は率直に思います。「情けなく」思う必要は全くなくて、むしろ、そうした状況でもあなたは父親に対して「何回も断る」力を持っていて、塾へも「オンラインでなら受けられる」と自身の状態を把握する力も持っているように私には見えます。ここに書きに来てくれたことを含め、あなたの力と、これまで自身の気持ちを大事にしようとしてきたことに敬意を表したい気持ちです。

もうひとつ言わせていただくと、父親さんの言う「良い大学に行けない」「就職できない」という言葉はハッキリ言って幻想だと私は思うので、あまり耳を貸さなくていいように思いました。確かに、今の社会は学歴を重視する（学歴主義とよく言います）競争の社会となっているため、あなたの親はそうした社会で生きてきて、その目線（不安）から言動を選択しているのだろうと思います。しかし、たとえそうであっても、あなたが嫌だと感じる言動を取っていていい理由にはなりませんし、あなたには親とは別の人生があり、かつ、「将来」ではなく「今」「ここ」を大事にする権利があると私は考えます。その権利が侵害されてしまっていると私は思うので、せめて、あなたには嫌だと思うことを嫌だと、苦しいと感じることを苦しいと思っていてほしい、その気持ちを大事にしていてほしい…と私は思いました。そして、その気持ちを親以外の大人に伝えられるようでしたら、ぜひ伝えてみてほしいと思います（そういう話をしたいと思える大人がもっともっと増えないといけないと強く思いつつ…）。こうした返事しかできず、歯がゆい気持ちでいっぱいですが、陰ながら私はあなたを応援しています。またよければ書きに来てください。

受験生、お疲れ様です。
あなたの経験談を読み、改めて受験とは子どもがのびのびと育つことにとって、メリットのない仕組みだと思いました。経験談には書いていませんが、あなたには受験のための勉強以外に好きなことがあったり、自分なりに物事に取り組みやすいペースや落ち着く環境、やってみたいこともあるのだろうと思います。子ども時代は安心して自分が興味を持つことをやってみたり、やめてみたり試行錯誤をする時間だと私は思っているのですが（おそらく、私の個人的な見解だけではなく、子どもの発達の専門家も同じようなことをいうと思います）、受験は必要以上の緊張や不安を与え、一時的な結果だけを一方的に求めてきて、子どもの自主性や気持ちを尊重してくれません。
受験にまさに向き合っているあなたにこんなことを伝えるのは無責任かもしれませんが、私はあなたが今つらくて死にたくなっていることはとてもまっとうな心の動きだと思いました。それだけ理不尽な状況に気づいていると言えるからです。文章には「自分が情けない」と書いていました。世の中の受験生としてはそういう判断もできるかもしれませんが、自分に合っていない要求を突き付けられて死にたくなる自分の心に自信を持ってもいいと私は感じました。とはいっても、現実には受験が目の前にあり、あなたのことをあまり理解してくれない親も近くにいるのですよね。
誰にも頼れないと書いていますが、こうして気持ちを書いて送ることはできたので、これも大切な第一歩かと思います。あなたが感じている死にたい気持ちはとても大切で自分らしくいようとする証だと思いました。匿名のチャット相談などもありますし、あなたの周りにも理解を示す大人はいるかもしれません。また、死にトリに書いてくれてもいいです。あなたの心の声を届けてもらえたらと思います。