経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

同年代の人と付き合いたかった

私の家庭は、父と母が仲悪く、親戚もそういう家系で男女不仲をよく見てきました。食卓では怒号が飛び、家に帰るのが本当に嫌でした。

私は愛してくれる父親が欲しかったのだと思います。
なので付き合うのは何十歳も年上の人ばかりでした。
でも、実際恋人になってみると、年下の私に対しても幼稚に振る舞い、常識が欠けていて私が叱ってばかりです。そんな自分が嫌いになり、気が休まることなく生きてます。

今付き合ってる人は私が20際前半の時に風俗をしていた頃の客でした。
最初は優しいと思ってましたが、徐々に信用出来ない事ばかりするようになりました。
私には何も打ち明かさない、将来の約束だけして先延ばし、飲酒運転(やめさせましたが)、他にも口に出したくない事など……。

私はこの人から逃げられないと思います。辛いし、毎日嫌いで、本人に告げても私を好きだと言います。私は毎週この人とでかけてます。狭い部屋で、自室がないのでなにかと干渉されるのが苦痛です。私は嫌いなまま逃げられずにどんどん歳をとるんだろうと思います。死ねたらいいなとたまに思います。

本当に好きな人からは逃げてきました。大事な人と向き合えなかった、嫌なことと向き合えなかった私の罰でしょう。
幸せそうな恋愛をしてる人が羨ましいです。それは上辺の幸せだけ見ているんだとしても、等身大の自分の苦しみなら羨ましい。今はもう、恋愛以外の幸せを見つけようと思ってます。

感想1

まったく同じというわけではないですが、私も似たような境遇で育ったので決して他人事とは思えない感覚で読ませてもらいました。(私も両親不仲、食卓には怒号が飛び交っていた、交際相手は年上ばかりといった感じです)
家族の中で不和が長く続いて、愛情や安心感を得ることが難しい環境で育ったことは幼かった頃もしんどい思いをされたでしょうし、今も埋まらない穴を埋めようとすることでかえって自分が苦しい思いをすることや傷つくことも多いのではないかと想像しています。改めて、家庭不和な環境で育つ影響力の大きさを考えさせられています。
あなたも自覚(「愛してくれる父親が欲しかった」という言葉から)されてはいますが、育ってきた環境が理由の全てではないにしても“愛されたい”であるとか、“安心できる存在が欲しい”という気持ちが芽生えるのは、ごくごく自然な感情だと私は思いますし、年上の人を選んでしまうのもそういう気持ちの強さや無意識のうちになんとなく年上だと頼れる存在と期待してしまっているところもあるからなのかなと思ったりしました。ただ、現実は思い描いているものとかけ離れてしまっていることも多いのかなと私も経験して思うことで、傷に傷を重ねるというのか、自己嫌悪にも陥るものですよね…。(安易にこんなことは言いたくはないのですが、あなたの文章を読んで本当に、よくわかるなぁと心の中で強く頷いています)
あなたが今のおかれている状況や相手との関係性について、離れたい(離れたほうがいい)とは思っているけれど現状難しいというところで葛藤しているのが痛いほど伝わってきました。そこには変化を恐れる気持ち、相手に自分の思いを伝えてひと悶着ありそうな状況から目を背けたい気持ち(消耗しすぎて相手と向き合うエネルギーが残っていないのかも…と思ったり)、あるいは幸せを求めながらも幸せというものがどういうものなのか自分の中で培われなかったことで幸せへの恐怖感があったり…複雑な思いが入り混じっているのではないかなと想像していました。(全然違ったらすみません)すぐに自分が思う通りに動けなくても、最後に書かれていた「今はもう、恋愛以外の幸せを見つけようと思ってます。」という言葉に、自分の人生を自分のために生きたいという思いが表れているように感じましたし、こうして死にトリに声を届けてくれたことは私はあなたが自分の人生を大切にするための一歩を踏み出しているように感じました。もし、また考えが行き詰ってしまうことや心が苦しくなってしまったときはいつでも死にトリを活用してほしいです。この先、あなたが少しでも心が休まり、安心して過ごせる環境を手に入れられることを勝手ながら願っています。経験談の投稿ありがとうございました。

感想2

非常に冷静に、少し離れたところから自分のことを分析しているような印象を受けました。頭ではわかっているけれど、実際の行動や選択は望まないことをしている…そんなジレンマから何とか逃れたいと思いながら、それがとてつもなく難しいことだと感じているようにも思えました。
あなた自身も分析している通り、子ども時代にあなたが身近に見てきた大人の関係性があなたが他者との関係を作る際に大きく影響を与えているように感じました。人は真似をして学ぶ生き物です。特に子どものころは基準がないので、身近なところからいろいろなことを学びます。それはおそらく学ぼうと思って学ぶというより、知らないうちに感じ取って、それを自然と取り込んでいく自分の意思では関係ないところで身につけていくような気がします。だからこそ、成長して自分のことが少し客観的に理解できるようになってくると、頭でわかっていることと感覚として心身に組み込まれてしまった思考や行動のパターンとのギャップに苦しみ続けるように感じています。
ただ、あなたが気づいているという点において、手掛かりをつかんでいると思いました。そして、単に気づいているだけでなく、こうして他者に伝えようとすることもさらに次に踏み出していると感じています。できないことが嫌だと無理をするより、無理に何としようと思わずに、できそうなことを探してやってみると、気づかないうちにできないと思っていたことができたりすることもあるなぁとあなたの経験談を読んで思いました。
これからも、役に立ちそうなら死にトリを活用してみてください。いつでもここで待っています。

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