経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

時代とか、埋まらない溝

私の父も母もとても頑張り屋で、
負けず嫌いで何事もやりきる性格。

そして凄い人を見ては凄いと言って
私たちも頑張らなきゃと自分を鼓舞する。

そんな父と母の間に生まれた私は、もっと頑張れるやり切れ。なんでそんな中途半端で終わるんだと言われ続けてきた。私なりに努力した結果も、私は受け入れてるのに父と母からは受け入れて貰えない。そんなことが沢山あった。

いつも父と母は自分たちが子供の頃はもっとちゃんとしてた、と言って。もう時代は変わっているのにずっとその時代と比べる。

会社員になったら、今の子達は𓏸𓏸だよねって年上が愚痴ったりするって聞いたことあるけど。私はそれをずっと家で聞いてる。

今の子達は意見を言わない。忍耐力がない。全然ダメだねって。

きっとお母さんやお父さんが生きた時代とは教育方法も変わったから、必要なスキルが育ってない可能性もあると思う。

でも、もっと育った部分もある。
だから優劣ばかりつけないで欲しいよ。

私は自分を好きになりたいのに、
否定された経験が辛くて好きになれないよ。

感想1

タイトルにある「埋まらない溝」から、両親との”溝”がまるで見えるかのように日々感じてきたあなたをイメージしました。
私が思ったのは、あなたのつらさの一つとして、「自分自身を見てもらってないような感覚」もあるのかなと思いました。「今の子」「凄い人」「自分の時」という大多数のくくりが両親の中で強くあって、あなた1人を見てない感覚や、自分達ができた・やってきた=できるよね?とその基準のようなもの以外受け付けない、認めないの気持ちが強いように思いました。この状況にいるあなたを想うと、それは自分を好きになる事ができなくなってしまうなぁと、なんだかやるせない気持ちになっています。
「なんでそんな中途半端で終わるんだ」と言われ続けてきたとありましたが、中途半端だと感じているのは両親だけなのでは……。とすら思う私もいます。(あなたの両親を悪く言ってしまうようですみません)
自分達の時はこうだったと言ったり思ったりするのは自由だと思うのですが、「だから〜」に結びつけるのはまた違うんじゃないかと私は思います。「今の子達は」と、私も親や周りから言われるのですが、単純に、聞いていてとてもしんどいなと思います。「今の子達」には自分も含まれてるんだろうなとなってしまうのと、「今の子達はダメだけど、あなたは違うよね?」のようなプレッシャーを感じる気もします。あなたにもこの感覚があったりするかなと気になっていて、聞いてみたい気持ちです。「もっと育った部分もある」というのに心から同意したいです。これも私が感じた事なのですが、あなたは両親の意見に対し、「そう思うこともあるよね」のように一旦受け止める事ができて「でも私はこう思う」と自分の意見も明確にあったり客観視ができている人のように思いました。よければまたここであなたの考えや感覚を聞かせてもらえたらと思います。

感想2

投稿ありがとうございます。私も、おそらくまだ「今の子たち」と言われる側にいる当事者として、改めて考えながら読ませていただきました。
「父と母は自分たちが子供の頃はもっとちゃんとしてたと言う」ことでいえば、私もよく言われていたな…と思い出します。でも今考えてみると、果たして本当にそうだったのかな?と少し疑う気持ちも出てきました。
私の好きなアーティストの方が「いつだって時間は僕たちを最高の大人にしてくれる」という歌詞を歌っていて、それはきっと「時間が経った過去のことは、自分たちも含めて美化される」ということなんじゃないかなと思っています。もちろんすべての人やものについて当てはまるわけではないと思いますが、「昔は良かった」という言葉もよく耳にしますし、今と自分たちの時代の比較って、そういった側面も少なからずありそうだな…と考えたりしてます。
「今の子たちは○○だよね」というのも同じような感覚で使われているんだろうなと思い、なんとなく調べてみたら、清少納言が書いた枕草子にもそんな言い回しの言葉があったようで、こんなにも歴史のある言葉なのか…と驚いたところです(関係のないことをすみません)。
こう書きながら私が感じるのは、今の時代と自分たちの時代を比較しても良いし、「今の子たちは…」と思っても良いけれど、それを押し付けるのは違うのではないかということです。投稿者さんのお父さんもお母さんも、自分たちが頑張り屋であることは自由だと思います。でも、それと比べて投稿者さんを否定するのは、私は納得できないな…と思いました。
投稿者さんのおっしゃる通り、時代は変わり続けているし、それに伴って育っていく力やスキルも変わり続けるはずです。その時代にはその時代の正解があっただろうし、今の時代には今の時代の正解があるのだと思います。どちらかが間違っていたり、劣っていたりするわけではなく、投稿者さんの「優劣ばかりつけないでほしい」という思いには私も賛成です。
自分を好きになりたいのに否定された経験が辛くて好きになれないのは、本当にその通りだと思います。でも、否定されたからといって自分が間違っていると思い込まなくても良いような気がします。きっとこれからも生きていく中で「最近の若者は~私たちの時代はこうだったのに~」と言われる機会は、私も含めてたくさんあると思います。それでも、私は自分が好きになれる自分で生きたいと改めて感じました。
投稿者さんの感想もまたお聞きできたら嬉しいです。ありがとうございました。

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