経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

依存。

私には4ヶ月付き合った彼氏がいた。過去最長の年月を共にした彼は、私と同じ社不だった。社不というのは、社会不適合者の略。彼はこだわりが強く、コミュニケーション能力がほとんどない。察することが出来ず、間違ってしまったことへの謝罪は上手いが何度も同じことをする。元々うつ病だったこともあり、メンタルの不調も多く、安定していない。私は共感力(マイナスな妄想力)が高すぎて、人との関係はストレスでしかない。コミュニケーション能力は躁状態(ハイテンション)の時はなんとなく上手くいくが、鬱状態は全く取れない。人が何言ってるかも分からない。また、ハイテンションの時は人の気持ちを考えない突発的な行動が多い。失言も多く、嫌われやすい。人を頼ることが苦手だけど、依存した相手には相手が潰れるまで頼りすぎる。甘えすぎる。私は躁鬱で、そして境界性パーソナリティ障害のような性質を持ち、妄想癖がある。基本的に毎日病んでいて、泣き虫。

最初は彼に、頼りになると好かれていたし、嫌われないように振舞っていたのもあってスキンシップも多く充実した日々を共にすごした。

でも、彼がメンタルの不調で連絡が返せない時に責めてしまったり、自分が彼の前で弱った自分を見せすぎてしまったりした点などから、彼がストレス溜めることが多くなった。私も、彼に徐々に見て貰えなくなっていく辛さを抱えるようになった。

自分の弱い部分を認めて欲しいと私は思っていた。彼の対応に満足していなかった。だから別れて欲しいと言い、最近仲良くなった男性とよく話すようになった。

けれどもそれでも心は全く満たされず、彼との楽しかった日々を思い出すことが多かった。心配されたり、気にかけてもらえたり、そんな日々があって私は生きていられた。死のうとも良く思う。彼以外との人生は考えられない。なんて自分が言うのも変だが、それほどまでに依存してたんだと思う。

自分の弱いところは十分すぎるほど理解しているのに、それをどうやって治すのか分からない。これから孤独のままなのかもしれない、と思う度に死ぬ事を考えてしまう。彼を殺せば、なんて考えてしまう日もある。

自分がおかしいのは分かってるし、分かってるのにどうしようも出来なくて。ほんとに辛い。

今日は私の誕生日でちょうど18になった。こんな自分がこれからも生きていけるのか分からない。大学生活も仕事も上手くいかない気がする。

感想1

淡々と語られている中にも、満たされることのない孤独感や依存心への苦しさ、自分を変えたいと思いつつ、これまでの他者との関わりで感じてきた自分の性質との折り合いなど、それぞれ重なり合った苦悩が伝わってきました。
タイトルにも文中にも出てくる「依存」についてあなた自身はどのように感じているのだろうと考えていました。「自分の弱いところは十分すぎるほど理解しているのに、それをどうやって治すのか分からない。」とあり、少なからず悪いこととまではいかなくても、自分にとっては依存しなくていいのであれば依存しないことに越したことはないという感じなのかなと想像しています。私も対人(親しい二者関係)への依存が強かったので特に恋愛ごととなると、相手に強く求めてしまったり、疲弊させてしまう…それこそ相手が潰れてしまうまでなんてことが多く、全てではないにしてもあなたの「自分の弱い部分を認めてほしい」という感覚には勝手ながら共感していますし、依存の取り扱いは本当に難しいものだと改めて考えさせられています。
あなたが相手に依存してしまうのには、様々な背景が複雑に絡み合っているのかなと感じますが、躁鬱や性質的なものが他者との関係に強く作用してしまい、自分でもコントロールできない部分が大きいのではないかなと感じました。分かっているのにどうしようも出来ない悔しさやもどかしさ(があると私は捉えました)、あなたの相手への想いは決しておかしなことではないと私は思います。人間関係というのは、変化はつきものでどちらの側にも多くの感情が交錯するがゆえに、時にすれ違うことも多々ありますね…、もしかしたらあなたと相手の間で互いに“期待するもの”の違いがあって、気づいた時にはその差が大きく広がってしまっていたのかな…なんてことも思いました。相手の感じ方、思いまではこちら側はいくら何しようとも変えられないもので侵入できるものではない(逆も然りですが)ですが、親しくなったり恋愛関係においてはそこが曖昧(簡単に互いの境界線を踏み越えてしまうことが多い)になりやすいことで、余計に自分の感情を整理するのには時間がかかるものかもしれません。自分の今の想いを受け止めることは自分の弱さと向き合うことだとも思うので、相当しんどいことではあるとは思うのですが、自分の支えとなるものは相手(もしくは人)だけとは限らないのは確かなことだと経験して思うことです。無理に今抱えている相手への想いをなくす必要はないと思いますが、少しずつあなたが辛く苦しくならないような支えとなるものが見つかることを願っています。
こうして思いや考えを言葉にすることがあなたにとって役に立ちそうであれば、またいつでも死にトリを活用してほしいなと思いました。投稿ありがとうございました。

感想2

経験談への投稿ありがとうございます。読んで思ったのは、彼のことが好きなんだなあということです。忘れられない人がいる、というのは経験した人こそわかる苦しさがあるように思います。

彼のでこぼこしたところ、あなたのでこぼこしたところが、どこかでぴったりとするような、そんな風だったのかなとも感じました。社不であるという分かり合える気持ちも心地よさだったのかもしれないですね。

離れてから分かる大切さ。近くにいると大切さに気付けない。大事にしたいのに大事にできない。大事にされているのに、大事にされていないような気がしたり。恋愛ってすごく苦しいけど、大切なこと教わるなあと常々感じます。

あなたにとって(書き込んでくれた日が)特別な日だったこともあって、気持ちが溢れてしまったのかなあ。

弱さは誰にでもあるけれど、自分の弱いところを好きだと言ってくれて、そして自分も相手の弱いところを好きだと思える人っていうのは、存在するんだと私は思っています。

まだ前向きにはなれないかもしれないから、とにかく今は、あなたの苦しさを受け止めたいなあ。

お返事1

感想を読んで。

いつも死にトリさんにはお世話になっています。

彼ともう一度付き合ってもまた同じようになってしまうという感覚があり、以前は復縁を望んでいましたが今は思っていません。

お互いが自分でどうしようもできない要素を持っていて、それをお互いにどうにかして欲しいという思いも持っています。今はきっと自立へと進んでいる途中なのだと思います。感想を読んで、私の苦しみを言語化して頂いて少しスッキリしました。

自分の弱いところをなるべく自分でコントロールして相手を救えるような人間になりたい。それが元の考え方でしたが、救う救われるという関係ではなく共生が大切なのだと思うようになりました。人は苦手なところを必ず持っているから、それを持ちながら相手に深く干渉することなく見守っていく。私も自分の人生を最優先に歩んでいく。横を見たら苦しみながら生きている仲間がいる。そして勇気づけられる。

そんな関係が今の私の望みです。

人に何かを求めてしまうくせはまだ治りそうにないです。

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