経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

結局は死ねなくて

今回で2回目の経験談投稿です。
少しずつ、少しずつ良くなってるような気もする。
それは良くなってる気がしただけで。
制服。ズボンが良かった。でも転校した先、何を言われるか分からない。
結局スカート。
自分は女子って必死に思い込んで、思い込んで、思い込んで。
…なんだか自分が気持ち悪くなってくる。
どんどん自責の言葉が出てきて。
家族にも友達にも恵まれてる。
恵まれてるからこそ、自分で自分を殺してしまう。
結局は自分で自分を責めてる。
元の自殺願望に性別という重みが乗っただけ。
別に大丈夫。このくらい耐えれる。
大丈夫…なのかな。
自分が死んだ夢を見た。
なんで友達があんなに悲しむの?
なんで?普段私のこと何も気にしてないじゃん。
…皆の期待を背負えるほど強い人間じゃないけど、まだ期待してくれてるだけいいと思って、今日も明日も頑張って生きたいって思います。

長文失礼しました。

感想1

冒頭の「少しずつ、少しずつ良くなってるような気もする。それは良くなってる気がしただけで」の部分を読んで、あなたが今現在も葛藤を抱えながら日々を過ごされている様子が伝わってくるようでした。

何を言われるか分からない、どんな目で見られるのかという不安や恐れは、なかなか簡単に拭えないものだと感じます。「恵まれてるからこそ、自分で自分を殺してしまう」と書いてくれましたが、周囲から向けられる無邪気な優しさが、あなたの中では重い枷のようになって、誰にも本音を打ち明けられないままひたすら感情の矛先を自分自身へと向けているように感じました。自分の中の違和感や不和を確かに感じつつ、その気持ちを押し殺して周囲に合わせようとするときの息苦しさは、なんともいえないつらいものがあると思います。

「別に大丈夫。このくらい耐えれる」との言葉は、あなたの苦しい叫びの裏返しのようにも感じて、勝手ながら心配を寄せています。「期待」という言葉も出てきましたが、期待はある意味で一方的で、こちら側がどう感じているか、何を考えているかを置き去りにしてしまうことが多々あるように感じています。

またよかったらお話を聞かせて下さい。経験談への投稿ありがとうございます。

感想2

投稿ありがとうございます。私自身が、学生時代に制服がすっごく嫌だと思っていたことを強く思い出しながら読みました。あなたにとって制服というものは「性別」というものを押し付けてくるものなのだろうと思います。必死に思い込んで、思い込んで、思い込んで、それでも処理しきれない強い負荷がかかる中で、日々を過ごすのはとても大変なことだと思います。
この世の中は性別の概念をとても重視し、前提化していると私は感じています。その中で服装は性別と紐づけて捉えられがちだし、なかでも制服というものには特にその要素がとても強いように思います。着ているほうはその服を意識せざるをえなくて、しんどさや苦痛を突きつけられる機会が多いのも衣服というものだと思います。
私は性別でわけるやり方自体があまりに実際に則していないと思うし、社会が変わるべきだと思います。実際、ほんの少しずつは変わってきてもいるようにも感じるのですが、まだまだ個人のあり方を蔑ろにしていると言わざるを得ない状況が続いているのも事実だと思います。
あなたにとって日々のしんどさの理由はそれだけではないのだろうとも想像するのですが、自殺願望の中に絡みついている要素でもあるのかなと思いました。耐え続ける日々の中で息をつけるには、世の中がどんなふうに変わったらいいのだろう、と思います。あなたが背負わなくても、頑張らなくても過ごせる場所はどんな場所だろうと想像しています。まだ具体的にはわからないけれど、考えています。

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