経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

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私は今高校2年です。はじめに私は家族が好きじゃないです。
留年間近です、すごく死にたいです。死にたくてたまらない。私は小中不登校でした、でも受験勉強を頑張ったり別室登校したりして全日制の高校に進学しました。一年の時は単位ギリギリだったけど進級できました。
1年の三学期頃から今に至るまで徐々に体調面と精神面が悪化し始めました。自傷行為も止まりません。過食嘔吐になったり睡眠がぐちゃぐちゃになったり、2年になってからクラスに友達も沢山できて楽しかったです、でも学校に行けたり行けなかったりな日が続いていました。友達と会うのが嬉しくて楽しくて幸せで毎日頑張って行こうって思った矢先にメンタルも体調も同時に崩すというのを繰り返してます。(病院には2ヶ月後くらいに行きます)それで留年間近です、頑張ろうと思ったら何も上手くいかなくなる、何も手につかなくなる、起きれなくなる、自己管理ができない私が悪いんです。毎朝お母さんが起こしに来ても起きれないし体が動かない時が多いので申し訳ないです、怠けてる、これ以上は許さないなどその他にも罵詈雑言言われていました。辛かったです。でもお母さんを悪く言わないでください。一人で半日も仕事して家事もしてるんです。でも毎朝今日こそは死んでやる、明日はもう来させないって思っていました。今も思います。できなかったんですけどね^^;話を聞いてくれる友達もいずれ私のことをめんどくさいと思って離れていくでしょう、親も先生も、誰もが離れていくでしょう。学歴も信頼も友達もいなくなるのに生きてる理由はなんでしょうか。高校だって別に行きたいところじゃなかったんです、親の期待に答えるために進学しただけです。やめればいいじゃないかって思うと思います。私も思います、でもやめたら将来どうすればいいですか?通信制は先生含め全員に無理って言われてます、わかりません、ずっとわからないです、自分が何をしてどうなりたいのかが、どうすればいいのか。結局全部自業自得で悪いのは自分なんです。でもこの前またお母さんと大喧嘩したんです、私があることを言ったらお母さんが少しハードルを下げればいいと、私はそれを聞いて怒りました、どうして今まで私を地獄のように苦しめてきた人が今になって都合よくそんなことが言えるのだろうかと、散々貴方たちのお願いを聞いてあげたのに自分勝手すぎないかと、あとお母さんが包丁持ち出してもう死ぬ!!って言わせたのも私のせいなんだなって、そう思うと途端に例えるなら世界が白黒になったみたいに虚無です。死んだように生きてるみたいです。頭が狂ったような壊れた感覚がありました。
お母さんが全部悪いわけじゃないのはわかってます、見て見ぬふりな父親も憎いです、こんなこと書いてごめんなさい、でもどうしたらいいかわからないんです。甘えてるからです。ツケが回ってきただけです。難しいですね、頭がごちゃごちゃしてうまく言語化できないです。この先地獄に落ちて堕落して醜く死を待つだけの人生になるのかもしれません。やるべき事をやらないで逃げてばかりの人を誰が許してくれるのでしょうか?

感想1

読ませていただきました。あなたも最後の方に描いてくれたように、頭の中が混乱していている中で少しでも整理をつけようと言語化してくださったことが伝わってきました。何かを決めなければいけないけど悩んでいる時や、分からないことが多い時、さらに期限が迫られたりすると誰でも自分のキャパシティを超えて、パニックのような状態になると思います。書いてくださった文章からふたつの気になった点について、整理しながらお返事を書かせていただこうと思います。

一つ目はあなたの体について。朝起きれない、体が言うことを聞かない、何も手につかないなどはあなたの自己管理が怠っているというよりも、自律神経のバランスが崩れているなど精神的なものからくるもののように私は感じました。病院への受診も予約されたとのことでその辺りがはっきりとわかると良いなあと思います。頑張りたくても頑張れないのはあなたが一番悔しいことだろうし、それを「怠けている」と強く怒られるのは、あなた自身の混乱を深めたことだったのではないかなと想像しています。

二つ目はあなたのご家族との関係について。好きではないと冒頭に書いてくださいましたが、文章を読み進める中でご親御さんのあなたに対する厳しさというものを感じました。高校進学のことや、ほかあらゆることについてこれまで、あなたの気持ちではなく、ご家族の気持ちを優先してきた(するしかなかった)状況が多かったのかなと想像しています。自分の気持ちを押し込み続けると「自分が何をしてどうなりたいのか、どうすればいいのか」分からなくなるというのも当然のことなのかも知れません。親御さんが包丁を持ち出して「死ぬ」と言うのも、あなたをコントロールするための言葉であるように思えます。

混乱している中、よくここへ勇気を出して書き出してくださったなと思います。あなたの文章から感じた感想を素直に書かせていただきましたが、あなたの気持ちや状態の整理につながること、また病院の先生があなたの状態を理解してくれることを願います。

感想2

混乱の中で、どうしても自分の気持ちを外に出してしまいたい…そんな想いがつまっているように思いました。最後の方で「頭がごちゃごちゃしてうまく言語化できない」と書いていました。確かに複雑で自分でもよくわからないたくさんの気持ちが錯綜しているけれど、それがありのままの気持ちだというリアリティはむしろ伝わってきました。
自分自身を責めるような言葉もたくさんありましたが、それ以上に親に対する想いが渦巻いていて、あなたの悩みや苦しみの背景に確かにあるように思えます。子どもにとって親は何とも重い存在です。あなたの経験談でも、その重さをうかがわせる言葉がいくつかありました。例えば「期待」もそうです。一般的には「期待」とはどちらかというといい言葉のように捉えられる方が多いと思います。でも、私は本当にそうだろうか?と疑問に思います。特に親が子どもに期待するのは優しそうに見えてプレッシャーであり、実は子どもの気持ちを尊重しないことと表裏一体で、子どもを追いつめることがあるとあなたの経験談でも感じました。期待だけでなく、罵詈雑言や理解してもらえない経験、そして見て見ぬふりなど、あなたの気持ちや意見を尊重されずに苦しく歯がゆい思いをしてきたこともうかがわれます。ただ、印象的なのはそうした親に対する気持ちの揺らぎです。最初に「家族が好きじゃないです」と書いたけれど、その後に「でもお母さんを悪く言わないでください」とかばってもいます。一見、矛盾する内容ですが、私にはどちらも紛れもなく本当の気持ちだろうと感じました。父のことも「憎い」と書いてから「こんなこと書いてごめんなさい」と謝っています。そんな揺れ動く思いが表しているのは、あなたが今とても苦しくつらいということだろうと思います。私は親が好きじゃなくてもいいし、憎んでも大嫌いでもいいと思います。リアルでは簡単に伝える相手がいないかもしれないので、こうした場で思い切って出してくれたことに私はホッとしています。
そして、もう一つあなたはこれまでの不登校や留年目前のことをよくないことのようにとらえている(周囲の多くの人たちがそう思っている影響も大きいのかなと思います)と感じましたが、私はあなたの意思表示でありあなたが自分の感性や気持ちを大切にする行動や選択だと思いました。通信でもいいだろうし、いったん学校というところから離れるのも悪くないのではと思う気持ちがあります。死にたい気持ちや自傷行為、過食嘔吐やよく眠れないなど、どれもあなた自身が必死に自分を守ろうとしているサインに思えます。あなたは自分のことを甘えている、怠けていると思うかもしれませんが、私はその逆で十分に頑張って、もう頑張れない状況にあるのだろうと捉えています。だから、こうして本音を書いて届けてくれたことに敬意と労いの気持ちを抱いています。また、いつでも一人で抱えられない気持ちがあれば書いて送ってください。

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