経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

自己破産 親の介護

苦しいので、聞いてもらいたいです。私47歳独身 母親76歳 要介護3 自分の借金で自己破産の手続き中です。母親自身にも返済する借金があります。頼れる親戚等はいません。借金の原因はギャンブルです。自分の境遇に自暴自棄となり、今までずっと見栄を張って生きて来ました。今こうなってやっと間違いに気づきました。現在はとにかくいろいろやることがあって辛いです。いまさら母親とはあまり会話しなかったのも後悔しています。自分の愚かさ情け無さに消えてしまいたいです。虚勢を張って生きたきた人間ですので友人もいなく自分で巻いたタネですが。これから近い将来1人ぼっちになり、会話することもなく生きていけるのかと思うと恐怖で頭がどうてんします。同じ様に悩んでいる方または悩んでいた方がいれば話したい、今はそんな心境です。

感想1

今の辛い現状、これからに対する不安を言葉にする、文字にする事って凄く大変で勇気がいることだと思います。
本当の苦しみ、胸の内は計り知れず、おこがましいかも知れませんが、過去を後悔しながらも、母親の介護、これからを考え前に進もうとしている姿勢、努力がどんな形であれ報われてほしいなと私は思います。
誰もが自分の「間違い」には気づけても、認められない、変えられない、時間がかかって諦めてしまう事が多いように感じます。そんな時に同じような悩み、苦しみを言い合える、共感し合える場が必要ですよね。投稿者さんのお住まいの地域でも自助グループなどがあると思います。話すことで胸のつかえ、自分だけじゃないんだという安堵感みたいな物が生まれ、前向きにこれからを考えやすくなるのかなと思います。
この先、いろんな想いや不安などを自分の中に貯めすぎないようにするため、吐き出す場としてここに書いてみるのも良いのかなと思います。

感想2

さまざまな問題に圧し潰されそうになりながらポツリと胸の内を吐露するような思いで綴られた文章のように感じました。

自身の借金や介護を必要とする状態である母親の借金があることは、ただ生きていくのも過酷な現代において、とてもじゃないけれど背負いきれない負担であるように感じますし、頼り手がいないことはより孤立感を深め、さらに不安に駆られるようにも思えました。

それは、たとえ自分に原因の落ち度が招いたものだとしても、受け止めることには限界がありますし、一度過ちや間違いを起こしたら手をさしべてもらえない(と感じさせられるような)社会の側にも責任の一端があるように私個人としては思ってしまいます。

ただ、たしかに現在感じる負担は身を削るものであり、これからを考えるには悲観的な景色を見せているのかもしれません。ですがそれは、投稿者さんが自身のこれまでや他ならぬ自分自身と素直に正直に向き合った結果初めて感じた大切なものであるように思った私がいます。

内に秘めた苦しみや生きづらさを「辛さ」として置いておくだけにするのはある意味簡単で傷つかない方法なのかもしれません。ですが、そこに嘘偽りなく自分自身が向き合えた時、初めて人は自分という人間のいいとこともわるいところも本当の意味で受け止めることが出来るように(私自身がそうだったように)思います。

今はまだ現状や環境によって不安や恐怖を募らせてしまうこともあるかと思いますが、これまでの自分とは違う考えや気持ちを大切に、「やっと始まった、これから始まる」、もしかしたらそんな気持ちでこれからを形作っていくのもいいのかもしれないと勝手ながらに思いました。投稿ありがとうございました。

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