経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

普通の人生であったはずなのに

20代前半から約7年程介護の仕事をしていました
最初は良かったのです、これで術を身につけてこれからもやっていけると
ですが、女性先輩方からパワハラが積もりに積もり20代後半に糸が切れたように脱力感に陥りその直後から自分を激しく責めるようになり、死にたいという気持ちが次第に強くなっていきました
家にいても、何かしていても、何もしていなくてもその当時のフラッシュパックが今も頭から離れる事はなく
その度に自殺や楽に死ねる方法がないか
さえ考えるようになりました

病になった事で、兄弟、母に迷惑をかけてしまいました
家族は迷惑なんかじゃないと言っていますが、私はこの世にいない方が
家族のためになるし、こんな人間になってしまって、常に自分を責め続け
家族と何処かに行っても、一緒にいても私は常に孤独です
通院の為に地下鉄やバスを利用する度
色んな人、色んな家族、カップルを目にしますがその度に自分の心を罵倒し
生まれてこなければ良かった
こんな人間が生まれてしまい申し訳ない気持ちと死んで償いたいと回想しています
本当は今頃、普通に暮らして、誰かとお付き合い等をしているのだと思います
もしかしたら、結婚に向けて何か取り組みをしていたのだと思います
ですが、もうその未来は無くなり消え去って逝きました
例え付き合う人ができたとしても
こんな状態の人間と付き合う事は
その人に対して申し訳ない、ごめんなさい、私は長生きしたくないのでと
私よりもっと良い人と巡り会ってください突き放すしかできません

この先そう長く無い人生で思う事は迷惑をかけてしまった家族に対して
そしていずれは誰かと付き合う事があったであろう人に対して
ごめんなさい、私はもう十分生きました
この先迷惑しかかける事しかできない
人生等送りたく無いです
私は命を断つ事ができるなら
誰かのためになるなら本望です
そして、これまでこんな人間になってしまった事をお許しください

感想1

投稿ありがとうございます。
投稿全体から、あなたの抱えている自責の念を強く感じました。もしもその自責の念がパワハラによるものなのだと仮定すると、被害の深刻さがありありと伝わってくるようです。パワハラを受ける環境からは離れられたようにお見受けしますが、あなたに残り続けているものを思うと、私としてはなぜあなたがここまで苦しめられるのかと、苦々しい気持ちになります。加害者の方々には、パワハラを過去のことにはせず、今も苦しんでいる人がいるということを知ってほしい…そんな風に思ったりしました。
冒頭でも述べた通り、あなたが自責の念に苛まれていることがすごく伝わってきました。それに加えてあなたが、今の状態になったことで周囲に与えた影響に対する申し訳なさ、そしてこれから先のことを想像する困難さに直面しているのかなと、私は読み取りました。私としては、今の状態になったのはあなたの意図したことではないと思うので、あなたが謝らされたり、孤立することを選択させられたりするのはどうも納得できない感じもあります。対してあなたとしては、謝ったり孤立することを選ばずにはいられない心情があると思います。私としても気持ちを押し付けたいわけではないので、すごく難しいなと感じます…。
また、投稿の最後には、人生についての思いを綴ってくださいました。今あなたが背負っている重荷がどれほどのものか、私なりに想像したり、深く考えたりすることしかできず口惜しい思いです。。
それでも、私のようにあなたが特定の選択を迫られることに納得できずにいる人もいるということ、一旦背負っているものを降ろせる場、死にトリがあるということを、頭の片隅に置いておいてもらえたらいいなと勝手ながら思います。改めまして、投稿ありがとうございました。

感想2

今は心がとても疲れ切ってしまって、いろいろなことに対して絶望する気持ちや申し訳ない気持ち、自分への失望のような気持ちなどが端々から感じられました。介護の現場は職場にもよるとは思いますが、対人援助というだけでも知らないうちに心身に負担もかかりますし、チームで協力し合って進めるとなると、ストレスフルでもあり、神経が張り詰めることも多いように思います。そのうえ、パワハラが蓄積したとなれば、張り詰めていたものが一気に崩れていく衝撃が強かったのではないかと想像しています。文面からですが、あなたはとても真面目にひたむきに仕事に取り組んでいた様子がうかがわれ、真摯に向き合おうとし続けた7年間があるからこそ今の絶望感の深さにつながっているようにも思えました。
そして、印象的だったのは恋愛や結婚に対する強い思いです。ここまで心が消耗している状態で出てくる思いはこれまでもずっと自分の中で強く秘めていたテーマなのではないかと感じました。タイトルにある「普通の人生」のあなたのイメージにはおそらく結婚して家庭を築くことも含まれているのだろうと推測しました。そして、仕事をすること、病気にはならないこともまたあなたの「普通の人生」のスタイルなのだろうと思いました。
私も自分の経験をもとにしたある種のスタンダードがあるように思います。ただ、いろいろな人や人生を見聞きしたり、触れるうちに少しずつ絶対的な普通はないのではないかと思うようになりました。一番大きかったのは、子どもに障がいがあるとわかり、共に生きてきたことです。周囲には自分の子どもに障がいがあるとわかったときにものすごいショックを受け、まさに「普通ではなくなった」と感じる人がたくさんいました。あなたの経験談を読み、そのことを思い出しています。強いショックを受けた仲間たちの多くはそれぞれに折り合いをつけながら、自分の生き方を広げていくように私は感じていました。
一人ひとりの中に基準があり、目指す姿があることは生きるうえで大切でもあります。ただ、基準や理想が強くなりすぎると、自分の本当の望みや目標を見失うこともあるのかもしれないと思います。今、とてもしんどい状況かもしれませんが、価値観や物の見方を広げる機会が訪れたともいえるのかもしれないと思います。あなたの家族も迷惑なんかじゃないと話しているようですが、私も今のあなたは迷惑ではないし、今大切な時期を経てバージョンアップできる存在だと感じました。まずはゆっくりと休んで、力を取り戻していくことを願っています。

一覧へ戻る