自分は、いわゆる「Xジェンダー」だと思う。
そう思ったのは、ほんとに最近。正直、厨二病とかそういうのも疑った。
でも、どうしても胸は潰したいし、メンズ服が着たいし、真ん中でいたい。
「自分は中性でいたいんだ」と、理解した。
でも、親に打ち明けた時、「男になりたいのか」と聞かれた。
すごく悲しかった。
親は「真ん中」を理解しようとしてくれない。
多分、この事など、色々と重なって、消えたくなってるのだと思う。
明確に分かってる理由はこれだけ。
わからないけど、とにかく消えたい。
「死にたい」じゃなくて、「消えたい」。
別に死にたいわけじゃない。
ただ、この世からいなかった事にしたい。
自分やばいなーって思うこともある。
そう思ってる自分が嫌い。
なんだかなー。
経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
なんだかなー
感想2
投稿者さんは、さまざまな「〇〇したい」という気持ちを深堀りすることで自分を探求し、その根底にある「中性でいたい」という気持ちに気づかれたのだと思います。その気づきに至るまで、(特にジェンダーに関して)うまく言い表せない疎外感や、釈然としない感覚を味わってこられたのではないかと、勝手ながら想像しました。ですので、まずは自己探求に一旦区切りをつけることができたことを労いたい気持ちになりました。
私は今の社会に「男女二元論」が根強く残っているように感じます。男性らしさ、女性らしさが不用意に強要されることによって、人知れず削り取られてしまった個性もあると私は思っています。「男になりたいのか」という親の返答もまた、あなたの個性を削り取ってしまいかねない言葉だなと、正直感じました。あなたらしさの道の先を、暗いもののように感じさせるような発言ともとれるので、消えたいという感覚が芽生えるのも無理ないと思います。ただ、親には親の価値観や、身に着けてきた考え方があるんだろうなぁとも思うので(それでも理解する姿勢を見せてほしい気持ちはあるのですが…)、私としてもやりきれない感覚に陥り、まさに「なんだかなー」だなぁと感じました。
私の率直な感想としては、親の言葉によってあなたらしさが損なわれてしまうことを口惜しく感じるので、あなたらしさを深めてみるということは続けてほしいと勝手に思っていました。その過程で気持ちの置き場がなくなるようなことがあった時には、またここへ気持ちを吐き出しに来てもらえたらと思います。投稿ありがとうございました。
感想1
経験談への投稿、ありがとうございます。
最近になってようやく「多様性」とか「ジェンダー」に対する様々な意見が公に飛び交うようになったなと感じていますが、それでもその存在を知らない、言葉としての認知はあってもその意味を知らない、という方がほとんどなような気もしています。
性別はあくまで特徴によって分類されているだけのものだと私は思っているので、男性だから~でないといけない、女性だからこうでないといけないという「社会の固定観念」があるのは私も少なからず「なんだかなー」と思うところがあります。
「男になりたいのか」という親からの言葉は、投稿者さんにとってとても攻撃的な言葉のように聞こえたんだなと感じました。今の「若者世代」とよばれる世代から浸透し始めた「ジェンダー」は、親の生きてきた時代や環境では聞くことすらない言葉だったのかもしれないなと思います。すべて理解してとまでいかなくとも、少しでも投稿者さん含めいろいろな方が抱えている「Xジェンダー」という個性を大切にしてほしいなと感じました。
この投稿を読むことで「Xジェンダー」に対してもっと知ろうと思い考えることができたし、投稿者さんが「Xジェンダー」であるがゆえにどんな苦労をしてきたのか、自分がもし投稿者さんと同じ環境にいたらどう感じていたんだろうとか、いろいろなことを想像しました。もし自分が投稿者さんの立場にいたとしたら、親にも打ち明けられず一人で抱え込む可能性もあっただろうなと思います。もっと、社会的に、ジェンダーに対して理解のある人が増えてくれたらいいなぁと思います。
改めて、経験談への投稿、ありがとうございました。