経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

死にたがってない人はそんなに偉いんですか

病院の先生にも、心理の勉強をかじっている人にも言われる。「夜何時寝るかは関係なくて、朝決まった時間に起きて直射日光を浴びる。そしてご飯を食べることで目が覚めたと錯覚し、14時間後に眠くなるようになってるんだ」。
分かってる。中学生のときから不眠症だから死ぬほど聞いてきたし、何ならこのご時世自分で調べられる。それでも出来なくて苦しんでいるのは何故だろう?と一緒に考えてくれてもいいじゃない?
まるで私がわざと寝てないみたいな、わざと朝起きない選択をしているみたいな言い方で。私の毎日苦しさが他人に伝わらない。

私のこの何十年かの苦しみと、今の苦しみを軽視し、むしろ怠けているかのようなジャッジを下す人たちがいることが許せない。死にたくなっているのはこの私。
こんな世の中で生きて行きたくない。

感想1

読んでいて、強い怒りが伝わってきました。
投稿を読むとそれも無理もないと言いますか…「それでも出来なくて苦しんでいる」といった、肝心なところがすっぽり抜け落ちたまま「怠けているかのようなジャッジ」をされてしまっては、腹が立つのも理解できるような気がします。完璧な対応ができる人はきっといないと思いますが、それでもあなたが「軽視」されたくない、あるいは「軽視」されてつらい思いをした(傷ついた)のは自然なことだと私は思います。

「何故だろう?と一緒に考えてくれてもいいじゃない?」というあなたの問いはその通りだなと思いつつ、それが機能しないのはどうしてなんだろう…と私は考えてしまいました。時間がない、人手がない、苦しみが多すぎるなどなど…様々な理由があるのかと思い浮かべましたが、だからと言って「伝わらない」苦しみが減ることもないのだから「こんな世の中で生きて行きたくない」と思うのは、なんだかまっとうな感覚なような気もしてきます(私はそう思いながらなんとか生きている感じです)。ただ、「こんな世の中」だから機能しないとも言えるのかなとは思うので、もう少し、せめて苦しんでいる人がいる前提の世の中になってくれないだろうか…と改めて思いました。実は私もあなたと同じように睡眠がうまくいかないことが多くあります(実はそういう人って結構いるのでは?と私は思っています)。しかし、睡眠はできて当然とされているので、できないのは個人(私)の能力や努力の問題で片づけられてしまいがちな気がしています(あなたの言う「わざと」や「怠けているかのようなジャッジ」ですね)。そうやって社会は進んでしまうので、眠れない苦しみ、なぜかできなくて苦しんでいる人の存在が、それこそ「軽視」されてしまうのかもしれないなぁ…と、あなたの投稿を読んで私は考えさせられました。もっと当たり前のように苦しみを語れる社会だったらどんなに違うだろうか…とも考えさせられ、ここがそういうことを語れる場のひとつとなったらいいなとも思ったので、もしよければあなたがどんなことで苦しんできたか、眠れない時にはどんな風に過ごしているかなどについてまた書きに来てもらえたらなと思いました。投稿ありがとうございました。

感想2

「死にたがってない人はそんなに偉いんですか」という題名にひかれ、経験談の感想を書いてます。私の場合は半ば諦めの気持ちと悲しみの気持ちでそう思います。あなたの場合はどんな気持ちが織り交ざっているのかな…と思いながら読ませていただきました。

睡眠に限らず、「理屈は分かるけど実際にするハードルが高すぎる」「思い通りに行動できない」っていうのは、多くの人が人生で大なり小なり経験すると私は思います。「死にたい」「苦しい」と感じている人は生活の中でそう感じる場面が本人にとって多かったり、感じる大きさが本人にとって大きかったりするのかなと考えます。あなたももしかしたら「できない」から「死にたくなる」、そして余計に「できない」というループにはまっている部分もあるのかなと思いました。
喉元過ぎれば熱さを忘れるのか、苦しんでいない今の自分自身の基準で人に言葉を向けてしまうときもあるのかなぁ…と思いました。でもその被害を受けるいわれはあなたにも他の誰かにもないと思います。それを「ただの不運」で片づけるつもりは私にはないですし、あなたにとってはそんな言葉で片づけられる出来事ではないと思います。ずっと苦しいのにそれを軽視されたり寄り添ってもらえるような感じがなかったりすれば、「こんな世の中で生きたくない」と感じることも当然あり得ることだと思います。
勿論、死にたがっていない人や過去に死にたかったけど今はそうではない人の中には、人に寄りそう姿勢があったりそれを明確に示せたりする人もいるかもしれません。あなたの「もう苦しみたくない」って気持ちを感じたからこそ、あなたの苦しみに寄りそう専門家があなたの周りに(経験談の限りでは)いないことが心苦しいと思いました。

経験談を書いてしばらく経って今あなたはどんな気持ちなんだろう…と思います。経験談を書いたことで多少はすっきりしたのかな…とか、「死にたい」って思ってるんじゃないかな…とか、あなたの現在について想像を膨らませています。また思うこと、伝えたいことがあれば死にトリを活用してもらえたら…と思います。

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