経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

自死した夫

今年の4月に15年連れ添った夫が、自死した。
理由も、わからず、遺書もなくて、それからずっと、私も辛くて死にたいと思ってしまう。
毎日生きてる意味がわからないし、価値があるように思えない。朝起きる度に、また1日が始まってしまうのが、怖い。これからずっと一人で孤独に耐えながら、一生を終えていく勇気がない。
年老いた母親もいるがこちらが今度は支えていかなきゃいけないし、姉はいるが、家族がいるので頼りに出来ない。結局、一人で残されてこれから生きていくだけの気力がない。甘ったれるのかもしれないけど。

感想1

投稿ありがとうございます。
身も心も深く削られる日々をなんとかやり過ごしているあなたの姿が想像されました。
同時に、考えても考えても答えの見つからない問いの答えを渇望し、枯渇しそうな中でもがくあなたの姿も勝手ながら想像しています。

「朝起きる度に、また1日が始まってしまうのが、怖い」
「これからずっと一人で孤独に耐えながら、一生を終えていく勇気がない」

これまで私には自死や様々な形での死別(喪失)を経験してきた方とお会いする機会があったのですが、ある方は、風景に色がつくまでに数年がかかった(ことに後で気づいた)といった話をされ、またある方は(一緒に過ごした場所を見るたびに)あの人がいないことを思わされるといった話をされていたな…と、上記のあなたの言葉を見て思い出されました。自死での別れの場合には、社会にある偏見が語ること自体を阻害することもあるように感じてきたので、ここにあなたが書きに来てくれたことを私としては歓迎したい気持ちになっています。

あなたが今抱えている気持ちは「甘ったれ」ているからではなく、一緒に生きていくはずと思っていた未来が突如失われてしまったことから生じる自然な気持ちのように私には思えました。自身を責める気持ちや辛さはこれからも長く続くかもしれません。無理に消そうとする必要はきっとなく、ただ、それをひとりで抱えずに、誰かの手助けを借りながら(母親さんのサポートも行政支援など使える制度は利用してほしいです)過ごせたらいいのかな…と感じています。必要に合わせてここも利用してもらいつつ、たとえば自死遺族で集う場なども自治体等にあるかと思うので、あなたに合う場所やつながりがゆるく小さくできていくといいなと思っています。

感想2

ずっとある意味では時が止まったような中にあなたがいるのかな…というイメージが浮かびました。
私は身近な人を亡くした経験はまだないですが、喪失というものの過酷さややりきれなさは、感じてきたことがあります(あなたのことをわかるとか言えるような次元ではないですが…)。
これまで当たり前に傍にいたものがもう二度と戻らないことは、それだけで受け止めるのが難しいことだし、生きてきた世界が突然変わってしまうほどの衝撃だとも感じます。理由もわからず、15年連れ添った人が・・・と想像すると、怖さや孤独は計り知れないと思いました。
また、自死したとなると周りに事情も気持ちも話しづらい部分もあるかと思うので、余計に孤立感が深まるようにも想像しています。
夫さんの思い出、どうしても生まれてしまう後悔、永遠に答え合わせのできない「どうして?」など、たくさんの想いが今あなたの中にあるのではないでしょうか。
それらを一人で抱えると苦しいかと思うので、死にトリでもいいですし、他の何でもいいので、語られるところで語ってほしいと伝えたくなりました。経験談の投稿ありがとうございます。

お返事1

ご返信ありがとうございました。
まさしく、続くと思っていたものが、急激に奪われて、茫然自失の状態です。
でも、それが当たり前なのかもしれないと返信を頂き思いました。
周りの友人や、母、分かち合いの会などの参加、一人で抱え込みすぎないように、生きていくようにしようと思います。
いつか、わからないけれど、そのうち生きててよかったと思える日が、やってくるのを願ってます。

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