経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

性依存症で死にたい

両親に愛されて育ち友人にも恵まれ、熱中出来る趣味があり、職場の環境にも恵まれ、一見幸せに見える人生を送っています。
ただ異常なまでの性欲のために今全てを失いそうになっています。
性欲のあるときは混浴や公園の露出、SNSで裸の写真を投稿、不特定多数との性行為をしてしまい
自分を満たしています
性欲がなくなると常にお前はおかしいと幻聴が聞こえ私は異常者だ、生きづらい、死にたいと思い突発的に死のうとすることを繰り返しています。

また自分は境界線パーソナリティ障害だと思います。

幼い子供がいてこの子を残して死ねないという気持ちで毎日生きています。

昔関係を持った人の恋人に個人情報を握られていて、SNSに晒されています。いつ現実の生活に影響があるか恐れながら暮らしています。もうやめたいです。でも自分の力でやめられません。一度不倫がバレて離婚しかけたのに治りません。
趣味であるゲームでも、自分の境界線の甘さのせいで男女の関係で揉めて、普通にゲームすることは難しくなりました。
病院に行って家族に知られたりするのが怖いです。
女の性依存症とかいって受け入れてもらえる病院があるのがも分かりません。でも限界です、どこの機関に相談するべきかも分かりません。
とりあえず今死んだら仕事に迷惑がかかるから迷惑がかからないように仕事を片付けようという気持ちでがんばって生きています

感想1

文章から、あなたの切実な苦しさを感じました。死にたい気持ちになりながら自分を責めているあなたと、性行為に駆り立てられているときのあなたを行き来しながら、あなたがあなたの日常をなんとか過ごしてきた様子を想像しています。私も女性で、これまでに苦痛や恐怖や希死念慮などから逃れるのに性行為やさまざまな依存行為で自分を一時的に満たす、ということをしてきたので、ひとごとだとは思えない気持ちになりました。
性的な刺激、人間関係による刺激、リスクそのものの刺激など、多種多様な刺激や感覚が一時的にであれ複合的に得られる方法として、あなたが身につけた対処法なのでしょうか。逆にいうと、その刺激に依存してしまうくらい、苦しさやストレスがあったのかもしれない、とも想像しています。
私も性依存のことをインターネットで調べたことがありますが、たしかに男性についての情報は少なめだった印象があります。ただ、依存に限らずあなたの苦しさを軽減するための方法を探るために、精神科などを活用してもいいのではないかと思いました。
ちなみに、私はずっと精神科に通っているのですが、その中で死にたい気持ちのことを医師に話すこともあれば、薬の合う合わない相談をすることもあれば、自分の依存行為について相談することもあります。
恵まれているはずなのに、という感覚があるからこそ、どうやって自分をケアしていいかわからなくなっちゃうところもあるのかな?と思います。でも、事実としてあなたが苦しんでいることはとてもよく伝わってきましたし、そのための対処法があまりない中でもがいているような感じにも思えました。選べない状況から、なにか選択肢が少しでも増えたらいいなぁと思っています。

感想2

経験談、読ませてもらいました。まず、性依存は多くの人が隠れて苦しんでいる依存症の一つです。性欲は人間の三大欲求と言われるくらい強い欲求ですから、どうしても依存症と結びつきやすく、苦しんでいる人はたくさんいると思います。
現代は依存症の自助グループ(依存症を抱える仲間に自分の気持ちを語り、ともに助かりあう場)や専門のクリニックは増えていますし、精神科系の病院であれば女性の性依存であろうと業界では一般的な悩みなので、相談してみて問題ないと思います。依存症に積極的に取り組んでいる病院(自助グループを開催しているなど)もありますから、情報を得るための地域の精神保健福祉センターなどに問い合わせるのも手かなと思いました。あるいは、民間団体で依存症支援の団体は多数ありますから助言をもらってもいいかもしれません。
実は私もお酒で苦労したのですが、依存している状態の時は、その依存対象に救われているところもあるから、なかなか辞められなくて苦しかったです。あなたもとても苦しいだろうなと想像しています。依存症の後ろには「寂しさ」や「辛さ」や「怒り」など自分でも自覚されてない隠れた想いがあって、依存症そのものをどうするかというより、そういう想いや自分の隠れた内面を真っ直ぐに語れる仲間や相手(カウンセラーや医者や支援者や相談相手など)ができることで随分変わってくるのではないかと思いました。あるいは自分を表現できる場があることも大切だったなと振り返ります。病院であれ自助グループであれむやみに家族に言うことはないと思いますので、まず相談してみるのがいいと私は思いましたし、
あと、ひとつ気になったのは「幻聴が聴こえ、死のうとする」というところです。もしかしたら、精神的にはなかなか苦しい状態が今のあなたのデフォルトで、あなたなりに今の状態を生き抜く方法として依存が強化されていることもあるのかなと想像します。そう考えると、依存症の相談でなくても、まず精神的な部分の相談で精神科や心療内科で相談してみるのもいいのかなと思いました。
苦しい状況で、ままならない身体に翻弄されながらも、子どもさんを残して死ねないと踏ん張っているのだろうなと思います。ここに正直に書いてみたのも小さいけれど大切な一歩なのかなとも思いますし、少しずつ自分のことを癒す場に出会えることを、陰ながら願っています。

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