経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

常に嫉妬の感情でつらい

20代で田舎から都会に出て、すぐ両親を続けて無くし、その当時付き合っていた主人と結婚、息子と娘もでき、夫は真面目で働き者でとても良い人ですが、優しいが故に、義父に先立たれた義母をほっておけず、同居する事になりました。
義母とは仲良くしようとお互い試みた時期もありましたが、やはり折り合いが悪く、義母が海外旅行に旅立った朝、突発性難聴と、激しいパニック発作に襲われ、そこから約3年間 地獄の様な鬱と神経症との戦いの生活を送りました。 自殺未遂も重ね、強制入院もさせられていました。
素晴らしいお医者様に出会い、夫の助けもあり、服薬も減り、心も安定し、自分自身歳もとり、義母にもはっきり物が言えるようになった事で、同居による 辛さは消えました。
が、その後も、子供の進学問題、主人の自営業の金銭問題など、不安が募ると、何とか家事をこなした後は床に伏せると言う感じでした。
そんな時期も過ぎ、50を過ぎて 特に大きな問題もなく、友人や夫と出かけたり、旅行に行ったり、人からは楽しそうに見える様な生活をしています。
でも心の中はいつも、人への嫉妬や妬みでドロドロしていて、とても辛いです。
人のブランドバッグや、高価な物、その他お金に関わる生活の話、娘さんの結婚や出産、仲の良さなど、自分には無いもの全てが、羨ましいと言うより、憎しみにかわります。
決して自分も不幸ではないし、高価な物など欲しいわけでもないし、子供の結婚もしてもしなくてもいいのです。
そして、みんな家庭の悩みなどもあるのでひょうが、そういうマイナス面を考える事は出来ず、皆が私より裕福で悩みもなく幸せ=私は不幸せ、生きててもつまらない=早く死にたい
毎日、毎日 そんな憂鬱な気持ちで生きています。 いっそ仕事などやめて、人に会わなければ 楽なのに、経済的にもやめるわけにもいきません。 こんな醜い心が嫌で、色々な考え方なのど読んでみましたが、かわりません。 もうこのまま こんな醜い気持ちを抱えて生きて行くと思うと 泣けてきます。

感想1

投稿ありがとうございます。これまでしんどいこともありつつ、周りの助けなどもありながらなんとかあなたにとっては以前より辛さの少ない生活に落ち着いてきた今なのかなと想像しながら読みました。その中でも苦しいほどの嫉妬があるということでそれにはどんな理由や背景があるのだろうと想像しながら読みました。
気になったのは「人からは楽しそうに見える様な生活をしています」という言葉で、それがあなたの心情とあまりにも乖離しているように感じたからです。たとえば「友人や夫と出かけたり、旅行に行ったり」することはあなた自身にとっては楽しいできごとなのでしょうか。私は知人や友人と旅行に行って楽しいと思った経験もあれば、気疲れしてしまってどちらかというと辛い記憶の方が残った経験もあります。それはその時の相手によることもあれば自分の状況によることもあるし、そもそも出かけるのが好きな人もいればひとと出かけるのは負担が大きいと感じる人もいると思います。もちろん旅行に限らず、楽しみやすいこと、抵抗のあること、やりたいこと、やりたくないことは人それぞれです。「人からは楽しそうに見える」であろう生活自体も疲れたり嫌になったりすることもあるのではないだろうか…と気になりました。でも問題ないと周りにみなされそうであればあるほど、その中で苦しさがあることを見せることにうしろめたさや抵抗感を持つこともあるかもしれないとも想像しました。(想像で色々と書いてしまいましたが、違っていたらすみません)
「自分には無いもの全てが、羨ましいと言うより、憎しみにかわります」と書かれていたので、日々比較して憎しみと感じられるほどの嫉妬の感情を抱くのはとても苦しくて、その感情に振り回されてしまいそうだと思いました。「自分には無いもの全てが」と書いてありましたが、具体例を読むと、全てということもなさそうかな、と思いました。極端なことを言うと、たとえば鳥には翼があり、おそらくあなたには翼がないだろうと思うのですが、鳥一羽一羽を妬む気持ちにはならないのではないかと思いました。(私はあんなふうに空を飛んでみたいなと思うことがあります)あるいはこの国の官僚とか、総理大臣とかが持っていて、あなたが持っていない権限もたくさんありそうです。勝手な印象ではあるのですが、それもあなたには特に羨ましくもないものなのではないかと想像しています。そう考えるとむしろ、あなたにとって似ているところがある、同じであるはずと感じるような人に対して苦しいほどの嫉妬を感じることが多い、ということもあるのかなと思いましたがどうでしょうか。
あなた自身もあなたの気持ちに不可解に感じるところもあるのかなと思います。読んでいて、あなたにとっては他者がとても影響力の大きい、無視しようのないものとしてずっと感じられているのかなということです。また、世の中的にいいとされることや価値などを強く教わって吸収してきたというところもあるのかなとも思いました。それは高価なものなどの具体的なものへの価値というより、「このように生活することが人の幸せなのだ」というような価値観なのかなと思いました。あなた自身も書いているように、人から楽しそうに見えたとしてもあなたが辛さを感じていることは事実だし、「裕福」や「悩みがない」と見える状態にいる人が幸せとも限らないのですが、あなたの中では無意識にそれらが一つの塊のように結びついていきやすいのかなと想像しました。
仕事で人と関わることも多いと、比べることから距離を置くのも簡単ではないかもしれませんが、あなたが他者抜きに自分にとってリラックスできる時間の過ごし方や楽しめることなどがあるといいなと思いました。

感想2

強くそう思っていることは確かなのに、とてもそう思っているとは周囲には言えない…そんな素直な感情を書いてくれたのでしょうか。確かに思っているけれど、周囲には言えない(言ってはいけない)感情をあなたは醜い感情と表現していました。そういう意味では、私も醜い感情を持っていると思います。外には出さないけれど、自分の中で渦巻く本音のような湧き上がる感情、社会的によろしくないとわかっているけれど、そう思ってしまうことはあると思います。おそらく、多くの人はそうした醜い感情を持っているのではないかと推測します。それだけ密かに心の中で外には出せないような感情を抱くことはとても自然なことだとは思います。
そうはいっても、あなたの経験談を読んで、あなたが苦しんでいるのは醜い感情そのものよりも、醜い感情があなたを支配していることなのではないかと感じました。今不幸でもないし、高価な物がほしいわけでもなく、子どもたちが結婚してもしなくてもいいと心から思っているのに、嫉妬や恨みの感情が湧き上がってきてしまい、そんな感情を抱いてること自体も自分では受け入れ難く、自分への否定の気持ちが強まり、苦しむ様子が浮かんできました。
ただ、私が思ったのは自然に湧き上がる感情の存在には必ずそれ相応の理由があるということです。そして、その理由は今というより過去にある場合も多くありますし、いろいろな事情が絡み合って「〇〇だから」ときれいに説明できるものではないのではないかと思いました。前半に書かれていた義母との関係は相当に苦しい経験だったと想像していますし、自殺未遂や入院生活についても、心も体も闘い続けていたのではないかと想像します。医師との出会いや周囲のサポート、そして何よりあなた自身の力により回復し、日常を穏やかに過ごすことができるようになったとのことですが、あなたが受け入れてきた負担がまだ深いところで眠っているものもあるのではないかと思いました。
私は苦しい経験を経て回復しようとする人たちのお手伝いをすることがあるのですが、安定してきたと思った時に違う形で新たな苦しみに直面する場面を見てきました。当事者も私もせっかく落ち着いてきたのに…という気持ちになるのですが、よく考えると「安定をしてからこそ」出てくることで、これは回復してきた証拠なのだと確認し合うことがあります。あなたの苦しみがそれと同じようなことなのかは分からないのですが、醜い感情があなたの今の日常を守っている側面があるようにも思えたので、お伝えしました。
私はあなたの中に何かを羨んだり、恨む気持ちがあることをそのまま受け止めたいと思います。そして、それが何かの拍子で湧き上がってしまっていることにも合理的な理由があるのだろうと思います。周囲の様子を見聞きすることがきっかけになっているようですが、きっと自分の心と折り合いをつける方法を探っているのではないかと私は感じました。(全然見当違いの理解だったらすみません)
投稿、ありがとうございました。

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