経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

嫌いになりきれない

嫌いな人を嫌いになりきれない
嫌いって思ってもその人のいいところを勝手に見つけて好きになっちゃう
その時にこの人死んでほしいって思ってもほんとに死んじゃったらすごく泣くと思うし死んでほしいって思ったことを後悔すると思う
この人はいい人なんだって信じて裏切られて傷つくの繰り返し。
人のいいところに目を向けられるのはいいことのはずなのに自分の長所で苦しんでる
どうしたらいいのかわからない

感想1

投稿ありがとうございます。あなたの気持ちやあなたが見ている光景を想像しながら、何度も読ませていただきました。
相手の人はあなたにとって、良くも悪くも大きな存在なのですね。
嫌いな人を嫌いになりきれない、と初めに書かれていますが、本音のところでは、好きな人を嫌いになりきれないということなのかな、と私は感じました。
嫌いだと思う気持ちと、それでも好きだと思える理由を探してしまう、そして、現実の相手はあなたが描く相手とは違っている…。嫌いなら嫌いとすっきりと思えたらどんなに楽になれるだろう、という思いが繰り返し込み上げてくるのかなと想像しています。
相手を好きになってしまうと、あなたの生活や人生に悪影響が出てしまうから「好きになってはいけない」と頑張ってみるけれども、それでもあなたは相手の中に何か人間的な温かみを感じてしまうのかもしれません。
あなたはもう相手のことを何百何千回も検証してきたのだろうと思いますが…、それでも私が気になったのは、実際に相手がそのように人間的に魅力的な人物なのか、あなたが相手にそのような人物であってほしいと願って投影しているのか、どんな感じなんだろうということです。
相手が理想の人物ではないということをあなたは知りつつ、相手が理想的な人であるという証拠探しをしている(好きになろうとしている)ような印象も受けました。
実際には相手からは全然違うことをされて傷ついているなかで、なぜあなたは「この人はいい人なんだって信じ」たくなるのでしょうか。
何か信じておかないと崩れそうなあなたが、心の奥にぎゅっと縮こまっているのかな、と私は感じます。
もしそうだとしたら、あなたの心の奥底から、何か小さな声が延々とあなたの脳裏に届いているのかもしれません。
あなたが聞こえている声の片隅で、あなたが聞きたくない声もわずかに混じっているとしたら、どんな心の声が聞こえてきそうですか。

感想2

読んでいて、あなたは「誰かを嫌いになること」に対してセーブをかけているのかな…とまず率直に感じました。「誰かを嫌いになる」以前に、「誰かを嫌いになることを嫌っている」のでしょうか…(違うかもしれませんが汗)。ただ、学校でも「みんなで仲良くしよう」といったことを教えられる機会が多いと私は思います。なので、育ってきた社会の中で「人を嫌うことは良くない」「人のいいところを見たほうがいい」と、知らないうちに刷り込まれてきたのかな…とも私は思いましたし、自分にも思い当たる節があります。自分も小6のときの学級目標が「いつでも団結」でそれに素直に従っていましたし、当時はその目標にあんまり疑問を持たなかった覚えがあります。今となっては「その人に何か背景があるのかもしれないけど、私も人間だしクラスに苦手な人だっているよ…」って思うところですが…。
もちろん思ったことはそれだけではなくて、あなたは人というものに対して好意的な気持ちを持っているのかな…とも私は思いました。それが「また、人を信じてみよう」っていう回復力にもなっているのかも…と感じましたし、そこからあなたという人間の今の在り方が垣間見えるように思えました。
あなたは最後に「どうしたらいいのかわからない」と書いていますね。自分の理想と自分の実際の気持ちのギャップに苦しんでいる光景が浮かびました。私は「どうしたらいい」ではなく、「どうしたい」というあなたの気持ちを聞いてみたいと思いました。タイトルも「嫌いになりきれない」というものですが、「嫌いになりたいのに、嫌いになりきれない」なのか、「好きでいたいし、嫌いになりきれない」のか、はたまたそれ以外なのか……気になりました。経験談を投稿してくださり、ありがとうございました。

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