経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

[あなたならできる]のプレッシャー

私は高校3年生世間で言う受験生です。毎日、大学進学を目指して勉強に取り組んでいます。でも正直今の状態で大学に進学したくないです。大学に行く前に消えたいです。高校では成績は常に上位層にいて周りからは[やっぱり頭いいんじゃん]とか[君なら絶対𓏸𓏸大学受かるよ]って言われていてもしその期待に応えられなかったら、大学に落ちたらって毎日自分のためじゃなくて大人のために勉強をする自分にすごく嫌になります。これだったら成績が普通でみんなから過度な期待をされず自分のために勉強ができるそんな人生を送りたかったです。それに自分にも悩みがあるのに[いつもふわふわって生きてて頭も良くて悩みなんてないよね]って言われて誰かに助けてなんて言えなくて誰にもバレないように自傷行為を繰り返すそんな日々です。今、自傷行為をしている自分がホントの自分の姿なんだって知って欲しいのに人前では完璧でいないとみんなからの印象が変わってしまうからそんな1面見せられなくて常に私の隣にいるのは消えたいっていう気持ちです。もっと誰にも期待されず気楽に自分の人生を歩めるそんな人間になりたかった。今では自分の中に自分じゃない誰かがいてその人物にだけはホントの姿を見せられています。学校に着けばみんなに課題の答えを移されてその解答が違った時にはキツい目でこちらを見られて、ふと思ったんです。私はロボットになればいいんだってそしたら感情を感じないってけどそう思った途端涙が止まらなかったです。初めて人前で泣いて人前で倒れて先生達にも[どうしたんだ?]って聞かれて素直に答えようと思ってもここは強くいないといけないんだって思って、疲れてただけですよって言って逃げました。もうこんな自分とはサヨナラをしたいです。受験なんてしたくない。また誰かに期待をされて生きていたくない。自由に自分の人生を歩みたい。

感想1

投稿ありがとうございます。

高校受験・大学受験ともに苦痛だった私にとってあなたの経験談は、自身を重ねながら読め、かつ、私の「苦痛」の部分を代弁してくれたかのような気がして、読んでいて勝手ながらそのことに感謝したい気持ちになりました。私にとって受験勉強が苦痛だったのはあなたの言葉を借りれば「自分のためじゃなくて大人のために勉強」をしていたからであり、そうしないと「期待」を裏切ってしまいそうで怖いし、弱さを見せるのも嫌であったがゆえに「悩みなんて」なさそうに日々取り組んでいたからのような気がします。そして、私も「自分のために」勉強(に限らず)ができることを望んでいたのだなと、あなたの投稿を読んで気づかされたところでした。気づかされたと書いたように、高校受験の時はもちろん大学受験の時も(というか、あなたの経験談を読むまで)「苦痛」の理由を言語化できずにいたので、あなたがこうして言語化していることに対して大変興味深く思いました。ひとりで必死に考え続けてきたからということかとは思いますが、あなたがどのように分析をし、言語化するに至ったのか、いつか聞いてみたいなと感じています。とはいえ、そのような力があっても(むしろあるからかもしれません)今のあなたが苦しんでいるということは変わらないと思うので、「ホントの自分の姿」でいられる時間や場はどうしたらできるのだろうかと考えたくなっています。私も「弱さを見せたくなかった」と書きましたが、あなたが「強くいないといけない」と思うことや、そう思わされる学校環境・社会についても(「自由」についても)よければいつか一緒に考えられたらなと感じています。よかったらまた書きに来てください。

感想2

経験談への投稿ありがとうございます。
経験談を読ませていただいて、私には投稿者さんが一人で、ギリギリのところで耐えている姿が思い浮かびました。私自身は相手の求める自分を演じていると、本当の自分はどれなのか不安になり、急に一人ぼっちになってしまうような感覚があります。
投稿を読んでいて、私も自傷行為をした経験があったことを思い出しました(当時の自分は自傷行為と認識していませんでした)。当時は自分が自分であるために行なっていて、自分にとっては意味のある行動だったのだと思っています。
感想を書いている私があなたの側で出来る事は少ないのかもしれないけれど、「大学に行く前に消えたい」あなたや「自傷行為をしている自分がホントの自分の姿なんだって知って欲しい」あなた、「もうこんな自分とはサヨナラをしたい」あなた、「受験なんてしたくない。また誰かに期待をされて生きていたくない」あなた、「自由に自分の人生を歩みたい」あなた、色んなあなたを肯定したいと思った。現実世界が一気に変わることは難しいと思うから、この文章の中だけでも等身大のあなたの側にいられたらと私は思いました。
最後に、ゆっくり休める時には休んで欲しいし泣ける時には泣いてほしい、自分が自分にとって一番優しくあってほしいと私は思います。

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