経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

死にたい心と死ねない体

高3の9月でコロナにかかった。
総合型入試だから志望理由書や事前課題がある。志望理由書は書けていたけど事前課題がまだだった。コロナで1週間なにも出来ずに今週が提出締め切り。もう間に合わない。
推薦もとれないし一般でいけるほど勉強のストックもない。まさかこんなことになるとは思っておらず他のところは考えてもいなかった。二の矢三の矢を用意していなかった自分も悪いけど、これからの展望が一瞬で見えなくなった。
もう死んで楽になるしかない。そう思って家にあったロープをドアノブに巻いた。今日で3回首を通した。でもどうしようもないモヤモヤに襲われて立ってしまう。多分体が死にたくないんだろう。心はこんなに限界なのに。
体も死にたいと思うほどに苦悩するしかないのか。無理矢理にでも体を動かして死ぬしかないのか。わからない。
親にも先生にも相談できていない。したいと思ってはいるけど口にできない。なぜかはこれもわからない。
後数週間悩み続ければ何か変わるかもしれないけど、これ以上この苦しみを味わいたくない。
ネットを彷徨ってもどこもかしこも見たことのある定型文。休息が必要だとか、誰かに相談しろだとか、できたらこうはなっていない。できるやつはこうはならんだろう。
別に友達はたくさんいる。親も優しい。先生も良い人だ。いじめもないし、性別がどうとか障害がどうとかはこれまでの人生で経験してない。ただ普通に生きてきて、幸せだったはずなのに、今はただただ悩み続ける日々。
とにかく死にたい。でも死ねない。楽になりたい。でも楽になれない。学校を休んで今日で2日目。どれだけ現実から逃げてもふとした時に思い出す。こんな日々はもうたくさんだ。

感想1

大学受験ですべてが決まるわけではないし、他の選択肢を検討する余地はいくらでもあって、人生は長い。
今、一応社会人として働いている私はそう感じますが、でも高校生当時のことを思い出すと、どうしてもお先真っ暗としか考えられないような感覚や、苦しみから逃れたくなる気持ち、とてもよくわかるなと思いながら読ませていただきました。
(それが良い・悪いという話ではなく、ただ純粋に)高3にとっての大学受験・進路に関することを重んじる気持ちや、志望校や将来のイメージを絞ったらそこに1点集中で向かうような思考は、とても自然なものと思います。投稿者さんの中で占める割合が大きいからこそ、書いてくださったくらいの苦しみと死にたさを、投稿者さんが感じているのだろうなと想像しました。
また、勝手な想像にはなりますが、もしかして(少なくとも自覚的には)初めて味わった挫折だったりするのかな…とも感じました。そうだとしたら、経験談を書いてくださったタイミングは、暗闇の真っ只中だろうなあとも思いました。
もし、この感想が届く時、あなたの心境や状況に何か変化があれば、教えてほしいですし、(人に相談して苦しみを取り除いてもらえるかは微妙ですが)この経験談の投稿と感想のやりとりを通じて、自分の気持ちを誰かと一緒に取り扱うのは案外悪くないなと思ってもらえたら、死にトリや、相談先とつながってみてほしいです。投稿ありがとうございました。

感想2

あなたが書いている「休息が必要だとか、誰かに相談しろだとか、できたらこうはなっていない。できるやつはこうはならんだろう。」という言葉にとても頷けてしまうので、その気持ち(この世の真実と呼んでもいいかも)に向き合って感想を書きたいと思っています。ただし、きちんとできるのか自信はありません。
大学受験がすべてじゃないよ、というのは実体験としては言えますが(自分は学歴なしで結構生きてこれました)、あなたとわたしの事情は違うし、たぶん話のポイントは「大学受験が実際にどこまで大切か」よりも、「それで全てが終わりのように感じられる」方だと思っています。
相談できないのは、相談しても「本当に言いたいことは伝えられない」と感じているからかも…?と、わたしは感覚的に思いました。もし思っていることが伝えられないのなら、言葉にするだけむしろ傷つき、孤独に落ちていくかな、わたしは感じるので。
とくに人生に問題はなかったし幸せだったはずなのに、というようなことをあなたは書いていますが、それは(おそらく)本当の気持ちであると同時に、それだけが本当の気持ちではないのではないか…?とも感じています。
ただ、どれもあくまでわたしの感覚的な考え(という表現は矛盾している…?けど一番しっくりくるので使っちゃいます)なので、全然違ったらすみません。
経験談の投稿、ありがとうございました。

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