経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

ネット上での私の死

昔大学で孤立して、その寂しさからTwitterに依存していました。同じ大学の人を中心にフォローしているアカウントを持っていました。
女性だったせいか、それなりに人気があって、中には私のファンだと言ってくれる人もいました。
ある日、仲が良いユーザーA君のツイキャス(音声のライブ配信)を聴きながらチャットに参加していた時のこと。
途中からチャットに参加してきたBさんに対して、A君が「〇〇(私のハンドルネーム)がBの悪口を言ってたよ」と言いました。
実際は、私は一切悪口なんて言っていませんでした。それなのに、私はジョークかと思い
「年下は気に入らんw」とふざけてコメントしてしまいました。多分誰にも分かってもらえませんが、本当に私はジョークで言ったつもりでした。
すると、Bさんは私が悪口を言っていたというA君の嘘を信じてしまい、Twitterをブロックされてしまいました。

そういえば私は昔から、空気が読めないところがあったのでした。私は口下手で、立ち回りが下手で、いつも孤立していて。そんな私でも、ネットには居場所が出来たと思って喜んでいたのですが、そこに待っていたのは現実世界と同じくらいドロドロとした人間たちの世界でした。どうやら私には、人の心が理解できないようです。

あれから2年以上経ちますが、嘘つきA君とBさんは今も仲が良いままです。嘘つきに信用で負ける正直者。こんなお笑いみたいなことって起きるんだなと、ショックでした。
私が大好きだったTwitterの仲良しグループには、A君とBさんが入っているので、私は居づらくなって抜けました。
その後一年くらいは、そのアカウントを継続していました。A君やBさんとは共通のネット友達が多いので、忘れようとしても名前が目に入ってきます。私は孤立して精神を病んでしまい、一部のフォロワーから心配されるようになりました。そんな自分が情けなくて、私はとうとうそのアカウントを消しました。
現在私は、現実世界にもネットにも、本当に1人も友達がいません。私はこの広い世界に1人なんです。虚しいです。
A君がついた嘘のせいで。嘘つきのA君は今も楽しくTwitterをしていて、羨ましいです。嘘をついてもいいんだ。神様はいないんだな。そう思います。
そして、そんな私は人の心が理解できない欠陥品なんだな。この世界に味方はいないんです。1人もいません。神様はいないというのに、私にだけはバチが当たったのでしょうか。

このTwitterでの出来事は、今でも頻繁にフラッシュバックします。本当は仲良くなりたかった。私はどこの世界でも仲間にしてもらえませんでした。
ここに書くことで、一歩を踏み出せたら。そんな思いで書かせていただきました。

感想1

私はTwitterのことはあまり詳しくないのですが、いろいろと大変そうだと思いました。なぜなら、直接会ったり話したりしているわけではないので、冗談が通じにくかったり、相手の思惑や意図が表情や雰囲気から読み取るのが難しく、あなたの経験したような行き違いや憶測などで物事が進んでいきそうに思ったからです。
そして逆に、関わりが終わってからもアカウントという形で姿が見えてしまうというのも大変そうだと思いました。リアルなところでは、グループから抜けて活動に行かなくなったら顔を合わせることもないけれど、日常的に動向がわかってしまうのですね。気にしようと思わなくても、気になってしまうのが想像できます。
今は、世界に味方が誰もいないと思う気持ちがあるかもしれませんが、あなたのまだ出会っていない人たちの中には味方はたくさんいるのではないかと思いました。世界はきっと、もっと広いです。こうして死にトリに来てくれたのと同じように、新しい世界に踏み出してもらいたいと思います。

感想2

経験談の投稿ありがとうございます。読ませていただいて思ったのはSNSを通じたコミュニケーションはなんて複雑で難しいのだろうということです。
自分の気持ちや他者との距離感が伝わりにくいSNSだからこそ、言えることだったり、楽しめる機会もある一方、今回のあなたのように苦しむこともあるのだろうと感じました。
嘘はいけないことです。けれど、コミュニケーションの場では自分の本音を重要にするのではなく、いかに周りと仲良くするのかに重きを置くことも多いのだろうと感じています。
あなたは嘘に傷ついた分だけ、自分の本音を大事にしてもらえたらと感じました。そして、本当は仲良くなりたかったという気持ちを大事にしてもらい、一歩踏み出した先ではその場のノリ等ではなく、自分の本音を大切にしたコミュニケーションを大切にしてほしいです。

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